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登録日:2012/10/29 (月) 04 48 34 更新日:2023/01/09 Mon 12 01 18NEW! 所要時間:約 12 分で読めます ▽タグ一覧 Ⅳ号戦車 ガルパン ガールズ&パンツァー ドイツ ナチス ワークホース 兵器 戦車 第二次世界大戦 軍事 軍馬 陸軍 黒騎士物語 IV号戦車とは、ナチスドイツ軍で使用された戦車である。 ▽目次 概要 開発経緯 特徴 実戦での活躍 バリエーション 各種メディアでの活躍 概要 制式名称はPanzer kampf wagen IV。 制式番号はA型~F型はSd.Kfz.161、G型はSd.Kfz.161/1、H型~J型はSd.Kfz.161/2である。 対空戦車や指揮戦車を除く派生型にはSd.Kfz.162~167のナンバーが与えられた。 開発時の秘匿名称は大隊指揮車両(BW=Bataillonsführerwagen)だった。 ティーガーやパンターのような愛称も無く、知名度も低いが第二次世界大戦を通して戦場にあり続けた、兵士から最も身近だったと言える名戦車。 最後まで装甲防御力の不足に泣かされたが、傾斜装甲の導入は量産体制の都合、砲塔再設計による増厚は時期的な問題から実施されなかった(*1)。 開発経緯 ナチスがドイツの政権を取る前から、軍部は密かに新型戦車の開発をしていた。 しかし、これらは重すぎたり信頼性が無かったりと問題があった。 そこへ、グデーリアン(構想段階や開発要求時の階級は佐官で、最終的には上級大将まで昇進)から戦車の開発要望が来る。 グデーリアン「電撃戦のために新しい戦車が必要だ」 開発局「頑張ります」 …と言うわけで、ドイツ陸軍の主力となるべき戦車が、2つ開発されることになった。 III号戦車とIV号戦車である。 IV号戦車は、III号戦車を火力支援する為の「随伴戦車」として開発された。 III号を主人公とするなら、それを常にサポートする名脇役とか、親友とか、幼なじみと言ったところだろう。 WWII初期の機甲戦における弾丸陣/楔形隊形(パンツァー・カイル)を形成した際の第一陣では、主力のIII号戦車やチェコ製の35(t)/38(t)戦車が先頭、補助のII号戦車とI号戦車が側面に就き、IV号戦車は工兵や砲兵の前進観測班及び空軍の前線航空管制班とともに中央へ配置されて、榴弾で戦車の敵となる対戦車ライフルや対戦車砲が配置された防御陣地(パックフロント)を制圧したり、徹甲榴弾で対戦車戦闘の援護を図り、機動打撃時における障害の排除に務めたのである。 第二陣の自動車化歩兵(装甲擲弾兵)と行動を共にする事もあったせいか歩兵直協戦車と解説される場合もあるが、一時的な任務に過ぎず本業ではない。 そもそも歩兵直協用には突撃砲が開発されており、戦車とは役割分担している(*2)。 III号戦車「こんな挑発に乗っちゃいけない…うおおおおお!」 IV号「ちょっと!一人で突出しないで、って言ったでしょ!!…し、仕方ないわね!」 私もIV号に夜まで随伴……おや、お寺の卍みたいな旗を持った人が家の外に… ちなみに帝国陸軍でも同種の構想はあり、長砲身中口径砲搭載の中戦車と短砲身大口径砲搭載の砲戦車を戦車連隊に配備して運用する筈だった。 チハの後継である47mm砲搭載中戦車チヘ(後の一式中戦車で、更に三式中戦車チヌへ発展)と75mm砲搭載砲戦車ホイ(後の二式砲戦車)、57mm砲搭載中戦車チト(後に75mm砲搭載の四式中戦車へ発展)と75mm/105mm砲搭載砲戦車ホチ(開発中止)といった具合にである。 諸事情で実現しなかったが。 特徴 そういうわけで、IV号戦車はIII号戦車に比べ火力が強化されている。 Stummel(切り株)と称される程の短砲身ながらも、榴弾の炸薬量がM4中戦車や三式中戦車の同口径砲よりも多かった7.5cm KwK(L/24)を搭載していた(*3)。 徹甲榴弾でも炸薬が多目で、特火点(トーチカ)(コンクリート堡塁)や装甲掩蓋(ケースメート)に対する破甲榴弾としても使用されている。 よく誤解されがちだが対戦車戦闘も最初から考慮されており、当時の戦車戦としては標準的な中距離以内であれば十分な貫通力を有している(*4)。 対戦車戦闘のメインはあくまでもIII号戦車だったが、自衛や援護程度の任務は十分に果たせたのである。 とはいえWWII勃発前から仮想敵の仏軍重戦車に対する貫徹力不足が懸念された事も事実で、IV号戦車用として34.5口径砲が試作されている(*5)。 もっとも後に生じたある出来事が原因で量産に移されなかった。 最高速度は約40km/h(A型は35km/h、H型とJ型は38km/h)。 リーフ・スプリングボギー式サスペンションを使っており、III号戦車のトーションバー式に機動力や乗り心地こそ劣るが整備性は良好だった。 実は軍兵器局がトーションバー方式の採用を迫っていたが、クルップ社の拒絶と緊急生産の必要性により断念した経緯がある。 VK20.01(K)の初期設計では、トーションバーサスペンションとオーバーラップの転輪配置だったので、何らかの技術的な問題もあったのかもしれない。 また、地味であるが砲塔とターレットリング(砲塔を車体にはめ込む穴)が大きめで車長、 射手、装填手の三人が入れた。 当時は一人か二人用の小型砲塔が多かった事を考えると珍しい。 これで車長が状況判断をし易くなり、車内での連携、更に他の車両との連携が取りやすくなった。 「電撃戦」という連携が重要視される戦略化では、無視できない点である。 また、ターレットリングの大きさは後に大きな影響を与えることになる。 実戦での活躍 1936年にA型が制式採用、その後エンジンを換装して装甲も若干強化したB型/C型、1939年にはD型の量産が開始されたが、戦時体制の立ち遅れと戦車部隊の拡張が祟って戦前に構想していた編制に必要な編成需要を満たす事は出来なかった(*6)。 英仏を大陸から追い出すと、戦いの舞台は北アフリカ、東部戦線へと移る。 IV号戦車はE型、F型となり、III号戦車と共に戦うが、東部戦線でドイツ軍に激震が走った。 パンターなどの項目を見てくれている察しのよいウィキ篭もり諸君なら分かるだろう。 ソビエトの救世主、T-34中戦車である。 この戦車はIII号戦車、IV号戦車の両方に火力、装甲、機動力全てで勝っていた。 独ソ戦以降損害が激化したドイツ陸軍にとっては死活問題で、パンターなどの新型戦車や強力な対戦車兵器の開発を余儀なくされた。 T-34対策は、IV号戦車と後に戦車部隊へも配備される事となるIII号突撃砲にも施された。 IV号戦車は以前から武装強化が検討されていて、60口径5cm砲や前述の34.5口径7.5cm砲に換装する予定だったが、いずれも威力不足で新型砲(7.5cm KwK 40)の開発が決定し、徹甲榴弾も炸薬減と引き替えに硬度を増したPzgr.39に変更された。 F型に43口径7.5cm砲を搭載したF2型(後日G型に編入)や生産途上で48口径7.5cm砲に切り替えられたG型が生産され、 T-34や1942年秋以降に対峙する事となったM4中戦車シャーマンにも対抗可能となった(*7)。 しかし、これがIV号戦車の大きな転換点になった。 開戦当初から共に戦ってきたIII号戦車が、ここでリタイアしたのである。 III号戦車はターレットリングが小さいため、全周旋回砲塔に43乃至48口径7.5cm砲は装備できなかった(*8)。 既存の5cm砲では高速徹甲弾のPzgr.40を用いてもT-34に対抗することはできない…。 帝国陸軍の穿孔榴弾ことタ弾の元にもなった成形炸薬弾のGr.38シリーズ(*9)を使用すればN型の24口径7.5cm砲でも対抗できなくはないが、長砲身砲程の有効距離や命中精度は望めず、貫徹後の破壊効果も徹甲榴弾に劣る事から撃破しても回収された場合は復帰される可能性も高かった。 このIII号戦車の脱落により、IV号戦車は数的にも主力戦車として装甲師団の主力を担うことになったのである。 その後、次期主力戦車としてパンターが開発されるが、全ての工場をパンター生産に移行させるほど、ドイツには余裕が無かった。 IV号戦車はH型、J型へと改良されつつ、終戦の5月8日までナチスドイツと共に終末へ向かったのである。 ちなみに脱出口は乗員の数より多かった。 一応おかしいことではない。 バリエーション A型 プロトタイプの先行量産型。 正面装甲でも20mmと小銃弾を弾く程度しか装甲が無かったが、この頃から砲塔バスケットを採用していた。 35両が作られ、ソ連侵攻時までこき使われた。 B型/C型 正面装甲を30mmまで強化したり、エンジンをマイバッハHL120に替えたりと色々改良したタイプ。 同じC型でも細部が違ったりするので区別しにくい。 このエンジンがかなりの傑作で、A型より重くなったのに最高速度が上がったりした。 ちなみにB型では車体機関銃が一端廃止されたが、C型で復活している。 地味な改良などはあったが、IV号戦車はずっとこのエンジンで戦う事になる。 170両程生産され、ノルマンディー上陸までこき使わry D型 側面装甲が15mmから20mmに。 それでも装甲不足で後々増加装甲を取り付けられた。 本格的に量産され始めた型で、生産数は230両程。 大戦末期には長砲身7.5cm砲を装備したりと最後までこき使ry E型 装甲厚が最大30mmから50mmに。 これも増加装甲を取り付けられたりした。 アフリカ戦線、東部戦線初期での主力。 生産数は220両程。 F型 車体その物を見直し、根本的に大規模改修がされた。 正面装甲は50mm、側面装甲は30mmとなっている。 重量増加による接地圧悪化に備えて、履帯も大きめなっている。 最後の短砲身型である。 生産数は393両。 F2型 ヒトラーの要求でG型で導入される予定だった43口径75mm砲を前倒しして装備したF型。 F型393両の内、175両がこれで、F1型から改造された25両も加わったが、1942年中にG型へ編入された。 僅か9両のF2型が、アフリカ戦線で大暴れし、「人IV(読ん)で、マークフォー・スペシャル!」 でも最終的には70両程しかアフリカでは暴れられなかった。 アフリカ戦線からドイツは撤退し、逆に東部戦線は激化していく。 G型 当初から43口径7.5cm砲を武装した型。 これも生産途中でよく改良された。 1943年から48口径7.5cm砲に強化されたり、 「シュルツェン」と呼ばれる対戦車ライフル用の付加装甲(*10)が取り付けられたり、車体前面に30mmの増加装甲が取り付けられたり。 III号戦車が脱落した影響で増産され、生産数は約2,000両。 H型 車体前面装甲を一枚板の80mmにして、新型の変速機も乗っけた。 航空機の機関砲掃射対策で砲塔上面の装甲を増厚したが、曲射弾道の大口径榴弾が直撃した場合はまだ貫通されるおそれがあった。 ゴムの節約から転輪を全金属にしたりとこれも細かい改修が多かった。 重量は25トンに達し、最高速度が低下している(整地40km/h→38kn/h、不整地19km/h→16km/h)。 2,300両程が生産されたが、途中で対空戦車や突撃砲に改造されたりした。 ドイツの切迫感が伝わってくる。 余談だが、シュルツェンを装備したG型やH型は、ティーガーによく誤認されて敵兵をビビらせたとか。 ティーガーがどれほど怖れられたか分かる話である。 なお戦闘室前面装甲板の傾斜化と側面装甲増厚による装甲強化等を図った改修案もあったが、作業工程の変更に伴う一時的な生産量の減少が生じる事から見送られている。 J型 生産性の向上の為、無駄を省き簡略化したもの。 発電用の補助エンジンや、マフラーの消音機能が無くなった。 またエンジンが回転数を上げたHL120TRM112に変更されている。 砲塔の回転も手動と不便になったが、装填手と協力した場合は以前よりも旋回速度が向上し、車体が傾いた状態の旋回も容易になったという。 燃料タンクの増設により、航続距離が整地では210kmから320km、不整地では130kmから210kmに延長されている。 また、シュルツェンがノーマ・シールド(*11)と言う金網状の物に変更された。 生産数は約3,000両で最多。 IV号戦車がIII号戦車と違い、終戦まで戦えたのは「拡張性」があったからだろう。 未来を見据えて長く使える事、それも優秀な兵器の重要な要素だろう。 各種メディアでの活躍 長い間ドイツ陸軍を支え続けた軍馬ではあるが、映画やゲーム等ではV号、VI号の影に隠れ気味。 登場したとしても前記車両への橋渡し的な所謂「前期主役メカ」的な扱いが多い…と割と不遇な位置にある。 『マジンガーZ』のOPにちらりと登場している事はしばしばネタになる。 もしかしたらこれが本邦初の「アニメに登場したIV号戦車」かも知れない。 『ガールズ&パンツァー』では主役メンバーである「あんこうチーム」の戦車として抜擢された事で一躍有名になった。 同アニメでは自動車部の協力を得て、D型→D型改(F2型仕様)→D型改(H型仕様)と段階的に改修・改造されている。 武装のみならず、装甲、各種パーツにまで手が入っており、性能面では各バージョンと同等の性能を持つとか… 自動車部、パねぇ。 この項目も改良の余地があります。 追記・修正をお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 公式の愛称では無いが、「軍馬」の名で慕われていた -- 名無しさん (2013-07-08 15 10 24) ドイツ装甲師団の主力はどう見てもコイツ -- 名無しさん (2014-03-26 10 46 46) T34が第二次世界大戦最高の戦車だとするなら、コイツははかなり僅差での2位だな -- 名無しさん (2014-03-26 10 56 06) ドイツは戦中を通して戦車不足だったため内容を書き替えた -- 名無しさん (2014-11-06 09 57 00) なんで兵器解説のページはホモなんですかねぇ -- 名無しさん (2014-12-18 17 24 19) IV号って史実では採用されなかったロマン溢れる発展プランがあったけど、パンターあるならそりゃいらんよなと思った。あっちはまだ改良の余地あったし -- 名無しさん (2015-02-14 14 27 42) ガンダムで例えるならストライクガンダムっぽいな、拡張性的な意味で -- 名無しさん (2015-04-04 20 53 56) ドイツの機動兵器ではFw190と並んで好きな機体。どっちも軍馬に喩えられているというのがまたいい -- 名無しさん (2015-12-19 15 42 20) いや、ガンダム的にいうならズバリ「ザク」でしょ。初期から終戦まで多数のバリエーションを産みながら戦い抜いた軍馬的存在だし -- 名無しさん (2016-02-13 23 09 28) 説明のIII号に霧がかかってんな・・・ -- 名無しさん (2016-07-05 09 46 08) いや、幼馴染は絶対に違う; 萌えを持ち込むなど、誇り高きナチスドイツ軍の皆さんがお怒りになるぞ。 -- 名無しさん (2016-12-29 13 23 36) ティーガーフィーベルが取説に出てくる国の戦車に何を言っとるのかね?過去を美化したくなる気持ちはわからんではないが、誇り高きナチスドイツ軍の皆さんも当時の普通の若者だしおっさんだ。 -- 名無しさん (2017-01-14 13 05 55) あんなに早い時代にこれを作れたという衝撃と、これを最後まで主力にしなければならなかったという悲しみの、二面性を持った名戦車だよな -- 名無しさん (2018-06-14 19 05 03) ↑13 という資料を時々見るけど、「ワークホース」の意味を勘違いしたことから来る誤解じゃないかな。他の有名ドイツ戦車に豹だの虎だの鼠だのといった通称があるのも誤解に拍車をかけたに違いない。 -- 名無しさん (2018-06-26 15 05 25) ↑文字通り -- 名無しさん (2018-06-26 15 54 26) 「ワークホース」の意味で「軍馬」と呼ばれたんだよ。パンターとかとは意味が違う。 -- 名無しさん (2018-06-26 15 55 19) 名前 コメント
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▼M48A5K ■M48A5K性能緒元 重量 48.5t 全長 9.306m 全幅 3.63m 全高 3.086m エンジン コンチネンタル AVDS-1790-2D 空冷ディーゼル 750hp 最高速度 48.2km/h 航続距離 499km 武装 M68 51口径105mmライフル砲×1(54発) 12.7mm重機関銃×1(3,000発) 7.62mm機関銃×2(10,000発) 装甲 13~120mm 乗員 4名(車長、砲手、装填手、操縦手) ▼M48A3K ■M48A3K性能緒元 重量 48.5トン 全長 8.69m 全幅 3.63m 全高 3.239m エンジン コンチネンタル AVDS-1790-2 空冷ディーゼル 750hp 最高速度 48.2km/h 航続距離 463km 武装 M41 53口径90mmライフル砲×1(62発) 12.7mm重機関銃×1(630発) 7.62mm機関銃×2(6,000発) 装甲 13~120mm 乗員 4名(車長、砲手、装填手、操縦手) M48戦車はステレオ式測距器に致命的欠陥を持っていたM47に替わる新しい戦後型中戦車として、米クライスラー社によって開発された。開発が始まったのは1950年10月から(当初はデトロイト戦車工廠で行われた)で、早くも翌年の1951年12月には試作1号車が完成した。当時は朝鮮戦争の真っ只中にあり、アメリカ陸軍はこの新型中戦車に大きな期待を寄せ、試作車完成を待たずにゼネラル・モータース社とフォード社に対して生産準備を命じた。量産1号車は1952年7月に完成し、1954年5月にM48として制式化された。愛称は「パットン」。M48は1975年の生産終了まで各型や派生型を含め11,730輌が生産され、うち6,000輌が西側各国に輸出された。 M48の車体は防弾鋼の鋳造で製作されており、全体的に避弾傾始を考慮した形状になっている。また車体前面下部や底部は地雷の威力を低減させるため、舟形に溶接されている。車体内前部は操縦席で、中央は砲塔とバスケットがある戦闘室、その後方が機関室になっている。戦闘室と機械室の間には防火隔壁が設けられている。このレイアウトは続くM60戦車でも踏襲された。エンジンはM48A2型までAV-1790系のガソリン・エンジンが搭載されていたが、A3型以降はAVDS-1790系のディーゼル・エンジンが搭載されている。砲塔も車体と同じように避弾傾始を考慮した亀甲型で、防弾鋼の鋳造製。主砲はA3型までM41 48口径90mmライフル砲が搭載され、A4/A5型はイギリスが開発したL7系のM68 51口径105mmライフル砲が搭載された。M41 90mm砲は徹甲弾を用いた場合、射距離1,000mでRHA(Rolled Homogeneous Armor:均質圧延装甲)換算150mmの装甲板を貫徹でき、発射速度は毎分8~9発。またM68 105mm砲はAPDS弾(Armor Piercing Discarding Sabot:装弾筒付徹甲弾)を用いた場合、射距離1,000mで300mmの装甲板を貫徹でき、発射速度は毎分6~8発である。M47戦車で問題のあった測距器は発砲時の衝撃を避けるために砲塔中央部に装備され、A2型まではステレオ式のT46E1だったが、A3型以降は単眼合致式のM17が装備された。M17で得られた測距データは砲手若しくは車長によって弾道計算機に手動入力され、そこから射撃緒元が算出されて主砲の俯仰角度が調整される。 韓国は現在約1,000輌のM48系戦車(A2型240輌/A3型380輌/A5型470輌)を保有している。A2型は既に退役し予備として保管されているが、A3/A5型は今でも現役として2線級師団(予備役師団)の戦車大隊や海兵隊の戦車大隊に配備されている。韓国は1980年代にアメリカへM60戦車の購入を打診したが断られ、代わりにM48A5を提示されたという。韓国軍が使用しているA5型はK(Korea)の記号が付く通り韓国独自の改修が行われており、車体側面に装着されたサイド・スカートと新型射撃システムが特徴になっている。特に新型射撃システムは高性能の弾道計算機と風力などを測定する環境センサーから成っており、暗視装置との連動で夜間戦闘能力も有するなど大きく戦闘力を向上させている。これらの改修によりM48A5KはM60戦車にほぼ匹敵する性能を持っている。改修したのは現代精密工業(現在の現代ロテム)で、1985年のM48近代化計画に沿って行われた。A3型も砲は90mmライフル砲のままだが、射撃システム等の改修はA5型と同様に行われ、A3K型となっている。韓国軍の戦車兵によればM48はK1と比べ車内が広くて乗り心地が良く、小さな故障が頻繁に起こるK1よりも信頼性が高かったという。ただ車体や各部の老朽化は確実に進んでおり、古い車体はトーションバーがよく折れたそうだ。 ▼M48A5Kの後部。砲塔上の円筒は環境センサー。 ▼M48A5Kの上面。 ▼砲身を後ろに回し、ずらりと整列したM48A5K ▼演習中、発煙弾を発射するM48A5K ▼射撃訓練を行うM48A3K ▼ほぼ全車輌が退役したM48A2C 【関連項目】 M47戦車 【参考資料】 軍事研究(株ジャパン・ミリタリー・レビュー) 戦車名鑑-現用編-(後藤仁、伊吹竜太郎、真出好一/株式会社コーエー) Grobal Security PowerCorea 戦車研究室 韓国陸軍 韓国海兵隊 2009-03-04 00 24 16 (Wed)
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M3中戦車LEE スペック 車体長 5.64 m 全幅 2.72 m 全高 3.12 m 重量 26.0 t 懸架方式 垂直渦巻きスプリング・ボギー式(VVSS) 速度 整地 39 km/h 行動距離 193 km エンジン コンチネンタル R975-EC2 4ストローク空冷星形9気筒ガソリン 馬力 400 hp 車体装甲厚 前面 50 mm /側面 38 mm /後面 38 mm 砲塔装甲厚 前面 51 mm /側面 51 mm /後面 51 mm 武装 75mm Gun M2 APC貫徹力 65 mm@500m 装弾数 46 37mm Gun M3 APC貫徹力 48 mm@500m 装弾数 178 M1919A4-7.62 mm 機銃×3 WW2中に米軍で作られた戦車。「リー」はイギリス軍での愛称。 アメリカ軍には後のM26まで戦車に愛称をつける風習はなかった。 ちなみにイギリス向け仕様が「グラント」、米向け仕様が「リー」。 リーの砲塔が背が高くて気に入らなかったイギリス軍が、より低姿勢の砲塔に乗せ代えたのがグラント。 車長が無線機使えないと嫌だってんで砲塔の後ろを伸ばして無線機積んでるので これアメリカ南北戦争時の将軍の名前。wikipediaにも載ってる豆知識。 他にも細かく呼び名があったりするけど長いからググれ! ちなみにM3「軽」戦車ってのもあるけど別物だかんね! M4と似ていて、同時に幾つかのメーカーで生産したので、見かけだけ違うバリエーションがあるよ A2-A3(途中一時的にA5)とA4だけちょっと違うけど、ガルパンで出てくるのは無印っぽいね アンテナの付いてるところが違うけど。 タミヤのM3リーを改造して作る人は、あっちはM3A3なのでアニメ仕様にするにはあちこち改造する必要があるよ。 車名 車体の作り方 エンジン M3 リベット留め Wright Continental R-975 M3A1 鋳造 Wright Continental R-975 M3A2 溶接 Wright Continental R-975 M3A3 溶接 General Motors 6046ディーゼルエンジン M3A5 リベット留め General Motors 6046ディーゼルエンジン M3A4 溶接 Chrysler A57 大砲いっぱい乗っけてる戦車で見た目がなんかスゲーけど 実際には車長(戦車の中で乗員に命令する人)が同時に複数目標を指示できないとか それぞれの大砲の射角に制限がつきまくって撃ちにくかったりとかで このタイプの戦車は大戦が始まると廃れていったよ。 現代で戦車に大砲1個しか乗っけないのはそういうことだね。 M3の場合は、75mm砲を乗せられる砲塔の製作が間に合わなかったために、 応急措置として車体に75mm、砲塔に37mmという配置になったよ。 M4シャーマンが完成するまでの繋ぎ役ってことだね。 M3は本当は7人乗りだけど、1年生チームは6人しかいないよ。 座ってるとこからすると、75mm砲砲手の山郷さんが装填手も兼任してるっぽいよ。 M4シャーマンのと同じ砲だからうまく使えば強いんだけど、1人でやるのはちょっときついね。
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車両概要 車両情報弱点部位 車両考察 運用方法(一例)フラッグ戦 殲滅戦 車両攻略 編成タイプ例 Ⅲ号戦車J型 車両概要 三号戦車は第二次大戦前よりドイツ軍が開発した戦車である。 当初の構想では装甲部隊の主力戦車を担う予定であり、四号戦車が火力支援戦車となる予定だった。 しかし、新機軸を採用したこともあって当初は生産数が伸び悩み、開戦時には十分な数が配備できなかった。 それでも生産体制が整うと、大戦中盤までは主力戦車として活躍する。 だが、東部戦線が開始されてT-34が登場すると性能不足となり、V号戦車パンターの生産開始と入れ替わりで、1943年8月には生産中止となった。 三号戦車は、乗員を操縦手、通信手(兼機銃手)、砲手、装填手、車長という5人分業としたという点で画期的な戦車である。これは後年、この分業体制が世界的にもスタンダードになったことでもわかるように、優れた体制だった。 例えば、カタログ性能では三号戦車を軽く凌駕するT-34/76だったが乗員が4名で車長が砲手を兼ねるため、T-34/76が1発うつ間に、三号戦車は3発の主砲を発射できたという。 そして、車長が指揮に専念できるようになったことは無線機を全車に搭載したこともあいまって、装甲部隊の軍の電撃戦を支えたとも評されている。 三号戦車は当初37mm砲を主砲としたが、当初から50mm砲搭載が可能なように設計されており、実際にG型(1940年7月以降)から50mm砲を搭載。さらにJ型(1941年12月以降)からは長砲身となった。 後、N型では75mm短砲身(初期の四号戦車が積載していたもの)を搭載するに至っている。 ガールズ&パンツァーの劇中では、黒森峰の戦車として登場するが、偵察戦車的な運用をされている様子がうかがえる。 また、みほのトラウマの原因となった水没する戦車が三号であるなど、活躍らしい活躍はない。 ただ、大洗で戦車道の紹介ビデオとして流されたものでは、三号戦車が主力電車であるかのように目立っており、かつてはそういう時代があったのかもしれない。 最終章第三話では、黒森峰の新隊長エリカが、対プラウダ戦で、試合中に移乗するという荒技で隊長車となり、パンターを率いての機動戦を行い、プラウダ戦での勝利の立役者となった。 パンターともども、ようやく不遇な戦車に日の目が…… 車両情報 ※ゲーム内ステータスはあくまでも目安で正確な数値を反映しているわけではないので参考までに 車両分類 名称 砲塔 砲弾 コスト 最大積載コスト 乗員 副砲 超信地旋回 ナポリターン アヒル 特殊機能 中戦車 Ⅲ号戦車J型 回転砲塔 徹甲弾 130 123 5人 × × × 〇 × 数値化できない性能(A~F) 火力 HP・装甲 前進速度 後退速度 旋回速度 ブレーキ性能 砲塔回転速度 性能評価 弱点部位 機銃と覗き穴。しかし全体的に打たれ弱い。 ステータス関連 車両考察 中戦車の中では足が速いがその分攻撃力、装甲は低め。 重戦車や駆逐戦車相手には正面からは太刀打ちできないので、回り込みが必要。 乗員が5名乗せられるので、様々なバリエーションが可能。 運用方法(一例) ユーティリティープレイヤーとして活躍できる戦車であるため、敵味方の編成をよく確認してから、その試合での立ち振る舞いを決めるとよい。 三号が比較的軽量であるならば軽戦車的にふるまう、中位であるなら中戦車的にふるまうなど。 いずれにしても、相手に重戦車がいる場合は見通しのいい場所を避けるのがよい。 フラッグ戦 足を生かして攻撃中心に振る舞うのがよいだろう。 ただ、味方に攻撃を任せられる戦車がいる場合には、防衛主体でもよい。 防御主体であれば、トップポイントをとれることもある。 フラッグになった場合は、防御力に難があるため、迎撃するのではなく逃げる事を主体としたほうがよいだろう。 殲滅戦 殲滅戦では重戦車に正面からは立ち向かえない。 相手の軽・中戦車に対する遊撃、もしくは、重戦車の後方への回り込みを狙うことになるだろう。ただし、敵勢力内に孤立しないように注意が必要だ。 車両攻略 相手したときの攻略 編成タイプ例 どのようなコンセプトのカスタムがあるか 名前 コメント
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陸自の戦車や自走榴弾砲は何発くらい携行してるんですか 90式戦車が角張った外観をしているのは、複合装甲を採用しているためと聞きました。 陸自の新型MBTは三菱自動車の直噴ディーゼルエンジン採用しないのかな。 複合装甲は重いとよくいわれますが、複合装甲を持たないはずの90式戦車回収車の全備重量は90式戦車と変わりません。90式戦車回収車はなぜこんなに重いのですか? 90式の砲塔全面にある「へんなハコ」中身はナンでしょか? 自衛隊が使ってる戦車の燃費ってどのくらいですか?あと燃料は? 90式って、道路走ると自重でアスファルトがめくれるんで普通は公道走行禁止じゃなかったでしょうか? 90式戦車が舗装された道路を進むと、アスファルトが耕された畑のようになるという話を聞きましたが、事実ですか? 90式戦車は自動装填装置内に入っている十数発の砲弾を撃ち尽くした場合は外部から補給するしかないのでしょうか? 我が国には高性能で高価な戦車というのは本当に必要なんでしょうか。 90式戦車は荒地を走行しただけで弾がつまる、と書いてあったのですが、そんなにヘタレなんですか? 90式戦車の最高速度は何キロくらいなのですか? 90式が140㍉滑腔砲を装備できない理由 74式戦車とかに搭載してる12.7粍重機って何に使うのですか? 陸自の戦車運用法に「ダックインして砲塔だけ出して撃ち、5-6発撃ったら後方に作っておいた予備陣地に移動」がありますが、 退役していった61式戦車ですが、そのほとんどが溶鉱炉行きになるのでしょうか? 自衛隊の戦車はなんで左ハンドルなんだ? 74式戦車にラインメタルの120mmを載せたら、反動を抑えきれますか? 日本がT-34戦車に使われていたエンジンより優れたディーゼルエンジンを作れるようになったのは、1970年代になってからという話を聞いたことがありますが、これって本当ですか? 74式戦車は近代化の改修等は行われないのでしょうか。 74式戦車の12.7mm機銃は何のためにあるのですか? 90式はレーダーなんぞ装備してたか? 90式戦車ってクーラー付いていてその分装甲が薄くなって底が石で簡単に割れるのは本当ですか? なんで日本の戦車に冷房が付いてないの? 74式戦車で90式を撃破可能でしょうか 九十式の装甲は貧弱とかいう噂を聞いたもんで不安になりまして 九十式戦車の自動装填装置は故障が多いの? 74式戦車にリアクティブアーマや中空装甲をつける予定は無いのでしょうか 民間のフェリーに、自衛隊の戦車・戦闘機は搭載可能ですか?(寸法的に) 90式戦車は4秒以内に次弾発射ができるのでしょうか? 61式の前面装甲が外れる理由 現用の日本の戦車の底面装甲は脆いのでしょうか? 90式戦車は富士山頂まで登って行けますか? 自衛隊で「61式戦車改」というのが計画されていたらしいのですがどのような改装内容だったのでしょうか? 90式戦車、日本海側には配備されてないって本当ですか? 自衛隊の戦車に関わって死んだ人っているのでしょうか? 自衛隊の戦車は道路交通法でいうところの車両に該当するのでしょうか? 74式戦車の前進ギア段数は資料によって4段のと6段のがあるのですがどちらが正しいのでしょうか? 90式戦車は初号車から最終調達の物まで全て同性能なのですか? 外国の90式に対する評価ってどんな感じなんですか? 74式や90式の車載機銃(砲塔上部の)は車内からリモコン操作出きると言うのは本当でしょうか? 「90式戦車エアコン付きで岩に当たると穴が開く」ってネタですよね? 自衛隊61式戦車の砲塔後部の出っ張りには何が入っているんですか? ドイツのレオパルド2をみて、「こんなのがほしい!」といって90式を作らせたという、お偉いさんっていったいだれですか? ワールドタンクミュージアム第四弾で、61式の説明で「下り坂を猛スピードで走ってくる61式には気をつけろ」と言われたという逸話が載っていましたが、ブレーキがしょぼかったのでしょうか? こんな狭い島国でしかも山がちなのに、どうして高価な戦車なんて保有してるんでしょうか。 74式戦車の装甲はどれぐらいの厚さがあるんですか? 90式戦車は化学戦に耐えられるのですか? 74式のアグレッサーについて詳しい人教えてくれませんか? 90式戦車の装甲(おそらく前面)がアメリカのM-1戦車の半分しかない? 90式戦車は幅が広過ぎるので貨物列車で運べない? 自衛隊の90式戦車主砲は日本で同等のものが作れるのでラインメタルがライセンス料を格安にしたという書き込みを見たことがあるのですが 自衛隊の戦車のエンジンって三菱自動車が作ってるんですか 74式は世界一美しい戦車と本当に言われてるのですか? 61式戦車の装甲厚さ(防御力)とかはいまだに秘密らしいですが、これはなぜでしょうか? 用途廃棄の戦車は何処に逝くのでしょうか。 アメリカの戦車のマニュアルは写真が多くて良いですが、日本にはああ言うのは無いのですか? 74式などの足回りに使われてる”可変油気圧式”とはいったいどういうものなのでしょうか? 90式戦車は自動装填装置の採用により乗員は3名になっていますが、その分車内スペースも切り詰められているのでしょうか? 90式は74式の後継なのでしょうか それとも61式なのでしょうか? 90式戦車が舗装された道路を進むと、道路がその重量に耐えられずにアスファルトがあたかも耕された畑のようになるという話を聞きました 90式戦車の砲塔ってなんであんなにデカイのですか? 自衛隊は90式戦車と74式戦車 計何両を所持してるんでしょうか? 90式戦車って動きながら動く標的を狙えると聞いてますが、それでもヘリを打ち落とす事はできないんでしょうか? 74式戦車は74式戦車(G)のようにたくさんのタイプがあったみたいですけど段々改良していたということでしょうか? 90式の120mm砲は2km先のバスケットボールにも命中させることができるってホントですか? 74式戦車が安全装置を掛けて整備中に突然砲塔が回転してしまう事件の話を誰か知らないでしょうか。 90式や74式の「砲塔上にある機関銃って、車長用、装填手用、どちらのハッチからも中途半端な位置にあってすごく使いづらそうなんですが... 米国内演習場の訓練で、走行しながら3000m先の目標を1発で撃破した射撃を見学した米陸軍の将校は驚いて、 自衛隊の九十式って中戦車?重戦車? 陸上自衛隊の61式戦車に105mm砲を積む事は可能だったのでしょうか? 自衛隊の広報で「特車」とか言ってませんでした? 日本の空冷ディーゼルは何故他国に真似されないのでしょう? 10式戦車は軽いのに90式より防護力高いってホンマ? 軽い10式戦車はRPGで簡単にやられるんじゃねーの? 10式戦車はハード・キル(迎撃式)アクティブ防御システム(APS)を搭載しないのは何故? 10式戦車など日本の戦車がERA(爆発反応装甲)を搭載しないのは何故? 90式の射撃管制装置の性能はファミコン並みって本当なのでしょうか? 90式やM1の砲塔側面 サイドスカートに入ってる記号って小隊の車両番号なんかですか? 自衛隊で採用していた61式戦車はライバルとして考えていたのはT-34、T-54、T-55というのは本当でしょうか? 74式の想定敵はT-62じゃなくてT-54/55なの? 何で自衛隊等の戦車は同軸機関銃を12.7ミリにしないのですか? 90式ってだいぶ軽いみたいですが、西側の第三世代と比べて何を犠牲にしているんですか? 61式戦車の7.62ミリ同軸機銃の種類(名称)は何でしょうか? 61式戦車は現在モスボール保存されているのでしょうか? 自衛隊の90式が、殺人ブレーキとか言われてますが、戦車のブレーキってそんなに効くものなんですか? 10式戦車の砲は瘤のような構造が上記の砲にくらべて長いのですがこの構造の目的は? 90式が「試作車が自車砲のゼロ距離射撃に耐えた」とかあるんですが 90式に国産戦車砲が採用されなかった理由とは?米軍との弾薬の共通化のため? 戦車って何に使うの? 10式戦車は、主砲は90式と同じだそうですが、レオパルト2A6のように長砲身化しなかったのは何故ですか? 61式戦車はMBTにしては防御力が貧弱そうですが、正面装甲は自身の砲の直撃に耐えるほどの性能は持っていますか? 自衛隊の言い換え用語の中で特車が戦車に正された経緯を教えて下さい 現代戦車は通信兼車長、装填手、砲手、操縦手の4人だそうですが、90式はどうなってるんでしょうか? 90式は自動装填装置が故障しても手で装填できるの? 61式戦車がRRにしなかったのには何か理由でもあったんでしょうか 74式の装填手は、90式になったら何やってるの? 5式中戦車と大して重量が違わないのに、どうして74式戦車はサイズが大きくて装甲も厚く105ミリ砲を搭載できたりするのでしょうか? 10式戦車は砲塔側面のエッジに沿って小さいコの字型の突起が並んでますが、これは何の為? 10式戦車の主砲と同軸の機関銃より屋根に付いてる機関銃の方が火力が高い物が装備されている理由は何故ですか 10式戦車のエンジンをガスタービンに換装することは技術的に難しいですか? 陸自の戦車や自走榴弾砲は何発くらい携行してるんですか 多少の増減はありますが、目安として、 74式:50発 90式:45発 M1A1:40発 ルクレール:40発 レオパルト2:41発 自走砲で 75式:28発 M109:28~39発 だったはずです。 英国のチャレンジャー2は典型的な装備では携行弾数50発(資料によってはもっと)と、群を抜いてます。 (8 system) 90式戦車が角張った外観をしているのは、複合装甲を採用しているためと聞きました。 複合装甲の付いている車体や砲塔の前面が角張っているのはわかるのですが、それ以外の部分まで角張っているのはなぜですか? 戦車が角張っている理由の一つは、その方が簡単に、つまり安く作れるからです。 (9 system) 陸自の新型MBTは三菱自動車の直噴ディーゼルエンジン採用しないのかな。 (どうせ車体もエンジンも生産はグループの三菱重工なんだし) 性能上がるし環境対策にもなると思うのだが それとも転用無理なのかね・・・? せっかく下がった単価がコスト増でまた上がってしまうだけだと思われ。 三菱が直墳ディーゼルしか持ってないなら話は別だけど。 違うでしょ。 (9 19) 複合装甲は重いとよくいわれますが、複合装甲を持たないはずの90式戦車回収車の全備重量は90式戦車と変わりません。90式戦車回収車はなぜこんなに重いのですか? これは、90式戦車の複合装甲はひどく軽いということですか? 牽引には重量が必要です。にしても、砲塔も無い割に重いわな。 バラストウェイトでも積んでるのかな? 複合装甲は(従来の装甲に比べれば)重くはありません。 複合装甲は嵩張るのです。もっとも回収車にそんなものは使ってないでしょうけど。 (9 576-577) 角張ったデザインは、被弾経始(字合ってる?)の良い丸みを帯びたデザインより 車内スペースに余裕ができるからです (9 648) 90式の砲塔全面にある「へんなハコ」中身はナンでしょか? 前面複合装甲ではないでしょうか (10 645) 自衛隊が使ってる戦車の燃費ってどのくらいですか?あと燃料は? 90式でリッター200~250m、燃料は軽油 (5 787) 74式で約200m~250m 90式で300mの説有り。 (5 788) ディーゼルなので燃費は割といいんです 二次大戦中の重戦車とかは平気でリッター100Mを切ったりします (5 790) ちなみに、戦車の燃費に回答してくださった方は、わかりやすくリッターあたりの燃費を書いて下さっていますが、 装甲車両の燃費は1キロいくらで表記するのが普通です。4リッター/kmとか、6ガロン/マイルとか。 (5 system) 90式って、道路走ると自重でアスファルトがめくれるんで普通は公道走行禁止じゃなかったでしょうか? 法律違反じゃないと思ったが、道路周辺の住民への配慮から自粛してるんではないかな? 騒音や振動は洒落にならんから でも、確かにアスファルトへの損傷はあるだろうと思う 千歳じゃ走ってるみたいだけど、いつも決まった道路を走るし 確かアスファルトじゃなくてRC舗装だったんでないかな (15 270) 90式戦車が舗装された道路を進むと、アスファルトが耕された畑のようになるという話を聞きましたが、事実ですか? いったい何処で、そんな話を聞かれたのでしょうか?90式の接地圧は74式より低いくらいです。 90式より接地圧が高いM1エイブラムスが、先のイラク戦争にて何の問題も無くイラクのハイウエイ を走行しているニュース映像を、貴方も見ていると思うのですが。 (106 62) 90式戦車は自動装填装置内に入っている十数発の砲弾を撃ち尽くした場合は外部から補給するしかないのでしょうか? 照準手の足元に6~8発の予備弾があります。 手動でも装填は可能です。エイブラムが自動にしなかったのは 手動装填の方が早いからだ、聞きました。あと故障しない。 自動装填システムはフランスの方式で、これについては ライセンス使用は無断でやってるので、こっちの方が機密だっていう話です。 (19 一等自営業 ◆kawD31MU) 我が国には高性能で高価な戦車というのは本当に必要なんでしょうか。 そりゃ、こちらに重装備があれば相手もソレ相応の重装備を揚陸しなければならず、 漁船で上陸する訳にも行かないから揚陸艦が必要になり、そんなモノを数十隻も港に集めれば奇襲という訳にもいかず、 かならず航空優勢と制海権が必要になり・・・ という感じで相手のコストが跳ね上がるからです。極端な話、重装備無しの歩兵連隊だけなら空輸で十分でしょう。 次に「高価な戦車」ですが、小銃手1人の年間経費が500万円としましょう。 戦車の耐用年数と同じ25年間、500万円を払い続けた場合、1億2500万円になります。 小銃分隊は10名程度の編制ですから12億5000万円という計算になります。 戦車並みの値段なんですよ小銃分隊って。 (24 738) 90式戦車は荒地を走行しただけで弾がつまる、と書いてあったのですが、そんなにヘタレなんですか? 4月号の「軍事研究」に乗っていたヤキマでの90式を報じた記事を受けてのことではないでしょうか? たしかに件の記事では「(不発が)なんとなく回数が多いような気がした」とありますが、 全く射撃不能になる、というわけではなさそうです。 (25 ちゃぎ) 90式戦車の最高速度は何キロくらいなのですか? 70キロ程度らしいです。 (25 925) 90式が140㍉滑腔砲を装備できない理由 単純により大口径な砲を積めばよいというものではない。 想定される運用状況に置いて想定される敵を撃破できるのであればそれが最良となる。 砲というのは口径が大きくなれば大きくなるほど反動が大きくなり、それに耐えるためには より重量が必要となる。90式が140ミリ積んだら撃った反動でひっくり返るかも。 また重量は十分でも、反動を吸収するためには慎重な設計が必要となる。 韓国が105ミリ搭載の88式に無理矢理120ミリを積み発射試験をしたところ、 反動であちこちがブチ壊れたことがあったのだ。 戦車に限らず現代の兵器というのは、まさに精密機械といった感じで、昔のように 気軽に砲の交換やらなんやらができるものではない。 (26 247) 74式戦車とかに搭載してる12.7粍重機って何に使うのですか? 一応は対空機銃という事に成ってますが、対人用です。 現代の戦車は遅延信管付きの榴弾などは積んでませんから、 コンクリート壁の向こうの軟目標なんかを撃つ為に使います。 (26 790) 陸自の戦車運用法に「ダックインして砲塔だけ出して撃ち、5-6発撃ったら後方に作っておいた予備陣地に移動」がありますが、 コレ、第三世代戦車相手に効くのでしょうか。 湾岸戦争では確かにダックイン戦法を取ったイラク戦車が多数 撃破されましたが、防衛側の戦術としては当然の戦術でしょう。 こと日本では戦車戦に向いた開けた地形が少ないので待ち伏せは依然有効だと思います。 (29 名無し軍曹) 退役していった61式戦車ですが、そのほとんどが溶鉱炉行きになるのでしょうか? 退役した61式戦車ですが、砲身を切断されて、スクラップ業者に売却します。 以前は、たの車両も車体を半分に切断して卸していたようですが、最近では 小型車両(ジープ等)はそれ程厳密ではないみたいです。 マニアの中には、解体屋から部品を買って、市販のジープを軍用車風に仕立てている人もいます。 (31 27) 自衛隊の戦車はなんで左ハンドルなんだ? 右側に車長と砲手と操縦手が固まっちゃうと 一弾でまとめて殺られちゃうから (31 132) 74式戦車にラインメタルの120mmを載せたら、反動を抑えきれますか? 無理でしょう。 ウリナラのK1も120mmを載せるのはかなり苦労してましたから。 もし無理して載せるとしたら、トルコに提案されているM60の車体にM1の 砲塔を乗っけるような、かなり強引な改造になると思います。 (33 社 聖) 日本がT-34戦車に使われていたエンジンより優れたディーゼルエンジンを作れるようになったのは、1970年代になってからという話を聞いたことがありますが、これって本当ですか? Diesel Engineに関しては、エンジンの電子制御が出来る様になり、 燃焼制御が細かくなった時点で戦前型のエンジンを脱して、 真に戦後型のエンジンに変わったと言えるのではないでしょうか。 何しろ、それまでのDiesel Engineは戦前から開発されていた技術をそのまま引きずって来たのですから。 (33 眠い人 ◆ikaJHtf2) 74式戦車は近代化の改修等は行われないのでしょうか。 試作はされたらしいが、それなら新規に開発する方が安いってことで無くなった。 (33 910) 74式には、大改造が出来る余地がありません。 (サスペンション、全体のスペース等) 小改造は計画、試作されました。が、実行されませんでした。 老朽化した部品の交換を利用し、ごく小規模の改良はされているという話はあります。 現行の我が国では、まず、後の改造に備えた余裕のある武器を開発することが 困難です。大蔵省->財務省から、税金の無駄と判断されます。 (海・空の場合は、米国の圧力等のため、若干まし、とか) 改造の余裕が、たまたまある場合も、 「その分、新式装備を減らす」と大蔵省->財務省からいわれてしまいます。 (34 207) 74式戦車の12.7mm機銃は何のためにあるのですか? 一応対空用らしいですね。 (38 239) 「最新のジェット機が戦車の機銃でそうそう落ちる訳はない」ということで、 ソ連では、T-62を開発した際に、当初対空機銃は廃止されていました。 しかし、乗員の「強い要望」により復活したというエピソードがあります。 やはり、「何も無いよりは、有った方がイイ」という人間心理から来ている様です。 (38 263) 90式はレーダーなんぞ装備してたか? 現用戦車はレーザーで距離を測ります。 それに最新の戦車は命中率いいですよ。 2km離れた相手に時速30kmで走りながら当てられるぐらいには。 (40 491) 90式戦車ってクーラー付いていてその分装甲が薄くなって底が石で簡単に割れるのは本当ですか? 作家が勝手に作ったその140mm砲戦車だけの 問題であり日本の90式とはまったく関係なし。 (43 853) なんで日本の戦車に冷房が付いてないの? FCS用に冷やしてます。 人間用じゃないです。 (46 一等自営業 ◆JYO8gZHKO.) 戦車の内部は狭い為冷房を付ける余裕は無いです。 (46 700) 必要ないから。電子機器の冷却用に装備している以外は、戦闘力にあまり関与しない と思われているので、装備されていない。これはM1もレオパルトⅡも同様。 61式にはヒーターすら無かったとの事。最低限の居住性が有れば良し、とされている AFVとしては、余計な装備を積む事は容積や重量を食い、故障率も上がるので歓迎されない。 もっとも、メルカバにはクーラーが着いているとの話も有るが、あれは中東限定AFVだし。 (46 いやなヴァンツァー) もっと切実な問題として、高湿度の地域で密閉された車内にエアコンなんかかけた 日にはハッチ開けるたびに車内の冷えた機器が結露してトラブルの元になるわなぁ。 実際、軍艦の場合、外部からの空気取り入れ時の脱湿にエライ気を使ってるし。 (46 海の人●海の砒素) 74式戦車で90式を撃破可能でしょうか 74式の105mmライフル砲でも、側面や後方なら十分撃破可能です 正面からでも、何度も同一箇所に着弾させればいつかは抜けます (52 123) 九十式の装甲は貧弱とかいう噂を聞いたもんで不安になりまして 一応、砲塔前面装甲の同一パートに3発、車体前面に2発、射撃距離は100~200mくらいで、全弾抗堪。 側面が35mmの掃射に抗堪、キャタピラは対戦車地雷に抗堪、上面装甲は155mm榴弾の上空20mくらいでの爆発 に抗堪。 ちゅうか、ちゃんと対弾試験の後、自力で機動してカメラの前まで来たよ。 まあ,この証言通りなら十分以上の耐弾性と言えるかと (52 795) 九十式戦車の自動装填装置は故障が多いの? ええ、昔のことです。 新技術につきものの初期トラブルで、今は克服されているそうですよ。 (55 ゆうか ◆9a1boPv5wk) 74式戦車にリアクティブアーマや中空装甲をつける予定は無いのでしょうか 新MBTの開発&調達予算が削られるので、有りません。 (改良型の試作品は作られましたが) (56 659) 民間のフェリーに、自衛隊の戦車・戦闘機は搭載可能ですか?(寸法的に) まぁ、戦車とかだと50tくらいあったりするので、へなちょこな船にはきつい と思いますが.. 軍が民間の船や飛行機を利用して、資材を運ぶことはよくありますよ。 平時でも米軍はチャーター機なんかよく使うし、戦時には徴発して 利用することもありえます。 (60 149) 90式戦車は4秒以内に次弾発射ができるのでしょうか? 90式MBTの次弾発射までの間隔は、約4秒と言われています。 (60 264) 61式の前面装甲が外れる理由 トランスミッション整備のために、前面装甲がネジ止めになってるから。 {(60 882) 現用の日本の戦車の底面装甲は脆いのでしょうか? 基本的にほとんどの戦車の装甲防御は 前面>側面・背面>上面・底面 の順で強くなります。底面に前面並みの強力な装甲を施している戦車はどこの国にも無いです。 (イスラエルのメルカバは頑丈な底面装甲が特徴と言われていましたが、ゲリラの仕掛けた プラスチック爆弾で底面を割られたりしてます) なんでそんな設計をしているかというと正面以外の防御を削ることで、強力な防御と 車体重量のバランスを取るためです。 車体重量がむやみに重くなると鈍重になったり、より強力なエンジンが必要になったり、 サスペンションに無理がかかったりとろくな事がありませんから。 あー、付け加えると川底の岩で底面装甲が割れるなんてことはまず無いと思われ。 (64 777) まあどこの国の戦車でも、底面の装甲が一番薄いとは思いますが。。。 でも、本当にそう言うことが有るとすれば、 自国内で運用することを想定しているので、 (対戦車地雷は存在しない)と言う前提での設計を、 しているのかもしれませんよね。 どのような兵器でも、全体のバランスが大切だと言うことでしょう。 (64 一年二組凸凹三等兵) 90式戦車は富士山頂まで登って行けますか? 最近の戦車の登坂力は、「タンジェント60%% = 約30度」程度です。 富士山頂の(最大傾斜度)は、何パーセントぐらいなのでしょうかね? でも、例え富士山の傾斜度がゆるくても、岩が砕けたような地盤なので、 舗装をしない限り、結局キャタピラが空回りして、登れないと思います。 (67 ≡ 6等兵 ≡) 自衛隊で「61式戦車改」というのが計画されていたらしいのですがどのような改装内容だったのでしょうか? 105㍉砲装備 (78 402) 90式戦車、日本海側には配備されてないって本当ですか? 90式に耐えれる道路がなかなか無いんだよ。そのせいでほとんど北海道に回っちゃったわけ (79 662) まずもともと日本海側には戦車のある駐屯地が少なかったりします。 で、90式戦車は脅威度が高いと判断されていた北部方面隊から優先的に配備されました。 だから日本海側には90式戦車がない、ということになります。 90式に耐えれる道路がなかなか無い とも言いますが。全く不可能、ということではなく、好ましくない、という感じです。 (79 670) 自衛隊の戦車に関わって死んだ人っているのでしょうか? 61式か74式か忘れたけど、死亡事故は有りました。 (霧の中で・・・) 90式も隊員ではないですが、死亡事故が有りますね。 (なぜか・・・) 106SPも有るし、FH70でも。 (ひっくり返ったり、誘導で) (81 夢見る名無しさん) 元自衛官の某役者が、装填手は主砲の後座との衝突で何人も死んでると言ってましたね。 ただし、自分は61式の操縦手だったと言っていましたが、死人が出た車両の種類までの言及はありませんでした。 (81 63) 自衛隊の戦車は道路交通法でいうところの車両に該当するのでしょうか? 戦車を操縦できる資格は、免許証には「大型特殊(キャタピラ付)」となります。 (82 640) 74式戦車の前進ギア段数は資料によって4段のと6段のがあるのですがどちらが正しいのでしょうか? 制式要綱には6段で書いてありますので、6段です。 (83 562) 90式戦車は初号車から最終調達の物まで全て同性能なのですか? 90式戦車の制式要綱は2種類公開されている。 しかし、実のところ違いは地雷原処理ローラを装着することができるくらい。 だから事実上同性能と言っていいと思う。 だけど実際は例えば自動装填装置に改修が加えられていたりするので、細かい部分が 他にも違うかもしれない。 (83 668) 外国の90式に対する評価ってどんな感じなんですか? 実戦に出てないし、非公開データおおすぎなので、そもそもあまり話題にのぼりません。 とはいえ、某紙上コンテストではM1A2に続いて2位になった事があったと思いますし、 基本的には現代戦車の第一線級、という評価でしょう。 でも、とにかく世界的にはあまり相手にされてないんです。輸出もされないわけですし。 (84 system) 74式や90式の車載機銃(砲塔上部の)は車内からリモコン操作出きると言うのは本当でしょうか? できません。できるのはルクレールです。 (85 浪人厨尉 ◆mwDtDWEsbw) 出来ないのか(´・ω・`)ショボーン そうするとあの位置では使いにくすぎるね。 そうでもありませんよ! 対空砲使ったりいろいろ使い道はあると思います それに僕はリモコン(ルクレールのような)には懐疑的です。 (85 浪人厨尉 ◆mwDtDWEsbw) 「90式戦車エアコン付きで岩に当たると穴が開く」ってネタですよね? 田中芳樹氏の著書、創竜伝で出たネタです。 (86 東日本国民) タイトルの誤字を修正 普通の車だって岩に当たったって穴なんか開きません。まして装甲のある車。 90式戦車の実物は埼玉県朝霞の陸自広報センターに無料展示されています。 気になるのであれば実際に自分で触ってみるのが一番ではないでしょうか。 金属なのに叩いても音がほとんどしないくらい、分厚い装甲で覆われています。 エアコン云々ですが、仮に付いていたとしても問題なんてありません。 核兵器・化学兵器・生物兵器への対処として車内の気密性を高めた場合、 むしろ欠かすことの出来ない装備にすらなるかもしれませんので。 (86 588) 自衛隊61式戦車の砲塔後部の出っ張りには何が入っているんですか? 61式戦車の砲塔後部の張出し(専門用語で”バスル”といいます)は 弾薬庫になっています。 (88 675) ドイツのレオパルド2をみて、「こんなのがほしい!」といって90式を作らせたという、お偉いさんっていったいだれですか? そう言った人がいるのではなく、レオパルド2とあまり代わり映えのしないオリジナリティのない コンセプトで作られたのを揶揄してそう皮肉を言われているだけです。 (88 637) そんな人物は、防衛省にも陸上自衛隊にも居ません。 90式MBTは、ソ連のT-72と正面から打ち合って撃破出来る能力を求めて開発 した結果、あの形になったのであって、別に意識して似せて造った訳では無いです。 主砲の120mm砲は、当時西側で威力が高く最も信頼のおける戦車砲であった訳で すし、垂直に立った装甲の砲塔は、高速化した最近の対戦車砲弾では、避弾経始はあまり 意味が無いとの考えが有り、あの形になったものです。 90式の開発のスタートが1970年代半ばで、レオパルド2の登場は1977年です から、全く参考にしなかった訳では無いとは思いますけど。 (88 638) 防衛庁→防衛省に修正 結果的に形が似ちゃったっていう面もあるんで、そういう話が 出てくるのもある程度しゃぁないところはあるんだけどね…。 (88 647) ワールドタンクミュージアム第四弾で、61式の説明で「下り坂を猛スピードで走ってくる61式には気をつけろ」と言われたという逸話が載っていましたが、ブレーキがしょぼかったのでしょうか? 単純にクラッチが難しいから坂道では気をつけろと言う事じゃないの? クラッチの事も書いてあったと思いますけど。 (90 220) 61式戦車の初期不良として、操向装置にあるコンペンセーティング・ギヤにクラックが発生して 一気にギヤが丸坊主になってしまうという欠陥がありました。 この結果登坂中に全く制動が聞かなくなりずるずると滑り出してしまう事故が発生しました。 メーカー側では急遽対策を講じてギヤの設計をやり直し、対策品を装備することができました。 当時のメーカーの基礎技術にまだまだ遅れた部分があったことを示すエピソードです。 おそらくこんな事故があったために「下り坂を猛スピードで走ってくる61式には気をつけろ」 といわれたというエピソードが残ったのではないでしょうか。 (90 名無し軍曹) こんな狭い島国でしかも山がちなのに、どうして高価な戦車なんて保有してるんでしょうか。 50トンしかなくて、世界の同世代戦車に比べて装甲がずっと薄い 自動装填装置が故障ばっかりする 防衛産業が自衛隊に押し付けた装備なんでしょうか。 高価な戦車ですが、世界でもトップレベルの能力のある兵器です。 装甲が薄いって言っても、側面や後部の装甲が薄いのは普通。正面は充分厚い。 装填装置が故障ってのは初期の話。いまでは直ってる。それに初段命中率は スゲー高いので安心しろ。防衛産業は儲からない。政治との付き合いでかろうじて 作ってるって面もある。 (91 169) ※世界一高価を高価に修正 74式戦車の装甲はどれぐらいの厚さがあるんですか? 未だに現役戦車なので、詳細は不明 しかし、攻撃力が上回っていた時代の戦車なのでかなり薄いはず。 (91 210) 74式の装甲はレオポルドⅠを参考にしたので親指の第一間接ぐらいの幅、って説をどっかでみたな 真偽はまったくわからんけど (91 211) 90式戦車は化学戦に耐えられるのですか? 現代AFVにNBC対策は必須です。 (91 457) 74式のアグレッサーについて詳しい人教えてくれませんか? 74式のアグレッサーは基本的には塗装を変えただけだが、中には鉄板を貼り付けたものや 砲塔を取っ払ってベニア板と竹の棒を組み合わせたシルカもどきなどがあります。 74式のアグレッサーは比較的少ないですが、61式戦車を改造したT-62?や 60式装甲車を改造したBMP-1、PT-76など旧式車両はバリエーションが多いです。 演習中にアグレッサー隊で死亡事故があったため現在はハリボテはしてないようです。 (92 521) その死亡事故は一体どういう事故だったのでしょうか? アグレッサーのハリボテ61式(マズルブレーキを取っ払って砲身を長くしてある)が 霧の中で行進中に、砲塔を後に回していたため前の車両が減速したことに気付かず 顔を出していた操縦手に当たって死亡したらしいです。 (92 600) 90式戦車の装甲(おそらく前面)がアメリカのM-1戦車の半分しかない? 90式はM1と比べると総重量が軽いので、その分装甲が薄いのではないかと言われている。 90式は朝霞の広報センターに実車があるので、 M1の実車が見られるのであれば外観からある程度は比較推測はできるでしょう。 ただ、いくらなんでも”半分の厚さ”という事はない筈。 垂直の装甲が避弾経始角がなく危険? 現代の矢状徹甲弾に対しては、被弾経始角はほぼ無意味です。 弾丸の速度が速いため貫通エネルギーも高く、 昔のように曲面で滑らせて弾く・・・ということはほぼ不可能です。 ちなみにレオパルトⅡA6型以降の追加装甲(ショト装甲)は、角度をつけた装甲版により 命中弾の侵甲方向をずらすことを目的としています。装甲の一番暑い部分へと弾をずらし、 溶接部分や結合部分といった”装甲板の弱点”に弾が当たらないようにするためのものです。 FCSが時代遅れ? 90式が開発されたのは80年代ですから日進月歩のコンピューター世界では、既に化石 のような代物でしょう。でも、軍事の世界では新しければいいというものではありません。 性能が高くても信頼性が低くてはどうにもならないからです。 90式のFCSを見れば、世界の戦車のほとんどは90式よりも更に古いFCSを摘んでいる事になります。 90年代に入ってから開発/実用化されたMBTはアメリカのM1A2くらいですから、それと比べたら全てが時代遅れです。 (95 526) 90式戦車は幅が広過ぎるので貨物列車で運べない? 通れないところは通らない。 これは戦車の常識。 (96 307) そのままでは運べないのは本当。いくつか部品を外せば 何とかならなくもないらしいですが。 (96 308) 日本の鉄道は”狭軌”規格なので、90式は幅が広過ぎて運べません。 貨車に載せることは出来ても、トンネルの幅が足りなかったり線路脇の物にぶつかったり 駅のホームにぶつかったりしてしまいます(あと、対向車両とすれ違えなくなります)。 61式戦車は鉄道輸送の便を考慮して狭軌の鉄道規格内に収まるように設計されましたが、 結果、戦車としては小柄過ぎて色々と問題が出ました。 そのため、74式からは鉄道で輸送できる規格に合わせることは、断念されています。 (一応貨物新幹線(というものが計画されていた)規格には合わせてあるみたいですが) (96 312) 現代ではヨーロッパ各国でも、戦車の鉄道輸送は考えてない。 (96 315) 自衛隊の90式戦車主砲は日本で同等のものが作れるのでラインメタルがライセンス料を格安にしたという書き込みを見たことがあるのですが 日本で同等のものを作れるなら何故ライセンス生産になったのでしょうか? おれだったらまずその書き込みの真偽を疑うなw (96 564) 日本の120mm砲は職人さんが精魂込めて完成させた手作り品とでもいうような物だったため、それ以外の 選択肢が無いというような場合ならともかく、コストの面から見て大量生産できる代物ではなかったためです。 (96 567) まあ国産120mm開発の話はほんとだが、おかげでラインメタルが安く手に入るってのは 開発の失敗を認めたくない小役人根性丸出しのいいわけだな。 (96 568) たしかに。 「日本製鋼が自前の120mmを研究してた」らしい話は 軍事雑誌でもよく見かけましたが、 「国産可能だからラインメタルが値引きした」って話は2ch以外で 見た事がないでつ。 今はその日本製鋼自身がライセンス生産してる訳ですから、 少なくともライセンス料を払うだけの何かがあったんでしょう。 性能か信頼性か。 どちらかといえば、輸入を薦めるラインメタルに「国産でも これこれのもの作れた技術あるから、ライセンス生産可能です。 輸入じゃなくてラ生させてよ」てな交渉してる方が現実的な気が。 (96 570) たしかに。 「日本製鋼が自前の120mmを研究してた」らしい話は 軍事雑誌でもよく見かけましたが、 「国産可能だからラインメタルが値引きした」って話は2ch以外で 見た事がないでつ。 今はその日本製鋼自身がライセンス生産してる訳ですから、 少なくともライセンス料を払うだけの何かがあったんでしょう。 性能か信頼性か。 どちらかといえば、輸入を薦めるラインメタルに「国産でも これこれのもの作れた技術あるから、ライセンス生産可能です。 輸入じゃなくてラ生させてよ」てな交渉してる方が現実的な気が。 (96 570) 話の元は元ここのコテハンで現在は某サイトに常駐してる?氏でしょう。 仕事柄そういった裏情報も詳しくて当然でしょう。 たしかにソースは全くないが、誤情報がちまたに溢れていたころに ショト装甲の本当の効果を正しく説明していたし、私個人はけっこう信用してますが。 まぁ信用するかどうかは個人次第だけど。 (96 574) 自衛隊の戦車のエンジンって三菱自動車が作ってるんですか エンジンだけじゃないよ。 (96 616) 74式は世界一美しい戦車と本当に言われてるのですか? ‥と、日本人が言っている。 (97 28) レオパルドの車体にM60A1の砲塔 などと、シルエットがやや似ている程度の物を真似たかのような評価だったりします。 (97 30) ドイツ人は 転輪一個あたりの重量負荷が大きい。 (キャタピラを当時の西側標準より強固な物にする必要があり、騒音や脱輪の面で不利) だの エンジン運搬車。 だの申したそうです。 技術的な酷評は紹介されることも多いですが、美しいと言ったとは聞きませんな。 (97 34) 61式戦車の装甲厚さ(防御力)とかはいまだに秘密らしいですが、これはなぜでしょうか? 単純に退役した兵器について、防秘の解除に関する規定を設けてないからでは? 一説には、様々な情報から現役の兵器の性能を推測する際、 退役した前世代の兵器の性能や設計思想も情報として有益だから。 (98 47) 用途廃棄の戦車は何処に逝くのでしょうか。 外部に出せない部品(機銃、砲や電子機器など)を取り外したあとスクラップ業者へ。 一部は駐屯地に飾られて営門を守ります。 (98 730) アメリカの戦車のマニュアルは写真が多くて良いですが、日本にはああ言うのは無いのですか? 戦車教本で、ググれ。 (99 344) 74式などの足回りに使われてる”可変油気圧式”とはいったいどういうものなのでしょうか? プログレッシブ効果の有るバネとして気体を、ダンパー及びボトム調整に油を使うサスペンション形式。 各サスの油圧調整により車高・姿勢制御が可能。 (102 482) 90式戦車は自動装填装置の採用により乗員は3名になっていますが、その分車内スペースも切り詰められているのでしょうか? 90式の寸法や重量が、同クラスの他国戦車に比べて小さいのは、 3人乗務により車内スペースを切りつめられたことによるものです。 (102 336) サイズは小さければ小さいほうが良いわけで。 居住性も無視してはいけませんが 基本的にはサイズ>居住性でつ。 (102 337) 別に日本的な思想でもなんでもなく、単に日本の国土や 道路事情を考慮してあのサイズになってるだけです。 (102 338) 今もって日本人の体躯は欧米人より細く、もはや戦後第三世代の戦車砲の装填動作の疲労を看過できない。 これが90式戦車の基本コンセプトが練られ始めた70年代の用兵者の発想です。 小型化のために自動装填を選んだのではなく、自動装填を選んだから小型化できたのです。 (102 340) 戦車においては、砲塔内部容積の増大はそのまま砲塔表面積の増大につながります。 単純に人数に比例して4/3に容積が増えるなら1.2倍。 実際にはそこまでいかないでしょうが、まあ10%増とかは十分ありそうな話。 砲塔はもっとも装甲が厚い部分ですから、ここで表面積=装甲重量が 例えば10%増えることはそれだけでも大きな重量増です。 その上砲塔旋回用動力系の負荷増から重量増も招き、これらの重量増は 足回りの強化とそれにともなう重量増を招き、機動性を補うために エンジンの強化とそれにともなう重量増・・・と波及していきます。 このためMBTの乗車人数減はどの国の新戦車開発においても基本的なテーマとなっています。 問題は3人では独立した単位として軽修理や野営、周囲警戒ができないことですが、 実際には戦車が1台きりで長時間孤立するようなシーンは現代戦では考えにくいのです。 (102 system) 90式は74式の後継なのでしょうか それとも61式なのでしょうか? 61の後継。 61が完全退役した後は74の変わりに配備されてる。 (103 433) 90式は61式の後継・・・といえばそうなのだが、厳密にいえば違う。 これまで61式を使っていた部隊に、更新用として90式が配備されてくるわけではないから。 「90式は74式の次の世代の陸自戦車」という言い方が正しいんじゃないかな? 一応、戦後の自衛隊戦車は 北海道の部隊と戦車教導隊 M24→M4→61式→74式→90式 その他の部隊 M24→M41→61式→74式 という流れで更新されていた。 (103 439) 90式戦車が舗装された道路を進むと、道路がその重量に耐えられずにアスファルトがあたかも耕された畑のようになるという話を聞きました 事実ですか? 舗装の種類や気候・通行状況にもよりますが、ボコボコになるおそれはあります。 装軌車両の接地圧は装輪車両よりも低いのですが、鋼鉄製のキャタピラだと角部に 局所的な大荷重が加わる場合があり、それが鍬のような役割をして表層をはがし たり溝を掘ったりすることがあります。 土木工事では時々… 但し、痛むのは表面のアスファルトだけで道路の基盤そのものが逝くわけではありません。 これを避けるために、平時では戦車が通る道路には特殊な舗装をするか、キャタピラ にゴムパッドを付けているそうです。 イラクのは、気候の関係であちらの舗装はコンクリに近い硬いものが使用されているので ゴムパッド付ければ大丈夫、なのかも (106 107) 耕されたりはしないが、キャタピラにゴムパッドを付けないと路面を傷だらけにする。 ユンボクラスの接地圧でも、鋼製キャタピラならアスファルトは傷だらけになるよ。 (106 113) 90式戦車の砲塔ってなんであんなにデカイのですか? 90式戦車の砲塔の後ろ半分は弾薬庫です。砲が大きい分、砲弾も大きいのです。 周囲の状況把握や戦闘指揮を射撃と同一の人間に任せるのは負担が大きすぎます。 車長と砲撃手を一人に兼任させるのは現在のところ無理です。 また、人数が少なくなると夜営の見張りや弾の積み込み、日頃の整備や補修などで 乗員の負担が増えます。それでなくとも90式戦車は乗員が一人減ったことでその辺が 大変になっているのですから、これ以上乗員を減らしては戦車の運用そのものに 支障が出るでしょう。 (106 471) 自衛隊は90式戦車と74式戦車 計何両を所持してるんでしょうか? 90式277、74式699 (107 151) ※74式戦車は退役が進んでおり、2020年(令和2年)3月末時点の保有数は136輌程度 90式戦車って動きながら動く標的を狙えると聞いてますが、それでもヘリを打ち落とす事はできないんでしょうか? そもそも主砲でヘリを狙う状況がありえません。 低位置とか100キロとか、そういう設定以前の問題です。 (108 446) でもシミュレーターではそういう訓練やってるみたいっすよ、結構。 一般的ではないですが、対ヘリも考慮した弾種も開発されたりしてるみたいです。 しかし現状においては446はほぼ正しく、戦車がヘリを先に補足する事は困難です。 IVIS等のデータリンクが充実すれば、ある程度有効になるかもしれませんが。 (108 447) 仮にそういった状況があったとしたら、機銃を撃つと思います。 主砲の射程が必要なほど距離があるなら隠れます。 (108 448) 遅レスですが、戦車砲の射程内、射角内の目標であれば、低空でホバリングしてるヘリなら 簡単に落とせるでしょう。ちょっと高い位置にある静止目標に過ぎないですから。 しかし目標が飛行している場合は・・・。 90式の火器管制装置は自車が時速40kmで走行しながら、時速40kmで移動する目標を 照準、射撃できるのだそうですが(つまり、相対速度80km)、ヘリは80km以上出せるわけで多分追尾しきれないかと。 それと、現代の攻撃ヘリの対戦車兵装の射程は戦車砲よりも長いですので、 戦車砲の射程に入る前に先制攻撃を受けてしまうかと。 (108 470) 74式戦車は74式戦車(G)のようにたくさんのタイプがあったみたいですけど段々改良していたということでしょうか? 74式戦車の場合 A B 主砲弾にapdsfs-t追加 B C 車両外部の塗装がOD色 濃緑色及び茶色(迷彩) C D 戦車砲用被筒(サーマルジャケット)追加 D E 主砲弾HEPに変わりHEAT-MP E F 地雷処理ローラ追加 G サイドスカート、パッシブ暗視装置、etc. 90式戦車の場合 A B 地雷処理ローラ追加 見落としとかあるかもしれませんが、制式要綱をざっと見たところこんな感じでした。 (109 759) 90式の120mm砲は2km先のバスケットボールにも命中させることができるってホントですか? バスケットボールはどうかと思うが車くらいの大きさの目標だったら 100%近く当たります。 (110 26) 74式戦車が安全装置を掛けて整備中に突然砲塔が回転してしまう事件の話を誰か知らないでしょうか。 たしか裸の自衛隊に書いてあったと思うけど、74の初期不良でしょ。 改良されてます。 (111 270) 90式や74式の「砲塔上にある機関銃って、車長用、装填手用、どちらのハッチからも中途半端な位置にあってすごく使いづらそうなんですが... たしかハッチから身を乗り出して撃つんじゃなくて外に出て撃つとかどこかで読んだ気がする (114 891) おっしゃる通り、現場でも不便だと言われています イスラエルでは機関銃を3丁も装備しています (114 897) フルメタルジャケットを見る機会があったら配置が似たようなM41のM2を 半身出して地上掃射してるシーンがありますので参考にしてみてください。 (114 899) 米国内演習場の訓練で、走行しながら3000m先の目標を1発で撃破した射撃を見学した米陸軍の将校は驚いて、 90式戦車の行進間射撃・射撃統制コンピューターがM1A2より90式が優れている事を認めたって本当? アメリカさんを驚かしたのは行進間射撃でも射撃距離でも無く、 不整地で停止することなく連続的に行進間射撃したため。 M1A1には2軸統制型の砲安定装置がついていないことと、 事実上不整地走行中の手での装填は不可能なことから考えれば、アメリカに出来ないことをしたのは事実。 ただし、アメリカは伝統的に行進間射撃を軽視していたので、 その方面の技術開発は遅れているので無理からぬことである。 (115 467) 自衛隊の九十式って中戦車?重戦車? MBTの末裔なので、大きく分ければ中戦車の範疇でしょうね まあ、その分類は現代では消滅しとるが。 (116 33) 陸上自衛隊の61式戦車に105mm砲を積む事は可能だったのでしょうか? 普通の戦車砲は無理でも、いわゆる「低圧砲」なら充分可能だったように思えるのですが・・・。 いろいろな改造すれば基本的にはどちらも可能でしょう。 問題は改造のための開発、生産、実行にかかる費用と時間が効果に見合うものかどうかです。 主要兵装が時代遅れになってきたような兵器は、他の部分も同様なことが多く、 その部分だけ改装してもすぐ他の部分で問題が出てきます。それを端から金注ぎ込んで埋めていくより、 ベースから拡張性のある次世代兵器にする方が安上がりなことも多いのです。 兵器を改造するか、開発するかはいつも問題になります。 大事なのは、改造にも開発と同じぐらい大変で費用がかかることが少なくない、ということです。 あとは必要性の問題です。 (119 system) 61式戦車はあくまでも90mm砲を搭載するために設計されています 74式戦車の代替案として61式の改良を検討されたらしいですが、61式の車体では耐えられません 低圧砲は初速が低いという欠点があるため、戦車砲に使われることは少ないです (119 898) 自衛隊の広報で「特車」とか言ってませんでした? 50代以上の方でしょうか? 昭和37年1月に、戦車第73連隊の前身である第104特車大隊が 第104戦車大隊に呼称変更しています。 おそらくこのあたりで名称の変更があったのでしょう。 今はもう他の国の軍隊と同じ通常の呼称に全部の兵器がなったのですか? 「護衛艦」を人によっては日本独自のものというかもしれません。 陸自の兵科については、施設、特科、普通科などの呼称は自衛隊独自のものですね。 (121 471) 日本の空冷ディーゼルは何故他国に真似されないのでしょう? 空冷ディーゼルエンジンは、要するに巨大な扇風機を回してエンジンに風を当てて 冷却する方式なので、どうしても冷却ファンがスペースを取る。 それに、エンジンの馬力を上げれば上げるほど、冷却ファンを回さなければならず、 エンジンが生み出したパワーのうちどんどん冷却ファンの駆動に使う割合が増えてゆき、 効率がどんどん悪くなる。 日本戦車の空冷ディーゼルは、最高で発生させた馬力のうち2割ほども 冷却機構の駆動用に割いていた(まぁそれは日本の技術的限界もあるのだけれど) なので、空冷ディーゼルエンジンは大馬力を要求される戦車のエンジンには、不向き。 (122 179) 戦車のエンジンに限らず、空冷エンジン全般の欠点として ①温度コントロールが難しく、燃焼制御が水冷に比べ雑になるので、電子制御 が難しい。 ②エンジン・オイルの消費量が多く、品質も高い物が求められる。 ③稼動時の熱膨張を計算して設計しなければならないので、水冷に比べ密閉度 が落ちる。 等があり、水冷に比べ燃費や排気のクリーン度で不利で、 179氏の言う冷却ファン の問題も有り、地上で使う大出力エンジンには不向きです。特にECCSが当たり前 になった昨今では、なおさらです。 そもそも、日本が空冷ディーゼルに拘った理由は、水が容易に手に入らない満州での 行動を考慮しての物でしたし、戦後はその技術の延長線上でしたので。 (122 凄腕蒲田の三等兵。 ◆UkUFfcwWIs) 10式戦車は軽いのに90式より防護力高いってホンマ? 新戦車は装甲表面積が小さいので割り当てる重量は少なくて済む そのため従来の装甲素材でも防護力を維持しつつ軽量化は可能 軽量な新複合装甲&新防弾鋼の採用 http //www.mod.go.jp/trdi/data/pdf/50th/TRDI50_08.pdf P213より抜粋 ウ 結果 これらの一連の研究の結果、以下のような成果を得た。 防弾鋼については90式戦車用の新防弾鋼よりも耐弾性が優れ、 溶接性良好な結晶粒微細化防弾鋼と3重硬度防弾鋼、(中略) 特殊装甲については、大幅な性能向上が可能な構造形式について把握した。 上面用軽量耐弾構造については、自己鍛造破片弾に有効に対処できる 構造様式についての見通しを得ることができた。 I 特記事項 本研究試作で得られた特殊装甲の成果は、 新戦車のモジュール装甲の設計に反映されている。 (上記は中共人民解放軍軍事科学院の研究員ですら指摘してます) http //www.nicovideo.jp/watch/sm3350906 (陸自新戦車考察スレ49) 軽い10式戦車はRPGで簡単にやられるんじゃねーの? 新戦車は装甲表面積が小さいので割り当てる重量は少なくて済む そのため従来の装甲素材でも防護力を維持しつつ軽量化は可能 軽量な新複合装甲&新防弾鋼の採用 上記の既出すぐる理由に加えて G3から正面及び側面など増加装甲装着により G3.5では防護力向上を図ってると上の連中はいうが 側面装甲まで重視した戦車はメルカバ4&レオパルド2A5など少数 レオパルド2A4:55.2t→A5:59.7t(上面装甲無し) メルカバ3:61~63t→メルカバ4:65t このように側面装甲が世界最強と言われているメルカバ4ですら 正面装甲の増加分も含み4t程度の重量増加で済んでいる 新戦車は「側面だけ」で既に4tもの増加装甲が使用されている事実 (基本40トン、公開試作車44トン、重装甲版48トン) その上さらに48tバージョンまで存在するということは すなわち8トンもの増加装甲が装着されるということになる (無論48t版では上面分の装甲なども含まれている可能性がある) むしろ10式戦車は側面防御に関して厨重装甲という可能性が高い (陸自新戦車考察スレ49) 10式戦車はハード・キル(迎撃式)アクティブ防御システム(APS)を搭載しないのは何故? 研究は必要だが現時点のAPS技術ではデメリットの方が多過ぎる アメリカが開発研究中のFCS Quick Kill APS 以下の問題点がクリアされれば日本も採用するだろうと思われる センシング方式が自己位置を敵に暴露しないこと 方位の違う複数目標に対して同時迎撃が可能なこと 数十m以内の近距離の敵に対して迎撃が可能なこと 迎撃までのリアクションタイムが速いこと 地形や天候におけるセンシングの死角が少ないこと 迎撃時に爆風や破片を周囲や自車に撒き散らさない AFVに実装可能なほど安価であること (陸自新戦車考察スレ64 6) 10式戦車など日本の戦車がERA(爆発反応装甲)を搭載しないのは何故? 研究自体は数十年前から行われておりATM-5の耐弾試験等でも 敵AFVのERAを模した試作ERAが製作されていることが確認できる ただAPSの問題と重なる問題(周囲や自車に被害を与える可能性がある) が強いためとあまり陸自側は戦車などAFVの採用には積極的でないと言われる あとERAは一回のみ有効であることや調達予算の問題も一因であるだろう (陸自新戦車考察スレ64 7) 90式の射撃管制装置の性能はファミコン並みって本当なのでしょうか? だとしたらその程度で、あの性能を出せる理由は? コンピューターって単能で割り切ればロースペックでもそれなりの性能が出せる。 家庭用のPCみたいに汎用でまともに使えるようにするには、機械の計算能力に余裕がないと厳しい。 単能でそのハード専用に組んだプログラムに比べて言語が複雑になるから。 だから、数字の上ではベラボーに高性能になってる。 家庭用ゲーム機のPCエミュを動かすのに必要なスペックを見りゃ、どれだけ非効率なことしてるか分かるはずだ。 悪い言い方をすれば汎用機は膨大な計算能力で種々の機能を無理矢理動かしてるようなもの。 (503 444) 90式やM1の砲塔側面 サイドスカートに入ってる記号って小隊の車両番号なんかですか? Vを横にしたのとかローマ数字にしては少し変わったのがあるようですが 中隊の識別記号である場合が多い 一例として、陸自第71戦車連隊(90戦車)の場合 I 1中隊 I I 2中隊 III 3中隊 < 4中隊 V 5中隊 かつては指揮を容易にするため車両番号を砲塔などに書いていた時代もあったが これは敵にも勢力や戦果を把握させやすくしてしまうため、最近は書かないか小さく書く (360 25) 自衛隊で採用していた61式戦車はライバルとして考えていたのはT-34、T-54、T-55というのは本当でしょうか? T-54/55は100mm砲を搭載していますが、それらへの防御力不足は自衛隊側も認識していたのですか? (前に61式の前面装甲は100mm徹甲弾の直撃に耐えられない、と読んだ記憶があるので) 61式戦車の装甲、エンジン、照準装置、搭載砲などのアップデート計画は存在しましたか? 61式は日本人の体格に合わないM4やT-34/85にフルボッコにされたM24の更新用に開発されたので、 開発当初の仮想敵はT-34/85ではないかと 当初の開発目標案が重量25tだったことを見ても、T-54が仮想的だったというのはどうだろうか 防御力については、硫黄島で戦車第26連隊がやったような壕にダグインしての待ち伏せ戦法を想定したようだ 赤外線暗視装置をつけるアップデート計画があったようだが試作で終わっている模様 61式の開発時想定敵はT-34。 開発計画が制式にスタート(1955年)した後にソビエトの新型戦車の情報は入ったが 「1960年代初頭ならまだ主力にはならないはず」と流した。 主砲に90mm以上のものを積むのはキャパシティ的に無理。 90mmを積んでいるのだって、実はそれなりに無理してる(砲塔にそこそこ装甲厚があることを考えると、 あと一回り大きくないと余裕を持って積めない)。 開発当初は「T-34相手ならこれで充分なはずだ」と76.2mmを積むことを結構真面目に考えていたというのは内緒だ。 エンジンは後任の74式になっても技術的に殆ど進歩してないし、機動性に不満はそうなかったので換装する必要性もないだろう。 照準装置は改良する話もあったが予算がつかないので没った。 一応80年代になってからはアクティブ式赤外線投光器の追加装備がされている(全車にはついてないけど) 装甲的には85mm砲の有効射程内ならどこに当たっても穴開くけど、こっちは90mm砲だし 射撃統制装置の性能で勝ってるので先制射撃できる、という想定。 よく知られてるように制式装備した頃にはソビエトの主力戦車はT-54/55になっていたので 徹甲弾に加えて対戦車榴弾(HEAT)が追加で開発、装備された(ただし弾が部隊配備されたのは1970年から)。 (505 806-808) 74式の想定敵はT-62じゃなくてT-54/55なの? 開発中にT-62という新型が登場し、APFSDS(翼安定式分離装薬筒型徹甲弾)を追加開発装備して対抗した。 更にT-72、T-64、T-80という次世代が登場したのに合わせて新APFSDS(93式装弾筒付翼安定徹甲弾) を開発、装備して対応。 この新型が全ての戦車隊に配備し終わったのは2001年以降だ、というのは秘密。 74式戦車(開発してた頃の名はSTB、新型特車Bだけど)の開発は61式の制式装備前に始まっている。 一方T-62が西側に正式に確認されたのは1965年の赤の広場でのパレードの時。 なのでそれで普通。 そんな事言ったら90式の想定敵はT-72だぞ。 まぁT-64からT-80まで攻撃力始めとした基本的スペックはみんな似たようなモンなので、問題ないけどね (505 808-810) 何で自衛隊等の戦車は同軸機関銃を12.7ミリにしないのですか? 必要ないから。 装甲車なら同程度の軽易な装甲目標への対抗手段として意味を成すが 遠距離射撃や装甲目標に対しては、戦車砲がある 大口径機関銃は弾薬もデカくなるので、そんなのを何千発も積んでおくスペースもない 連装銃は敵散兵をなぎ払ったり、対戦車火器を牽制するための装備だから、一発の威力よりも弾幕を被せる発射速度が要求される 例えば74車載機銃は、62軽機を単にマウントしただけでなく、発射速度の向上やそれにともなう構造強化が図られてる (360 697) 確かにエイブラムズもレオパルトも同軸は7.62mmですが、ルクレルクは12.7mmです。 陸自の運用方法としては必要ないと考えたから、という方が妥当かもしれません。 M1もイラクではビル内の敵相手に同軸の7.62mmでは不足、12.7mmが欲しいという注文が 出たりしているようです。今のところは砲塔上部の12.7mmを使用しているようですし、 その方が市街では取り回しやすい(同軸機銃は仰角にも、狭い場所での旋回にも限界が多い) という意見もあり、同軸の12.7mm化という話はないようですが。 (360 707 system ◆systemVXQ2) 90式ってだいぶ軽いみたいですが、西側の第三世代と比べて何を犠牲にしているんですか? 時間を犠牲にしています。 各国の戦車の登場時期を比べれば一目瞭然。 自動装填機採用により乗員一名。戦車では内容積が増えると囲む装甲面積が増加し、 どんどん重量が増えます。あとヒミツの装甲採用により装甲の比重も減っているらしいぞッ!! 国内での運用を考慮して本当はもっと軽くする予定だったが、砲の駐退機の関係で重くしたそうだ。 その分が装甲やエンジンに回されてる。 何かを犠牲にしてるとしたら、運用のしやすさだな。 (351 48-51) 61式戦車の7.62ミリ同軸機銃の種類(名称)は何でしょうか? 61式に搭載されたM1919は30-06用のオリジナルだよ。 後からNATO規格対応のに改修したかどうかは知らないが、とりあえず 試作、生産開始した時のは30-06オリジナル。 60式装甲車は同じくオリジナルのM1919積んでるが、1980年代過ぎても 使われてる車両は順次74式車載機関銃対応にマウントを改修して換装した。 (564 117) 61式戦車は現在モスボール保存されているのでしょうか? 61式戦車のモスボールはさすがに無い。全て不稼働の展示品としての存在。 普通、装備品というのは使えなくなった(直すより新しいのを買った方が早い)ので 新装備(戦車なら74式あるいは90式)に更新していることになっているから。 だから、何年か前に第7師団で創立記念行事のため展示品の61式を (その時だけ)走れるように修復しちゃった時、内局や陸幕で大変な問題になった。 問題になったというより、誰かが騒いで問題にしたという方が正解 極論を言えば、中身を取っ払って弾が撃てないようにした小銃でも、 敵の脳天に振り下ろせば立派な武器になるからね。 不要決定だの更新だのといった、旧大蔵省が決めた概念で武器を取り扱う方が問題だということ。 (自衛隊板初質スレ103 273-274) 自衛隊の90式が、殺人ブレーキとか言われてますが、戦車のブレーキってそんなに効くものなんですか? 90式はそれまでの74式よりも10t以上も重くなったくせに最高速度も17km/hもアップしました とくに加速性能は格段に上がっておりそれをとめるためのブレーキもそれ以上にアップする必要がありました そうして出来た車両に74式から乗り換えてきた戦車兵がおなじのりで車外に乗り出したらどうなるか・・・ そうして、馬鹿だったorzという自虐的な意味合いもこめて殺人ブレーキと言われました。 (ちなみに今ではどっかを強打するなんていう話はありません、慣れたんですね) 大型免許をもっているのなら一度大型トラックを運転してみるといい、普通の車と比べて殺人的にブレーキがよく効く。 ただそれだけの話 (341 829) 10式戦車の砲は瘤のような構造が上記の砲にくらべて長いのですがこの構造の目的は? 同様に戦車砲の砲口近くが一段細くなっていることもありますが、砲口部分の肉厚が薄くて問題がないのか。 現代の戦車は大概が砲身に「サーマルジャケット」というカバーをかけているので 本来の砲身を一回り大きいカバーが覆っている。先端部分だけ細いのではなく、あの 部分だけが本来の砲身が露出している。 なので砲身の外見と「中身」は一致していない。 10式戦車の場合もカバーが他と比べて大きいだけだと思われるが、もしかしたら内部の 構造も違っている、のかもしれない。今の段階だと外部の人間にはわからないが。 サーマルジャケットは太陽光線が当たることによって砲身が不均一に暖められること、 また発砲後の過熱した砲身に左右どちらかから風が偏って当たることによって砲身が 偏って冷えて歪むことを防ぎ、砲身全体を密封して「保温」することによって砲身が 歪んで反る事を防ぐもの。 砲身がちょっとでも反ると弾着がずれるので、極力そうはならないようにしている。 (584 944) 同様に戦車砲の砲口近くが一段細くなっていることもありますが、砲口部分の肉厚が薄くて問題がないのか。 まあ、この場合すでに書かれているとおり、サーマルジャケットのせいでそう見えるということだが。 砲腔内圧力は、弾が砲口に近づくにつれ低下するので、砲身は根元が厚く、砲口付近は薄くてよい。 (584 945) 90式が「試作車が自車砲のゼロ距離射撃に耐えた」とかあるんですが 90式戦車の最終試作車両が、1000m程度の距離(実質ゼロ距離射撃)から9発の120mm砲射撃を受けて貫通弾無しという試験を行っている (334 670) 90式に国産戦車砲が採用されなかった理由とは?米軍との弾薬の共通化のため? 90式の砲は国産も開発されているが、これを開発していたことで(高くしたら国産にするぞ、と言えるので) ラインメタル製120mm砲のライセンス料を低く抑えられた。 (587 78) 戦車って何に使うの? 戦闘機や空母やイージス艦は明らかに外国からの防衛に必要不可欠だけど。 戦車って役に立つ?空爆されたら終わりなんですけど。 戦争とは領土の取り合いだから要地の占領をします。 占領は敵防御部隊の一人も戦闘不能にさせないと占領できないので 普通科(歩兵)が建物や壕にいる敵兵を神の元へ送ります。 しかし、敵兵も命がけですから狂ったように小銃や機関銃で突撃破砕射撃を打ちまくります。 ここで戦車の出番が来るのです。 小火器弾なら弾き返して進みますから、敵歩兵も歯が立たなくて降伏するしかなくなります。 確かに航空攻撃に弱いですが、AHのパイロットに聞いた話では、 偽装やバラキューダをしっかりやって林内に逃げれば、まず見つけられないと言ってました。 (自衛隊板初質スレ2 947) 10式戦車は、主砲は90式と同じだそうですが、レオパルト2A6のように長砲身化しなかったのは何故ですか? 同じではない、新開発の軽量砲。ただ、ラインメタルの技術を使い、90式の弾薬を使用できるように作成されてるし、 必要があれば、55口径砲に換装可能とされてる。 弾薬が使用できるように考慮されてるソース http //www.mof.go.jp/seifuan22/hanei/tyousa/52.pdf 日本製鋼所製の新型44口径120㎜砲については 569のとおり 何故44口径砲を採用したかということについては 10式はそもそもの開発コンセプトとして「市街地での戦闘」を想定 しており「北海道の原野で機甲戦」の90式とは異なることに注意。 市街地での砲の取り回しの利便性を考慮して44口径になったと考えられる。 ちなみにレオパルト2A6の55口径砲は森林地帯や市街地での取り回しに 不便で、以外に乗員の受けがよくないとか。 市街地を想定して44口径砲に再換装したレオパルド2PSOというタイプも登場している。 (641 569-573) 61式戦車はMBTにしては防御力が貧弱そうですが、正面装甲は自身の砲の直撃に耐えるほどの性能は持っていますか? またMBTの正面装甲でも、反応装甲なしでRPGなどのモンロー効果的な弾を防ぐことは無理ですか? 車体正面は自身の主砲に余裕で貫徹される 砲塔正面の装甲は円筒面状の形状をしており、角度による(垂直に当たったらやっぱり余裕で抜かれる) 61式は当時貧弱だったインフラの制約から諸外国のMBTより軽量だし、日本の戦車技術もまだ 未熟だったので攻防力は諸外国のMBTに見劣りする しかし仮想敵国の新鋭戦車であるT-54/55はヨーロッパ方面での配備が優先されており、 61式が相手をするのはPT-76やT-34/85がメインだと考えられていたのであれで十分ではあった 複合装甲が無かった時代なので数値上はRPG等のHEATに正面を抜かれてしまうと思われるが、 口径と板厚からして一撃で撃破されるほどの被害は出ないかも (649 783) 自衛隊の言い換え用語の中で特車が戦車に正された経緯を教えて下さい 「特車」という名前だと、「特科車両」つまり砲兵科の所属みたいで紛らわしいから。 あと、警察も装甲車を持つようになり、警察の装甲車も「特型警備車」略して「特車」 というようになったので、「警察用語のようで紛らわしい(=警察と同じ用語は嫌だ)」 ということで改名された。 一応「戦」はまずいだろ」ってんで「甲型重装甲車」とか「対戦車装甲車」とかいった 訳の解らない名称も候補には上がった。 ついでに言うと60式戦車は開発時は「新型特車」と呼ばれており、開発コードの 「STA」も「Shingata Tokusha」と「Shingata Tank」をかけた頭文字になっている。 (297 435) 現代戦車は通信兼車長、装填手、砲手、操縦手の4人だそうですが、90式はどうなってるんでしょうか? http //www.warbirds.jp/ansq/3/C2000392.html 通信手兼車長という概念が適切ではありません 現在の機甲科通信においては、通信は乗員全てが行うものとされています。 90Tkにあっては、無線(車外)通信自体は主に車長が行いますが、通信機の整備は砲手の任務です。 (295 743) 90式は自動装填装置が故障しても手で装填できるの? 機械が故障した場合でも、人力で機械を駆動する。あるいは、直接手で込める事も可能です。 砲に弾を込める機械(自動装填装置)に弾を格納する作業は人力で行います。 15秒に一発発射できるそうですが、人力でやっても、自動とそれほど変わらないと思うんですが 120mm砲弾ってのは20kgくらいあるらしい。 自分がそれを15秒に一度装填することを想像してほしい。 何発目からか、だんだんペース落ちてこない? 自動装填装置の肝は「走りながら装填できる」って事だよ。 http //ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%A3%85%E5%A1%AB%E8%A3%85%E7%BD%AE によると 「1989年に正式採用となった日本の90式戦車では自動装填装置が採用されている。 砲塔後部にはベルト式マガジンがあり弾数は16発(17発の説もあり)、連射速度は毎分15発。」 となってますね。 「4秒に1発」だな。ヤキマの演習を見てもそれくらいだし。 (295 743-760) 61式戦車がRRにしなかったのには何か理由でもあったんでしょうか 当時、M36など参考に戦車を開発した結果。 それ以前に日本には後方駆動の経験が無い。 後方駆動はキャタピラが外れやすくなる難点があり、キャタピラ混みで研究期間を要する。 なお、後方駆動を採用したからと言って変速機構が複雑になりはしない。 強いて言うなら操縦伝達の機構が複雑になるか操作が重くなるか。 (291 652) 74式の装填手は、90式になったら何やってるの? 陸自の戦車隊員は新隊員後期課程で「基本機甲」特技を取得する。 これが機甲科隊員として最低限必要な特技で装填手になれる。大型特殊免許も同時に取得する。 部隊配置後、おおむね一年以内に「初級機甲」特技を取得する。 これは戦車の操縦手になる資格であると同時に、陸曹候補生課程、初級陸曹特技課程に進むための条件となる。 偵察隊員のばあいは「初級偵察」特技を取得する。 その後、陸曹候補生選抜試験に合格すると第一機甲教育隊に入校し、陸曹候補生課程を履修すれば3等陸曹昇任の資格を得る。 そのまま初級陸曹特技課程を履修し、砲手予備試験に合格して「中級機甲」特技を取得すれば、戦車の砲手になることができる。 その後は2等陸曹昇任後に「上級機甲」特技を取得すれば車長になることができる。 よって、「基本機甲」もしくは「初級機甲」しか保有しない陸士隊員が90の砲手に補職されることは考えがたい。 組織改編などで陸曹の定数割れをおこしてるならあり得るが、戦車部隊は少子高齢社会で、74部隊でもむしろ陸曹が余って 砲手になれない3曹がゴロゴロいる状態。 90部隊に改変されれば、ますます陸士の定数が減り陸曹余り減少に拍車がかかる。 (201 711) 5式中戦車と大して重量が違わないのに、どうして74式戦車はサイズが大きくて装甲も厚く105ミリ砲を搭載できたりするのでしょうか? 技術の進歩とエンジン馬力の向上でしょうか。 特にエンジン馬力は五式の試作車は550馬力、対する74式は720馬力です。 当然、1t当たりの出力重量比は違いますので、余裕を持たせることが出来ます。 (207 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 10式戦車は砲塔側面のエッジに沿って小さいコの字型の突起が並んでますが、これは何の為? あと砲塔側面の上部が斜めに切れ込んで、センサーがニョッキッと顔を出してますけど何か意味があるんでしょうか? 前者は外装式の装甲モジュールを止めるためのもの 装甲モジュールを脱着する際に吊り上げるためのベルトを通したりフックをかける為の物にも思える。 偽装には当然のように利用されるでしょうね。 後半については、前面投影面積の縮小とセンサー視界確保を両立させる為の形状で、 あの切れ込みが無い場合にセンサー部を取り付けるとセンサー部が大きく張り出してしまうのであの形状になった。 (724 275-279) 10式戦車の主砲と同軸の機関銃より屋根に付いてる機関銃の方が火力が高い物が装備されている理由は何故ですか 戦車の同軸機銃は非装甲目標を相手にする通常に機関銃に近いもので 砲塔上に付けられた機銃は対空機銃で航空機を相手にする射程も威力も大きい重機関銃 まあ現在の戦場で対空機銃としての価値は低下してるが 主砲仰角で相手できない高所への攻撃とかに利用法とかがある (俺初質スレ2049 565) 10式戦車のエンジンをガスタービンに換装することは技術的に難しいですか? 技術的な話はともかく、ただでさえ運用上ネックになる戦車の燃費がさらに悪化するし、 排気が高温になって赤外線マシマシになったりもするので、 少なくとも我が国には向いてないから作らない、みたいな感じなのかと。 特に燃費の面はデメリットが大きく、ソ連のT-80がガスタービン使ってたのに T-90でディーゼルに戻ったことや、M1エイブラムスが1リットルあたり0.25kmしか走れないことが それを裏付けてる。 純粋に技術的な面で言えば、ヘリ用小型エンジンのノウハウや変速機に関するノウハウ自体はあるから、 絶対無理って事はないんじゃないかな。 (自衛隊板初質139 54)
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登録日:2009/08/30(日) 09 20 08 更新日:2023/03/15 Wed 12 56 18NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 90式はブリキ缶だぜ 90式戦車 ⑨式戦車 やわらか戦車 ←の先輩 ハイテク 大事なことなので二回言いました 戦車 自衛隊 軍事 陸上自衛隊 骨董品 ←なりかけ 読み きゅうまるしきせんしゃ きゅうじっ式戦車じゃないぞ。間違ってもきゅうじゅっ式戦車じゃないぞ。 90式戦車とは陸上自衛隊が開発した国産三代目の主力戦車で97式中戦車の末裔である。 一代目 61式戦車(STA) 二代目 74式戦車(STB) 三代目 90式戦車(STC) 四代目 TK-X(10式戦車) 【武装】 L44 120mm滑控砲 ドイツの名門火砲メーカー、ラインメタル社製の120mm滑腔砲をライセンス生産したもの。 ちなみに、こんなエピソードがある。 自衛隊「おい、STCの主砲どうする?」 自衛隊2「日本で作ったことないしなぁ、そうだドイツに頼もうぜ!」 ラインメタル社「分かりました、作りましょう。ライセンス生産も許可します。但し3億円/門です。」 自衛隊「高ぇよ!どうするの?」 自衛隊2「じゃあ日本製鋼所に作ってもらおうぜ。」 日鋼「日本の技術力を甘く見るなよ。」 そして月日がたち 日鋼「完成したよ、ドイツのより少し高性能だけど予算オーバーしちゃった。」 自衛隊「よくやった、これを採用しよう。」 ラインメタル社「あ…あの…値下げするんでウチのを買ってくれませんか?」 自衛隊「仕方ない、ここはドイツ製を採用しよう」 終わり もっともこの時に試作された国産滑腔砲はコストを無視した特注に等しい代物であり、 量産仕様で性能面で大差が付かなければラインメタル製を採用する約束だったという。 余談だが90式の主砲には長らく空包がなく駐屯地祭の模擬戦では同軸機銃しか射撃しなかった。 しかし10式戦車用に120ミリ空包が開発されたことで、近年では迫力不足の問題も解決(?)されている。 当然といえば当然だが日本製鋼所の試作120mm砲に合わせ、ダイキン工業と小松製作所が徹甲弾と対戦車りゅう弾を試作している。 こちらも採用はされず弾薬はドイツ製のライセンス品だが、のちの74式戦車用93式APFSDS、91式HEAT-MPに技術は活かされた。 ブローニングM2重機関銃 74式戦車車載機関銃 副武装に関しては74式戦車と同じであり概ね過不足無いものである。 ただし近年発覚した住友重機械工業による機関銃強度偽装事件により不安が持たれる。 そのためか朝霞駐屯地展示の試作車からは、当初は搭載されていたM2重機関銃が今は撤去されている。 【FCS】 各種センサーと一体となった火器管制コントロールユニットは、90式の時点で「世界一」とまで評される。 フルブレーキング中に発射しても命中弾、3km先のターゲットに行進間射撃を1発目から命中させる等、ふざけたエピソードは盛りだくさん。 曰く「競技会で1位になったが、1発外したためにお通夜ムードだった」とかいうレベル。 砲の俯角だけではなく、74式譲りのアクティブサスペンションも併用してこのコントロールを行っている(*1)。 敵からしてみたらこっちみんな。 【防御力】 一時期「第三世代で再軽量ゆえに紙戦車」と揶揄されたこともあった。 しかし同様に第三世代最小であるため「容積単位あたりの密度」はギチギチに高い。 その上で純国産のセラミック、チタニウム主体の複合装甲を採用(内装モジュール式拘束型セラミック装甲と言われる)。 傾斜装甲は採用していないが、APFSDSを被弾した場合は避弾経始が意味を為さない、複合装甲を収める容積を確保するため等が理由と考えられる。 耐久試験では自らが搭載する120ミリ徹甲弾、対戦車りゅう弾複数を被弾しても貫通なし。 エンジンも無事に再起動するなどかなりの強靭さを見せつけている。 他にも側面装甲は89式装甲戦闘車の35ミリ機関砲の徹甲弾射撃に耐えたとか。 加えて第三世代戦車の標準装備といえる弾薬庫上面のブロウオフパネルも装備。 仮に弾薬庫が被弾誘爆してもパネルが吹き飛び上部へ爆風を逃し、極力戦闘室へ被害が及ばない配慮が為されている。 装甲以外の防御としてはレーザー検知器と連動した発煙弾発射機がある。 相手のレーザー照準を受けると「貴様、見ているな!?」と自動的に発煙弾を発射。 光学、赤外線照準を問わずに視野を遮り退避できる優れものである。その盛大な発煙は総火演の名物の一つ。 【走行・航続性能】 燃費は一リットル当たり250メートル程。しかし燃料タンクが大きいので東京から三重県まで余裕でいけるとの噂もある。 最高速度は時速70キロメートルと第三世代として申し分ない。 軽さが効いてか加速性も良好で、停止状態から200mを20秒という記録がある。 ブレーキに至っては効きが良すぎて車体から上半身を出した車長が胸等を打つ怪我をするので"殺人ブレーキ"と言われている。 この点は敵戦車の照準を感知した時に急加速・急停止を使い、相手の照準を大幅に狂わせることも意図に入っている。 【車重】 重量は50トン。流石に民生品トレーラーでは運搬できず特注品の特大トレーラーで運搬される。 90式戦車は重すぎて橋を渡れない、と言われたりするが、これはデマ。 大型ダンプカーが20トン以上ある。日本の橋は大型ダンプカーが二台同時に走ると崩壊するのか? もしそうならば手抜き工事である。 【操作性】 乗員は操縦士、射撃手、車長の3人。 弾が自動で装填されるので装填手がいらなくなり、人員を減らせた。 但しこの点は3名で戦車の簡易整備を行うためマンパワー不足であり、戦時に稼働率を維持できるかは後方支援隊の働きにかかっている。 高度なFCSと自動装填装置の組み合わせから砲の命中精度も非常に良好で、米国ヤキマ演習場では米軍からも高評価を得た。 2000年代に入ってからは演習用徹甲弾(一定距離を飛翔すると自壊)が配備され、総火演でも行進間射撃が見られる。 【その他】 日本の最先端技術を集結させて完成したのが90式戦車である。 しかし値段が高くて多くは調達出来なかった。この点は当時AFVまでは複数年度会計でコストダウン出来ないことも響いた。 ただし1台約11億円という値段が高かったか、というと他国(ドイツやアメリカ)の輸出仕様も大抵10億はするのでそこまで違わないという声もあり、自国用に小型軽量化できたことを価値と捉えるならむしろ妥当かもしれない。 主に北海道に配属され本州では74式戦車が現役。2010年には新型戦車の調達が始まるので74式戦車は更新されていくだろう。 90式戦車がいかに優れた戦車かお分かりいただけただろうか? 配備当時は世界に先じて対レーザー警報装置を装備したりもしており、実に先進性に富んだハイテク戦車だったのだ。 ええ何しろ第三世代戦車後発というのは伊達ではなかったのです。 配 備 開 始 当 時 は 残念ながら配備開始から既に20年以上も経っているのに拡張・改良がほとんどされず、C4I機能(早い話がIT技術)も弱い部分がある。 広域多目的無線機の搭載、第2師団などにおけるC2Tシステム運用試験も継続されているが結果はパッとしない模様。 これは小型ゆえの内部スペース不足に起因する。 このことからアメリカのM1A2SEPエイブラムスやロシアのT-90Mとは、かなり水をあけられている可能性もある。 但し前者は手足が三本いると言われるほど使用性の劣悪さが指摘されていて、後付でのC4I実装は90式と同じく容易ではないらしい。 10式戦車に期待したいところである。 まぁ今後も使い倒す予定だろうけど。 【プラモデルの90式】 1/35 タミヤからミリタリーミニチュアシリーズで発売された。 通常仕様の他に、92式マインローラー付きと自動装填装置再現、砲弾交換作業中のフィギュア付きがある。 また、自動装填装置付きの通常仕様が一時限定販売されていた。 オプションでエッチングパーツが別売されている。 1/48 アリイとアオシマからリモートコントロールキットが発売された。 ちなみにアオシマはかなり出来が良く、後にシングルモーターライズも発売された…最近見かけないが。 アリイは…押して知るべし。 1/72、1/76 ピートロッド東名からは1/72 フジミからは1/76が発売された。 フジミのは同シリーズの61式と74式と比べるとあっさりしている。 ピートロッドはスケールの割に値段が高い…、通常仕様の他に戦国自衛隊1549仕様がある。 【その他立体物の90式】 トミカ トミカプレミアムシリーズ第三弾として発売。 1/124スケールで砲塔・砲身・履帯が可動する。 ラジコン 東京マルイからRCバトルタンクシリーズ第1弾として1/24が発売された。 主砲が10歳以上用電動ガンになっており、撃ち合いが楽しめるというエアガンメーカーらしい仕様となっている。 後にリニューアル版として第71戦車連隊仕様も登場。 変形ロボット タカラトミーからトランスフォーマー/リベンジシリーズにて、ディセプティコン兵士ブラジオンが発売。 90式から落ち武者モチーフのロボットに変形する、映画には登場しない玩具のみのキャラクターである。 この度、協同転地演習にて九州に初上陸した。 これは年々増す中国や朝鮮の脅威に対抗するため、従来の北方重視から島嶼防衛を含めた西方重視に自衛隊のドクトリンが変化しているため。 小規模ではあるが89式装甲戦闘車なども加えた中隊戦闘群編成であり、民間輸送力活用も含めて南西への抑止力向上が期待される。 追記編集ヲ求ム △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] やわらか戦車では男らしく描かれるキューマル先輩。現実でも日本を守ってくれているんだよね。もちろん自衛隊の皆さんも。 -- 名無しさん (2013-09-19 11 32 34) 骨董品は流石に言いすぎだろ、世界的にはもっと古い奴とかも現役で動いている -- 名無しさん (2014-04-04 15 05 03) これで拡張性が高ければ言うことなしだったんだが… -- 名無しさん (2014-04-04 15 14 12) いかにも「戦車」な74式と最新鋭の10式に挟まれて影が薄くなっている90式、数年前まで日本の戦車と言えば自分にとっては90だった -- 名無しさん (2014-04-24 18 47 21) 戦車砲の開発って日本製鋼所の管轄じゃないのか? -- 名無しさん (2014-06-27 16 56 49) エイブラムスみたいに「フレーム以外全とっかえで生まれ変わる」とかできないのかな? -- 名無しさん (2014-06-27 20 08 27) ↑それやるくらいなら10式新造した方が安い -- 名無しさん (2014-09-04 03 58 54) 滑腔砲の件はhttp //www.warbirds.jp/ansq/3/C2000253.htmlの裏話がソースか -- 名無しさん (2014-11-04 21 41 24) あ゙ぁ゙!!?十二億円のせんしゃがぁー!!弁償しろぉぉぉ~ -- 名無しさん (2015-08-17 23 26 15) トミカにもなりましたね -- 名無しさん (2015-09-26 17 38 28) 現実ではいい戦車なんだけど特撮やアニメの世界では盛大にかませ犬 -- 名無しさん (2015-09-26 19 01 09) 生産終了直前は8億円台まで値下がりしてた・・・ -- 名無しさん (2015-09-26 19 30 18) ↑2 90式に限らず戦車…というか、近代兵器全部に言えることなのでは… -- 名無しさん (2016-10-01 14 43 23) 高値でふっかけておきながら、日鋼の砲身を使うと聞いた途端に慌てて安くするラインメタル社ざまぁって思ったw え、ライン……?もしかして閃のラインフォルト社の元ネタって、もしかしてこいつかしら? -- 名無しさん (2016-11-13 09 59 19) ↑自前で用意できないものはどうしても足元見られちゃうからね。兵器の自主開発は重要なのよ… -- 名無しさん (2016-11-29 19 12 33) 名前 コメント
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現在確認してある参加者の名簿です 編集はご自由に!! 一つ前のページにもどる このページを編集する M65グリフィス 22号戦車 突撃車両-ウルフ M58戦車 フロッガー歩兵戦闘車 ナイトメアE4 統合歩兵戦闘車 14式歩兵戦闘車 統合戦車 11式戦車 T-1000 オブスタクル 武装一輪車・マルカルカ SKP-14 スコルピオーン M65グリフィス 【M65グリフィス】 アルケナスの戦車開発は、モラトリアムの状態にあった。 一定の水準に達した戦車は、それ以上の技術的な革新を望む事が難しくなっていたのである。 各国は新型戦車の開発を断念し、現有MBTのグレードアップに勤しんで長い年月が過ぎていった。 そんな時勢の中で誕生したM65は、実にユニークな進化の道を選んだ戦車だった。 目新しい新技術などは盛り込まれていないが、車両のコンパクト化、及び軽量化によって戦略機動性を追求したのである。 戦闘重量は四〇トンクラスにまで引き下げられ、トレーラー輸送が容易になるように設計されている。 しかも、小型化されても、火力・防御力・機動力の要素は現有MBTに対して劣ることなく、遜色ない性能を発揮する。 まずは主砲。52口径120mm滑腔砲が採用されている。液体装薬を用いているため、 撃ち出される砲弾は、同口径のカートリッジ式カノン砲を凌ぐ高初速で発射される。 装甲は要部にチタン製複合装甲が装備されている他、戦車を構成する基本構造の上に 別の装甲板を取り付けるモジュラー式装甲を採用している。 これにより増加装甲キットを使用する事で、任務や用途に合わせて装甲防御力を強化する事が可能である。 また、基本構造上に装甲を取り付けた形になっている為、被弾した場合はその部分の装甲を取り替えればよい。 さらに、アクティブ防護システム(APS)の搭載により、間接的な防御力も高い。 APSとは、ミリ波レーダーや赤外線などのセンサーで敵の対戦車兵器の飛来を感知して自動的に擲弾を発射し、撃ち落す迎撃システムである。 電子装備はアルケナス製らしく、高性能な物が使用されており、 従来のベトロニクスに加えて、行進間射撃時にも非常に高い命中率をたたき出した高度な射撃統制装置(FCS)や、 寮車・友軍部隊の行動や戦況等の双方向リアルタイム配信及び統合化を可能にする広域情報ネットワークなど、 先進的な電子装備やC4Iシステムを搭載している。 以上のようなベトロニクスは、データ・バスによって、統制する二台のメインコンピューターと結合している。 余談だが、これらの電子機器は全て一から開発するのではなく、民生品を活用するCOTS(商用オフ・ザ・シェルフ)方式を採用する事によって、 開発期間と開発コストを抑える事に成功した。 新たな戦車の可能性を模索して誕生したM65グリフィス。 しかし、軽量化によって犠牲となった防御力は、大規模な機甲戦を行うには不安が残る物であった。 戦闘重量:四一トン 全長:八・九八メートル 全幅:三・一メートル 全高:二・二八メートル 主武装:一二〇ミリメートル五二口径滑腔砲(自動装填装置 液体装薬) 副武装:一二・七ミリメートル機関銃一挺(RWS)、七・六二ミリメートル機関銃一挺(主砲同軸) 乗員:三名 22号戦車 【22号戦車】 大戦時におけるヴェガス軍のMBTであった22号戦車は、M65の出現前に登場した。 アルケナスのM65が進化の道として、小型化と軽量化による戦略的機動性を重視したのに比べ、 22号戦車は、ヴェガス製戦車の旧い進化の方向性をそのまま受け継いで誕生した。 車体は、軽量・コンパクトにするために既に開発済みの小型の車体を流用した物が使われた。 小型の砲塔は無人で、51口径135mm滑空砲を備えている。これは、砲弾だけではなく、対戦車ミサイルも発射可能である。 開発時には、主砲の口径は152mmも検討されたが、議論の末に135mmに落ち着く事となった。 確かに、大口径の152mm砲ならば威力の大きな砲弾や大きな対戦車ミサイルが発射可能となるが、 砲システムの重量は増大するし、戦車のスペースは有限である為、砲弾の搭載数が少なくなるという欠点があった。 上でも言った通り、22号戦車は無人砲塔であるから、自動装填装置を備えている。 自動装填装置は、砲塔の真下に円形の回転ドラム式弾倉を配置したカセトカ式。 このタイプの利点は、車高を低く抑え、、砲塔を低シルエット化できること、車体の軽量化に有利という事である。 一方で、大きな問題点も孕んでいる。一度弾倉に被弾すると弾薬に誘爆し、砲塔が吹き飛んで戦車が破壊されてしまう欠点があるのだ。 アルケナス製戦車のように、砲塔バスルに自動装填装置を組み込んだ物ならば、弾薬に引火しても 砲塔上部のブローオフパネルが吹き飛ぶ事によって爆圧を外へと逃がし、被害を低減する事が可能である。 一応、車内には装甲隔壁を配置されており、カセトカ式弾倉の爆発から乗員を守ろうとの意図は見受けられる。 装甲はモジュラー式の複合装甲と爆発反応装甲を組み合わせた物が採用されている。 また、戦車を間接的に守る為にミサイルの誘導妨害装置や、敵のミサイルやロケット弾をセンサーで感知し、 擲弾で迎撃するアクティブ防護システムが砲塔の周りに配置されている。 総括すると、22号戦車は、従来のヴェガス製戦車の流れを汲み、居住性を犠牲にしてまで車高を低くさせる事、 そして強力な大口径砲を乗せる事を重視した旧い開発思想の元で生まれた戦車だった。 しかしながら、機甲戦において、22号戦車は常に大きな脅威であったのも事実である。 戦闘重量:六十一トン 全長:十一・五八メートル 全幅:三・六メートル 全高:二・二メートル 主武装:一三五ミリメートル五一口径滑腔砲(自動装填装置) 副武装:一四・五ミリメートル機関銃一挺(砲塔上部) 乗員:三名 突撃車両-ウルフ 【名前】突撃車両-ウルフ 【全高】2.2㍍ 【全長】5㍍ 【武装】40㎜ガトリング砲、歩兵用アサルトライフル、歩兵用ロケットランチャー、弾薬 【備考】アルケナス軍、兵を敵陣に送り込むのが目的、最大八人搭乗可能。 M58戦車 【名前】M58戦車 【全長】9.8m 【全幅】3.65m 【全高】3.1m 【重量】52t 【動力】空冷V型12気筒ツインターボチャージャーガソリンエンジン 【主砲】90mmM36 【副武装】12.7mmM2重機関銃×1 7,62mmM60E2同軸機銃×1 【装甲】120mm フロッガー歩兵戦闘車 【名前】フロッガー歩兵戦闘車 【全長】7.05M 【全高】2.9M 【重量】35t 【装甲】RHA FRP 【武装】35mmCTA機関砲 7.62mm同軸機銃 対戦車ミサイル発射機 【備考】 アルケナス軍が採用した歩兵戦闘車 ナイトメアE4 【名前】ナイトメアE4 【全高】2.7m 【全長】8.6m 【重量】22.5t 【武装】170mm主砲 33mm機銃 魔導弾対応 【備考】大戦時のアルケナス軍の主力戦車 重量戦車ナイトメアシリーズの傑作 統合歩兵戦闘車 14式歩兵戦闘車 【名前】統合歩兵戦闘車 14式歩兵戦闘車 【全高】3m 【全長】7m 【重量】27t 【装備可能武装】 35mm機関砲 105mm電磁砲 マイクロ多目的ミサイル 155mm榴弾砲 【備考】 ケナやヴェガスの技術を研究し生み出された歩兵戦闘車 10名乗りで装輪と装軌式が存在する 所属 治安維持軍 陸軍 宇宙軍 統合戦車 11式戦車 【名前】統合戦車 11式戦車 【全高】3m 【全長】8m 【重量】40t 【武装】 高性能120mm電磁砲1門 12.7mm重機関銃1門 7.62mm機関砲1門 【備考】 ケナやヴェガスの技術を研究し生み出された新型戦車 所属 治安維持軍 陸軍 宇宙軍 T-1000 オブスタクル 【名前】T-1000 オブスタクル 【大きさ】約4㍍ 【装備】大砲 マシンガン マニピュレーター 【備考】アームを持った戦車のような姿をしたロボット兵器 対戦車ロケットランチャーを一発なら耐えるほど頑強 武装一輪車・マルカルカ 【名前】武装一輪車・マルカルカ 【全高】32㍍ 【重量】45㌧ 【武装】24㍉機関砲×2、八連装ミサイルポッド、自動防衛10㍉バルカン 【備考】のれない SKP-14 スコルピオーン 【名前】スコルピオーン 【全長】約7m 【兵装】 o 33mm マシンカノン ×1門 o ミサイルランチャー ×1基 o 近接防御用迫撃砲 ×1門 oアーム oレールガン 【備考】 重ホバー戦車。前から攻撃用の本体部、アーム、補給用のコンテナユニットの3つで構成されている。 ホバー走行によって目標へ高速で接近して戦闘を仕掛け、運動性と敏捷性に優れる重戦車。 名前の通り外見はサソリのような姿をしている 蝦のように跳ね回る跳躍力と柔軟性を持ち、地面から高く跳ね上がって航空機に体当たりするという荒技を見せる。 本体部には鋏のような部分があり右にはマシンカノン、左には近接防御用迫撃砲を装備している 車体後部に連結されているコンテナユニットは輸送物や予備の燃料、弾薬等が搭載されており、長期に渡る行動が可能となっている。 コンテナの後ろのサソリの尾のようになアームはコンテナユニットを装備するときに使用し、戦闘時はレールガンを装備する
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▼T-54(59式戦車) ■T-54性能緒元 重量 36.5トン 全長 9.00m 全幅 3.27m 全高 2.40m エンジン V-54 液冷ディーゼル 520hp 最高速度 48km/h 航続距離 400km 武装 D-10TG 56口径100mmライフル砲×1(34発) 12.7mm重機関銃×1(200発)*北朝鮮では14.5mm重機関銃に換装した車両も多い。 7.62mm機関銃×1(3,500発) 装甲 200mm(砲塔前面) 乗員 4名(車長、操縦手、砲手、装填手) T-54中戦車は旧ソ連の第二次大戦後最初の主力戦車で、開発はモロゾフ設計局がT-44中戦車をベースに1945年頃から行い、1947年から量産が開始された。最大の特徴は36tの軽量で簡易な構造の車体ながら、砲身長56口径の100mm砲D-10Tを搭載している事で、同時期のM46中戦車(アメリカ)などが90mm砲搭載だった時期にそれを上回る口径の強力な戦車砲を搭載していた。砲塔は半卵型の避弾傾始に優れたデザインで、生産時期により3つのタイプがある。後期のタイプは砲スタビライザやレーザー測距器KTD-1を装備している。 T-55はT-54と同一車体の改良型で、エンジンをV-55液冷ディーゼル(550hp)に換装し、戦闘室底部に砲塔の動きと連動するターンテーブルを設置、砲塔上面右側の換気用ドームを廃止してNBC防護システムを搭載するなどの改良が行われた。 北朝鮮は旧ソ連から供与、若しくは国内でライセンス生産したT-54/55、及び中国から購入した59式戦車(WZ-120)?を大量に保有しており、その数はおよそ1,600~2,000輌と言われている。 ▼【参考】中国軍の59式戦車 【参考資料】 北朝鮮軍の全貌(清水惇/光人社) 軍事研究(株ジャパン・ミリタリー・レビュー) 戦車名鑑-現用編-(後藤仁、伊吹竜太郎、真出好一/株式会社コーエー) Chinese Defence Today Global Security 北朝鮮陸軍 2010-10-16 02 57 02 (Sat)
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きゅうまるしきせんしゃ 日本国陸上自衛隊所属の戦車。実在する。 ※出典:陸自調査団HP(https //rikuzi-chousadan.com/soubihin/kaisyuu/type90kai.html) 全長 9.80m 車体長 7.55m 全幅 3.40m 全高 2.30m 重量 50.2t 懸架方式 ハイブリッド式(油気圧・トーションバー併用) 速度 70km/h(加速性能0-200mまで20秒) 行動距離 350km 主砲 44口径120mm滑腔砲Rh120 副武装 74式車載7.62mm機関銃(主砲同軸) 12.7mm重機関銃M2(砲塔上面) 装甲 複合装甲(砲塔前面 及び 車体前面) エンジン 三菱10ZG32WT水冷2ストロークV型10気筒ターボチャージド・ディーゼル1,500ps/2,400rpm(15分間定格出力)最大トルク4,410N・m(450kgf・m)排気量21,500cc 乗員 3名 単価 約8億円(平成13年度) 概要 大きさ 駆動系 攻撃力 自動追尾 副武装 防御力1 防御力2 C4I 派生型 調達コスト 作中での活躍 概要 軍隊の顔である戦車、その主力である第三世代の戦車である。 読み:きゅうまるしきせんしゃ 英名:Type 90 開発名:TK-X 名前の通り1990年度に正式化された戦車。 陸上自衛隊の国産戦車の三代目。世界的基準における第3世代の戦車である。 まず、本項には先代の74式との比較を多用している。だがあちらも一々書いてるので安心してほしい。10式はそのうち書き直す。74式と比べてどう進化したのか。 まず電子技術や工業技術を多用したのが90式である。 10式が制式化されてる現在においても、その能力は一線級と言って問題はない。 先代同様、ライセンス生産の主砲を除けばほぼ国産である。 ちなみに2019年現在、戦車を国産出来るのは、アメリカ、ドイツ、イギリス、フランス、イタリア、ロシア、そして我らが日本の七カ国である。 エンジンやトランスミッションと言った駆動系と、現代戦で必須な火器管制装置の根幹となるような電子機器類とかの、自国で開発できない部分を海外から購入なりライセンス生産して組み上げた『準』国産戦車を作れる国ならもっと増える。 今、画面の前の人は「さっき90式の主砲がライセンス生産とか書いたやん」とか思ってるだろう。準国産を含めた第3世代戦車ではドイツのラインメタル社製120mmL44滑腔砲をライセンス生産して使用してる例が多い。さすがの陸軍国である。だから主砲だけ国産じゃないという例はかなりある。 もっとも、製造元のドイツでは砲身長の長いものが使用されてる。このことについてはのちに詳しく解説する。 研究開発の開始は74式戦車が制式化されて間もない1977年。当時は冷戦真っ定中。 この頃はベレンコ中尉亡命事件など自衛隊の見直しが図られた時期である。 当時の最大の仮想敵であるソビエト連邦の主力戦車のT-64、T-72、T-80に対抗できる戦車を目指して開発されたのが90式である。 1970年台後半から80年台辺りにかけて、戦車の代名詞とも言えるM1エイブラムスとかレオパルト2が制式化され、時代の趨勢が第3世代戦車に向かっていたことも開発を急がれた理由の一つである。 エイブラムスは完成急いだ結果、主砲が間に合わなくて配備当初は51口径105mmライフル砲搭載だったのは有名。え?最初からライフル砲乗せている第3世代戦車が居るって?HAHAHA、そんなまさか…ほんまや!(ティータイム《茶番》) そんな中、1980年には仕様要求がまとまって、それに基づいて120mm滑腔砲やら自動装填装置、あと複合装甲なんかの研究と試作が行われ、段階的に車体や砲塔と言った部分の一時試作が進められた。 その試験結果を基に制作された二次試作車輌を使ったより実践的な各試験を経て、1990年8月に90式戦車として正式化された。よくネタで、防衛庁の技官だか官僚だかが、当時の技術研究本部の担当者にレオパルト2の写真見せて、「こんな戦車欲しい」とか言ったなんて話がある。 真偽不明だが、実際の所、複合装甲の採用により直線的なデザインが多い第3世代の戦車は、砲塔正面に避弾経始を施したエイブラムス型か、垂直なレオパルト型のどっちかになるもんだから、コレはしょうがなかったりする。 ちなみに仮想敵であるロシアは、投影面積と複合装甲の量をへらすために砲塔が平べったい。画像を貼れないので、例として出すならば本邦の74式戦車みたいなお椀型の形である。 これは第2世代主力戦車(MBT)の特徴である「被弾経始」を取り入れた結果である。被弾経始とは装甲を傾斜させる事により、砲弾の運動エネルギーを分散させ、逸らして弾くという概念である。 装甲厚や重量は同一のままでも、装甲を傾斜させることで垂直の装甲より高い防御力を得ることができる。簡単に説明するとお椀をひっくり返して横から勢いよく指でお椀を突くと上に逸れる。それが被弾経始である。 閑話休題。当時、西側戦車として初の自動装填装置や、多分世界初の攻撃目標の自動追尾機能などを備えた強力な戦車であった。自動追尾機能は戦車では世界初である。 大きさ 全長主砲込みで9.8m、全幅サイドスカート込みで3.4m。標準姿勢で全高2.3m。 74式にも採用されている姿勢制御で、前後に±5度、車高は標準から+17cm-25cmの範囲で可動する。 違いとしては、74式は完全な油気圧サスペンションだったんだけど、90式はこれにトーンショバーのハイブリットだから。トーションバーとは簡単に解説するとバネの一種。ただしコイルバネと違って、見た目はただの鋼鉄の棒。それをねじることで、バネとしての効果を発揮させる。コイルバネに比べて、軽くて省スペースなのがメリット。我々の乗用車にも使われている。全部では無いが。 この違いがあるので、74式で出来た左右の姿勢制御はオミット。前後にしか上下動しない。コレは一見退化のように見えるがそれは違う。74式はレーザー測距儀とアナログ式弾道計算コンピューターで照準を付けていた。今から見ると限定的な性能しか持たない火器管制装置である。 だから、なるべく車体を水平に保つ必要があったのだ。じゃあ90式はというと、レーザー測距の他に砲耳軸傾斜計と環境センサーと、その他色々の情報を利用してコンピューターが正確に照準できるだけの性能持たせることが出来た。だから、暴露面積を減らすための前後姿勢制御だけで良かったのだ。ちなみに10式は全輪油気圧式だから、左右の姿勢制御が復活してる。 こんな90式だが、車重は74式と比べて10t以上重くなって50.2t。でも複合装甲に120mm滑腔砲と自動装填装置他色々が採用していて、これは相当軽量な方である。考えてみてほしい。90式が通行不可能な場所は侵攻して来た敵の戦車も通行可能。 逆に90式が通行可能なのに、侵攻して来た敵の戦車が通行不可能な場所もありえる。 T-72やT-90なんかは90式よりデカい125mm滑腔砲で、自動装填装置と複合砲と……これで50t切っているのだからかなり凄い。もっとも、装甲はそこまで厚くはないし、複合装甲も限定的だし、砲塔のすぐ下が弾倉だしですごい危険である。「被弾するとどうなるのか」とかは後ほど解説する。 駆動系 エンジンは戦前から続いた空冷式は辞めて三菱重工の10ZG32WTの水冷2ストロークV型10気筒ターボディーゼルエンジンを搭載。戦前は満州での運用が前提で、水が確保できない場合を考慮せざるを得なかったのだ。こちらは本土での運用が前提なので、そんな配慮は必要無い。排気量自体は74式と同じ21,500ccである。 V型エンジンの片バンクごとにターボチャージャーがついてるツインターボ。決して競走馬では無い低速域用にスーパーチャージャーもついてるエンジンである。ターボは日本国召喚の読者的には過給器と日本語表記したほうが馴染みが深いのでは無いだろうか。ムーが熱心な奴である。 このエンジン出力は結構なもので、74式と排気量は同じであってもあっちは720馬力でこちらは1500馬力も叩き出す。 諸外国の第3世代と比べたら小型だけど、その割には高出力なエンジンとよく言われている。レオパルト2戦車も90式戦車と同じ出力1,500hpの液冷ディーゼルエンジンだが、あっちのMB873Ka-501エンジンは排気量が47.6リットルと90式戦車の2倍以上。90式戦車のエンジンがコンパクトな設計であることがよく解ると思う。 これも74式から引き続き採用されている2ストロークエンジンだからこそである。4ストロークよりも構造はシンプル。出力も大きいのである。ただしデメリットも有る。2ストがどんなものか知っている方は分かるだろうが、わからない人は、レシプロエンジンについて調べていただきたい。 で、それが4ストと比べて環境や燃費で劣るんだな―ぐらいに思っていただければ良いと思う。排気ガスがかなり黒い ちなみに6ストもあるが一般的ではない。主に競技用。じゃあどす黒いから燃費悪いのかと言うと、公開されてる情報が少ないから海外と比較できる基準もないわけで、良いんだか悪いんだかは不明である。だいたい1リットル当たり250mぐらいが90式の燃費である。でも燃料タンクがデカい為に、高速道路に沿って行けば東京から名古屋あたりまで無補給で行ける。 変速機も74式の頃は開発が難しかったオートマチック・トランスミッション(Automatic Transmission)つまりAT、オートマになっている。前進4段・後進2段で下がるのも早い。変速機はエンジンと一体化してるパワーパック……つまりは動力部分がモジュール化されてるんだと思えば良い。だから故障しても短時間で交換できる。 最高速度約70km/h。これは他国戦車と比べて速いのかと言うとそうでもない。ただし、0-200mの加速、ようはスタートダッシュ能力に関しては、61式や74式も同じくかなりの高さを誇る。止まるのも速い。時速50kmから2mで急停止出来る。通称殺人ブレーキ。車体から上半身を出してる車長が胸とか強打するからこの名前がついた。車に普段乗ってる人は、どれだけすごい勢いで止まるのか分かるかと思われる。でも公道で試しちゃ駄目です。だが、平成19年度富士総合火力演習で車長が砲塔の上に立って踊っている姿が発見された http //www.nicovideo.jp/watch/sm93044 自殺志願者かな? ちなみに島松演習場での実験では、75km/h以上の速度を記録してたりする。 攻撃力 乗員は車長、操縦士、砲手の三名。自動装填装置が採用されたので装填手はいない。次はこの自動装填装置も含めた攻撃力についての説明をする。自動装填装置は読んで時の如くである。ベルトマガジン式を採用してて、機関銃のベルトリンクのように数珠繋ぎに砲塔後部の弾倉内に砲弾を保持。 この自動装填装置、初期の頃は不良装填率が2割弱とかなり高かったとされる。これは精度不良というよりも、少しの埃でもセンサーが作動して装填できないようにという安全装置が過大に作動したためとされ、自動装填装置そのものの不良ではなかったらしい。今では5%以下。ちなみに自動で押し込めない時は戦車長が手で押し込める。 ここに砲弾を搭載する時、一発ごとに弾種を記録しておける。ちなみに、レオパルト2やM1エイブラムスやメルカヴァなんかは装填手が人力で装填する。90式は4秒以内。射撃速度はこちらの方が速いのである。だが、実戦経験の豊富なイスラエル軍なんかは「戦車の乗員は掩体構築や車輌整備、周辺警戒などで最低4名必要であり、自動装填装置を搭載して乗員を3名に減らすのは好ましくない。熟練した装填手なら自動装填装置と変わらない速度で装填を行える」なんて主張してたりする。 自動装填装置のありなしが戦場で影響するかは、湾岸戦争で確かめられた。手動装填式のM1エイブラムスと自動装填式のT-72戦車が撃ち合ったわけだが、いくら士気や練度の違いがひどかったとはいえ、T-72は一方的に負けている。自動だから有利とは言いきれない面もある。でも120mm砲弾はかなり重い。狭い車内での装填を考えれば、日本人の体格的にも自動装填式の方が良いんじゃないかと考えられる。 自動装填装置がある最大の欠点は、乗員が減ると例えばキャタピラ交換の際に1人1人の負担が増えると言われてる。確かに砲弾や燃料の補給・陣地構築なんかは乗員が行うしかないのだから、その人手が足りないのは痛手だとも言える。射撃時は上記の装填記録を元にして、砲手が指定した弾種が装填される。 搭載された弾薬がくるくる回転する。どこにAPFSDS弾が、どこにHE弾(榴弾)があるかは自動認識されており、戦車長が例えば榴弾装填を命じると装填場所の近くにある榴弾がガチャガチャ回転して即装填される。この技術は、日本がもっとも得意とするマシニングセンタの技術の応用である。ちなみに、この装置を制御するサーボドライバは三菱重工業の系列企業である三菱電機でも生産されているが、90式戦車に搭載されているのは同社ではなくライバル会社の安川電機社製のものが使われている。三菱重工業は戦時中に零戦のエンジンにライバルの中島製のを使ったいきさつがあるのでコレの再来なのでは無いかと言われている。 で、装填時は砲が自動的に水辺となって、装填終了後にすぐに照準時の角度へ復帰。この動作はかなり素早い。どのくらい素早いかと言うと、装填・射撃・排莢のサイクルが大体4秒。最大毎分15発の射撃が出来る。主砲は前述したが、ラインメタル社のL44滑腔砲のライセンス生産である。結局、国産砲の製造コストがラインメタル社製砲をライセンス生産した場合よりも高くなってしまうという理由で、最終的にラインメタル社製120mm滑腔砲のライセンス生産を行うことが決定したが、結論が出るまでにかかった時間が長い長い……第2次試作が予定より大幅に遅れてしまい、それに伴って90式戦車の制式化も当初の予定より数年遅れる結果となった。もしかしたら名前は89式とかになってたかも知れない。 結局の所、90式戦車では国産砲の採用は実現しなかったが、その後90式戦車用の120mm滑腔砲のライセンス生産を一貫して手掛けた日本製鋼所はこの経験と持ち前の高い技術力を活かし、陸上自衛隊の最新鋭MBTである10式戦車用にラインメタル社製砲を上回る高性能120mm滑腔砲を開発することに成功している。あっちは完全に国産なのである。90式の試作とこのライセンス生産、無駄ではなかった。 ここまでこの頁見てくれた方はよく分かると思うが、他国製より精度とか何かしらで国産が上回ってもコストの問題で見送られるというのはよくある話である。もう何回書いているのだろうか見送ると。だがそれでもしっかり生かすことには成功しているのだから良いとしよう。多分今後も国産砲が採用されるだろう。 一応、44口径120mm滑腔砲は当時世界最強の砲である。これにわずかながら勝てる砲が作れたという辺りは誇っても良いと思われる。値段で負けたけど。それが自衛隊で1番無いとは言ってはいけない。ただでさえ陸自は予算が厳しいのである 今ではドイツのレオパルト2A6やフランスのルクレールなどが、50口径以上の砲を採用しているために、攻撃力はこれらより劣ると言われている。ただ日本は起伏が多い地形なので、55口径の120mm砲を搭載するとつっかえてしまうというのが懸念されており、44口径がちょうどいいという意見もある。用途や運用が違うからこのあたりはしようがない。ただ米軍が試験してみた結果55口径にしても、必ずしも火力の優位性にはならないって話もある。 さて、有志がQ Aに書いてくれているがここでも滑腔砲について簡単に解説しよう。いつか書こうと思ってたら先を越されてしまって悔しいということはないぞ。せっかく書いたからね、うん。61式や74式だと砲内部に溝が切られたライフル砲を使用してたのだが、90式だとエアガンのバレルのように溝は無い。これは装弾筒付翼安定徹甲弾……APFSDSと呼ばれている徹甲弾を使用することを前提とした砲である。今までの徹甲弾と比べて弾体が極端に細いのがよく分かると思う。 ※出典:ウィキメディア・コモンズ 90式戦車に使用されるAPFSDS弾 陸上自衛隊広報館にて (https //commons.wikimedia.org/wiki/File Japanese_APFSDS.jpg?uselang=ja) ※出典:アメリカ合衆国陸軍公式HP パブリックドメイン(http //www.dtc.army.mil/tts/1997/proceed/walton/walton.html) {1.装弾筒 2.弾体 3.スリッピング・バンド ※出典:ウィキメディア・コモンズ パブリックドメイン (https //ja.wikipedia.org/wiki/ファイル SubCalibreGrenade.png) アスペクト比……つまり長さ÷直径が6を越えるから回転での安定が得にくいのである。ちなみにコレは20~30程。長さが直径の6倍を超えると、ライフリングで安定を得にくい。なぜそうなるかというと……ライフリングによる安定は、砲弾がその長軸を軸として回転することで得られるのだが、砲弾が細長すぎる場合、回転軸が安定しないのである。発車直後に回転軸がずれてしまうのである。最終的には、棒の中心を持ってプロペラのように回す、ちょうどバトンを回すような回転になってしまうのである。それでは貫通力も何もあったものじゃない。 で、仕方がないから、砲弾を回転させず、代わりにダーツのように安定翼がついている。もう一つ、APFSDSは砲口初速が約毎秒1,600m、マッハ5に近い運動エネルギーで目標を貫通するのが目的なので、砲内部が平滑でないと初速が低下してしまう、という理由もあるのだが…。そんなわけで、74式で使用されてる93式105mm装弾筒付翼安定徹甲弾には、スリップリングという回転を抑制するパーツが付いてたりする。他国の第二世代戦車も同様である。 再度上三枚の内一枚目を見て欲しいのだが、手前がJM33装弾筒付翼安定徹甲弾(APFSDS)で、奥がJM12多目的対戦車榴弾(HEAT-MP)。この二種類を使用する。こっちもライセンス生産品である。特徴としては薬莢が装薬と一緒に燃える焼尽薬莢というので、底部以外は残らないから空薬莢を車外に捨てる手間が減る。有効射程は概ね3kmを超える程度と言われてる。 短い?艦砲と比べるのは間違ってるからね。 砲弾の威力としては、APFSDSはゼロ距離で540mm、1kmで500mm、2kmで460mmの均質圧延鉄鋼版を貫通できます。 HEAT-MPの方は射距離に関係なく600mm~700mm程度と言われてて、破片効果もあるから対人対物用の榴弾としても使用可能。砲の仰俯角は+10度~-7度と他国戦車と比べたら狭い。でも姿勢制御を加えると+15度~-12度になって逆にかなり広くなる。 更に、74式にはなかった車長用の独立した照準潜望鏡があり、砲手用とは別に索敵・照準が可能となっている。コレがあるから砲手が目標を照準中に車長が別の目標の索敵を行えるハンターキラー能力がある。もし車長が発見した目標の砲が脅威度が高いと判断された場合は、射撃操作に割り込んで車長が直接射撃出来たりする。ただし、こっちは暗視機能が無いし、索敵範囲も主砲を中心に前方と左右90度しか索敵できないという限定的な能力ではある。つまり砲塔前面180度。ちなみに10式では全周旋回式に強化されてる。 次、その命中精度の一翼、自動追尾装置についても簡単な解説をする。 自動追尾 74式では暗視装置として赤外線で相手を照らすアクティブ式赤外線暗視装置が採用されていたのに対して、90式ではパッシブ式熱線映像装置……所謂、熱赤外線暗視装置とか、サーマルイメージャーなどと呼ばれるものが採用されてる。これは日中でも夜間でも関係なく目標の発する熱を可視化する装置で、74式のように照射した赤外線を探知されることが無い。それを利用したのが自動追尾装置である。 つまり、対象物と背景の温度差によるコントラストを検出して処理して、目標をロックオンすれば自動的に補足・追尾し続けるという恐ろしいものである。更に、目標が一時的に遮蔽物の裏に回ったとしても、それまでの移動方向やら速度やらから未来位置を予測して照準し続けける。更にロックした目標と照準がずれているタイミングでトリガーを引いても発射されない。再び照準が合うまで遅延させるシステムが搭載されてる。移動目標は当然のこと、特に行進間射撃において高い威力を発揮する。 この能力はアメリカのヤキマ演習場に持っていった時に示された。行進間射撃、つまり動きながら的に当てる訓練で3km先の目標に初弾で命中させて米軍関係者を驚かせ、最終日には見学者が詰めかけたという逸話が残っている。ちなみに国内だと最大射程での行進間射撃は無理であったのだが、2000年代に入ってからは演習用徹甲弾という一定距離飛ぶと勝手に壊れる奴が配備され、総火演でも行進間射撃が見られる。実弾は変わらず。 どんな感じかと言われるとこんな感じである。こっちみんな http //www.nicovideo.jp/watch/sm92676 こういうこともあり、上記の通り配備当初は酷評散々だったのだが、徐々に変わっていった。一部にね、国産大嫌いな評論家というのがいる。そいつらが根強く言ってた「弱い、高い、重い」の三拍子はどんどんトーンダウンである。想像した「弱い」より実績である。ただいなくなったわけではないのは、たまに出没する荒らしなんか見てれば分かると思う。まぁ理由もあるにはあるのだが。90式の主砲には長らく空砲がなく、駐屯地祭の模擬戦では同軸機銃しか射撃しなかったのである。今は10式戦車用に120ミリ空砲が開発されたことでなんとかなっている。 副武装 こっちはおなじみの12.7mm重機関銃M2と、主砲と同軸74式車載7.62mm機関銃がともに一基。 これは74式から変わってない。ただし近年発覚した住友重機械工業による機関銃強度偽装事件により不安ががが…… だからか朝霞駐屯地展示の試作車からは、当初は搭載されていたM2重機関銃が今は撤去されている。他の展示車は不明。 防御力1 肝心の防御力である。今更説明するまでもないが、それでもあえて説明する。90式は自衛隊で初めて車体、砲塔共に全溶接構造を取り入れ、複合装甲を車体前面及び砲塔前面に初採用された戦車である。逆に戦車砲の発達に伴い、避弾経始は製造工程簡略化も兼ねて考慮してない。複合装甲というのはそれまでの一枚物の均質厚延鋼板とは違って、二枚の装甲の間にセラミック等の複数の素材をサンドイッチ状態にした装甲と『言われている』。 なんで『言われている』なのかは、詳細はどの国でも機密だからである。その割には概要が有名なのだが。それは置いといて、90式は開発段階でイギリスの軍用車輌技術研究所から売り込みがあったらしい。所謂「チョバム・アーマー」である。イギリスで開発されてるのに英国面の要素がない珍しいやつである。まあ、世界で初めて戦車を開発した国である為に戦車開発では誇りを持っているのかもしれない。え?ライフル砲?……何の事かな?(震え) 複合装甲と「チョバム・アーマー」を一緒にしてるのよく見るのだが、製造国ごとに内容物は違うと思うから一緒にするのは間違いである。機密明かして実は同じでしたなんてことがない限りは。まぁ固有名詞の一般名詞化なんてよくあることである。キャタピラとかバルカンとか。ただし、M1エイブラムスは劣化ウラン装甲だからコレは根本的に違う。チョバムとの合体かもしれないが。あっちの劣化ウラン複合装甲は、成形炸薬弾に対して1,300mm厚RHA相当の防御力と放射線も遮れるんだという。搭乗員の健康被害?……知らない子ですね(目逸らし) で、90式はというと、拘束セラミック型と呼ばれる複合装甲を装備。旧世代のセラミック装甲は「セラミックの硬さを活かし、敵弾を貫通させつつ摩耗させて貫通を防ぐ」というものだった。 では90式はと言うと違う。「ガチガチに固めて敵弾を粉砕する」という真逆の設計思想で造られた。簡単に言うと「どうせ貫通されるのならガッチガチに固めて砲弾ぶち壊したろ!」と言う感じである。具体的に言うと、高強度の合金で出来た箱で高密度のセラミックをぎゅうぎゅうに密閉したものをタイル状に並べた構造になっているらしい。コレ機密じゃないの? 砲弾が命中したら格納容器とセラミックを侵撤していくわけだが、容器の強度で容積が変化し辛いから侵撤した分だけ内圧が上がるわけで、その圧力が侵撤を阻害するとともに、砲弾自体を破壊する威力を持っているとかなんとか。し・か・も・だ。 その内圧上昇に伴う高温でセラミックが再焼結。100%は流石に無理だが、それでも装甲防御力が保たれると解説されてる資料有り。自己再生である。簡単にいうと「何度でも甦るさ!」という事である。まあ、完全に回復するわけではないが その装備方法は、装甲として直接溶接するのではなく、外壁と車体の間に内蔵する内装式モジュラー装甲と呼ばれおり、被弾した時に迅速な交換や新装甲を開発した時の更新楽々となっている。この防御性能は開発当時としてはかなりのものであり、同じ90式戦車の主砲を最低でも5発、内訳としてはHEAT-MP3発にAPFSDS2発を正面に撃ちこまれても自走可能だったという結果を叩き出している(*1)。 M1エイブラムスで落伍車の鹵獲を防ぐために戦車砲を撃ったけど破壊できなくて、結局回収車を何輌も使って回収したというエピソードがあるが、これより硬いとされてる。コレくらいないと乗員は守れない。ちなみに他国戦車だとレオパルト2あたりが採用している。ただしこっちのほうが分厚い。具体的には、90式が80cmに対してレオパルト2は60cm。コレでなお防御批判があったのである90式は……実戦で世界最強を示さないと駄目なのかね。 この硬い硬いと評判のM1と同等の防御性能を持つのが90式なのである。こっちのほうが軽いのにである。なお、世の中には弾丸が貫徹すると砲塔が吹っ飛んで、結果「びっくり箱」なんていうあだ名が付いた戦車がある。おまたせしました。T-72です。覚えてたかな?この戦車では西側戦車と違い、砲塔の真下に弾薬を兼ね備えている。そんなところに砲弾置いたら当然爆発する。西側戦車もブローオフパネルがあるが弾薬庫に被弾したら当然爆散の危険性があるのはヒミツだ! 成形炸薬弾、つまりHEAT弾。所謂榴弾。砲弾そのものを貫通させるのじゃなく、爆発の威力を一方向に集中させることで装甲を破ろうという、そんなものだと思っておけば良い。化学エネルギー弾とも言う。で、コレに対しては発生したメタルジェットがセラミックを穿孔する際に、剥離したセラミック片がメタルジェットを側方から押し包んで流れを妨害するため、通常の防弾鋼板に比べて圧倒的に高い防御力を発揮。一説によると、90式戦車の複合装甲は成形炸薬弾に対して1,500mm厚のRHAに相当する防御力を備えているんだという。 あとサイドスカートを装備。これは61式にも74式にもなかった。74式戦車G型、所謂(改)ではつけられたが。これで車体側面の防御力向上を施している。例によって圧延防弾甲鈑製である。場所が場所なんで厚さ8mmとうっすいが。運動エネルギー弾には効果ないと思われる。だが、形成炸薬弾とかなら十分。 とは言え、これは開発当時の話である。現在ドイツで運用されているDM53APFSDSは、レオパルト2A6の55口径の滑腔砲との組み合わせの場合、距離2kmで650mmの装甲貫徹力がある。90式戦車のDM33、APFSDSの種類と思ってもらえれば良い。それと44口径砲の組み合わせの場合より40%も貫徹能力が高い。ロシアもロシアで125mm滑腔砲用の3BM-42Mでも距離2kmで600mm程度の装甲貫徹力を持ってるっぽく、こちらも30%も貫徹能力が高い。90式戦車は優れた防御力を有しているが、そろそろ安心できなくなりつつある。 防御力2 装甲以外だとレーザー検知装置と発煙弾発射機がある。87式対戦車誘導弾みたいなセミアクティブ・レーザー誘導の対戦車ミサイルに対抗するための装置である。勿論その他の、照準や誘導にレーザーを使用する銃火器やら火砲やらに照準されても、警報してくれる。検知部分は3つあり、これで正面180度をカバー可能。10式は全周警戒出来る。 レーザーの照射を検知すると、砲塔左右側面に4期ずつ設置された発煙弾が自動的に発射される。もちろんレーザー照射だけを警報する、という使い方もできる。発煙弾は赤燐が主となるもので、赤外線を吸収する能力がとても高い。赤外線誘導弾に対する防御手段としても機能する。白燐から置き換え中。 加えて第三世代戦車の標準装備といえる弾薬庫上面のブロウオフ(ブローオフ)パネル。弾薬庫が被弾誘爆してもパネルが吹き飛び、上部へ爆風を逃して、極力戦闘室へ被害が及ばない配慮が為されている。 C4I ぶっちゃけよう。90式の弱点である。流石に配備から20年以上たってるのである。だって大規模な改修してないのである。当然他国戦車にどんどん遅れを取っている。基本的に無線通信しか連携手段がない為、有視界外や部隊間での綿密な連携には限界があるわけである。 ※出典:防衛省HP(http //www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/seisaku/results/16/jigo/sankou/01.pdf) そこで開発されたのが戦車連隊式統制システム、通称T-ReCsである。Tank-Regiment Command Control Systemの略。 これは戦車同士や普通科などの他部隊と、専用端末による位置情報やメールを使った敵情報の共有が可能であり、第七師団第2戦車連隊の90式には搭載されてる。 推測だが、米軍でかなり近い内容のシステムが運用されてるらしいので、それを参考にしたのではないかと思われる。だが、コンパクトが売りの90式はコレより大きな機器を載せる余裕はない。更にその性能も通信速度の遅さとかから期待されたほどではない。更に更に余剰電力に余裕がないもんだから、機器の冷却にも無視できない問題がががが……エンジン熱利用の温水式の暖房ぐらいしかついてないのである。コイツは。 因みに冷房はない。冷房はない。大事なことなので二度書きました。本当にエアコンはコレである。一般の自動車のような冷暖房装置があるわけではなく、エンジンの余熱を乗員室に引き入れて加温したり、空気清浄装置を通した冷たい空気をホースで乗員の戦闘服の中に送り込んで熱を冷ますという方法を採っている。これはNBC対策を施された現代の戦車ではむしろ当然で、劣ってるというわけではないのでそこんとこ勘違いしないでほしい。 話を戻して、現在のM1やらレオパルト2やらで運用されている、C4Iシステムと同等以上となる新システムの搭載運用は10式に託された。90式はコレ以上は無理である。そんな事もあって配備当初はともかく現在は差が開きつつあるが……なんでも手足が三本いると言われるほど使用性の劣悪さが指摘されていて、後付でのC4I実装は90式と同じく容易ではないらしい。 現在では第7師団第2戦車連隊のみで運用されていたT-ReCsを汎用化、能力強化したような新システムが2014年頃から整備され始めており、その「野外通信システム」が今後の汎用的なC4Iシステムの中核を成す「らしい」。「らしい」である。2007年度から試作開始して2009年度に技術試験開始してる。 ※出典:防衛装備庁HP(http //www.mod.go.jp/atla/soubi_riku.html) ※出典:防衛装備庁HP(http //www.mod.go.jp/atla/soubi_riku.html) コレは何なのかと言うと、HF(短波)、VHF(超短波)、UHF(極超短波)に対応した広帯域多目的無線機、通称「広多無」と呼ばれる端末と、アクセスノード装置という携帯電話の車載型基地局みたいな装置を軸に形成される通信システムで、特に初動対応では民間の通信事業者や衛星通信の回線を利用することで、広域かつ高速なネットワークをすばやく構築できるそう。 ※出典:防衛省HP(http //www.mod.go.jp/atla/research/gaibuhyouka/pdf/Communication_23.pdf) 部隊の展開規模に応じて、さらに指揮所用のネットワーク装置とノード中継装置にバックボーンノード装置、アクセスノード装置、運用管理装置、セキュリティ装置、整備支援装置と言った多数の機材が投入されまして、民間回線から自衛隊独自のネットワークへと切り替え、通信網を構築する。民間と言う辺り、本土防衛用の側面が強いのがよく分かる。海外侵攻の予定がないんだから、当然といえば当然であるのだが。 ※出典:防衛省HP(http //www.mod.go.jp/atla/research/gaibuhyouka/pdf/Communication_23.pdf) 更に普通科、野戦特科、高射特科、機甲科、航空科等で相互連携可能なシステムとして統合を行うものとされており、ヘリコプターなんかに搭載する機上用と戦車に装甲車、その他ソフトスキン車輌に搭載する車輌用、背負型無線機に近い形態の携帯用Ⅰ型、米軍のAN/PRC-152のような外見の携帯用Ⅱ型が開発されてるという。 ※出典:アメリカ合衆国国防総省HP(https //www.defense.gov/Photos/Photo-Gallery/igsearch/PRC-152/) 相互データ通信によって、暗号化された音声通信は当然として、自分と味方の位置情報やメール機能、緊急時の警告警報等に無線機として動作する専用アプリケーションをインストールすることで、例えば普通科の野外無線、機甲科の車輌無線、航空科の航空無線……陸上自衛隊に留まらず海上自衛隊と航空自衛隊、更には警察や消防が使用する防災無線にまで相互通信が可能となる。これは広多無を装備してない部隊や組織も含むということである。この一文に込められた汎用性の高さはご理解いただけただろうか。 ※出典:防衛省HP(http //www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2012/2012/html/nc3212.html) 対空戦塔指揮統合システム(ADCCS)に火力戦闘指揮統制システム(FCCS)といった従来のC4Iシステムとも連接一体化が可能、情報共有に関しては問題ないのである。一応書いておくが、様々な媒体でC4Iシステムと簡略化して呼ばれているが、正確には「C Quadruple I system」である。そもそも4が小さい。数学で階乗について習ったと思うが、あんな感じの表記をする。小さく上に書くやつ。パソコン表記的には恐らくC^4Iとなる。表示上の都合この項は全部C4Iとする。 で、何の略かというと Command Control Communication Computer Intelligence system の略。読みの都合でC4Iとなる。自衛隊ではC4I2システムになっている。 Command Control Communication Computer Intelligence Interoperability system 相互運用性というのが追加されてる。かなり長い。お役所がやることなのでしょうがないと言えばしょうがないのだが、自分は好きである。ちなみに昔はC3やらC3Iやらと呼ばれていた。 Command Control Communication Intelligence system の略 派生型 ※出典:陸自調査団HP(https //rikuzi-chousadan.com/soubihin/kaisyuu/type90kai.html) 最初に書いておくが、92式地雷原処理ローラ装備型は派生とは言わないんじゃないかなーと思う。もし登場したらここに改めて書き足すが……恐らく出番は無い。というわけで、90式戦車回収車について触れよう。多分出てこないと思うが。 ※出典:陸自調査団HP(https //rikuzi-chousadan.com/soubihin/kaisyuu/type90kai.html) 略称 90TKR 広報向け愛称 リカバリー 全長 約9.20m 全幅 約3.40m 全高 約2.70m 重量 約50.0t 乗員数 4名 主武装 12.7mm重機関銃M2 牽引力 50t 吊り上げ能力 約25t 速度 約70km/h エンジン 三菱10ZG32WT2ストロークV型10気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル1,500hp/2,400rpm 行動距離 500km 車体右側にブームクレーン。車体全面にウインチと駐鋤となるドーザーブレードを備えた戦車回収車である。クレーンは25tの釣り上げ、ウインチは50tの牽引能力を持つ。車体後部上面は予備もしくは故障車輌から取り外したエンジンなどを乗せておける架台になってる。また、砲身用の架台もあるようで、90式戦車の予備砲身を載せておき、損傷した砲と交換可能。 自衛用としてM2 12.7mm機関銃と発煙弾発射機を備える。あとサスペンションは90式戦車とは異なり全て油気圧式サスペンションである。平成22年度までの間に約30輌が調達された。 調達コスト ついにやってまいりました残念な所その2。良いところしか無かったら良いのだが、そうも行かない国産装備である。 調達コストは配備当初は約11億円。最終的に量産効果もありまして約8億円まで下がった。ちなみに74式は約3.5~4億円ぐらいだったので、当時高い高いと言われ(*2)、外国の第3世代を購入したほうが安上がりだーっていう意見がたくさんありったが、主だった国のだとアメリカのM1とドイツのレオパルト2は1輌あたり10億円以上、イギリスのチャレンジャー2は11億5千万ぐらいでフランスのルクレールだと十億円ぐらいするなど殆ど変わらない。 しかも他の外国装備を見れば分かるけど、購入もしくはライセンス生産するとなるとどうしても高くなるのは避けられないわけであり、トータルコストを計算すると、結局の所90式と大差は無いということになる。それだったら、技術蓄積とかパーツ供給とかの整備維持の面とかから国産のほうがメリットあるだろうと判断したのである。生産は平成年度までに341輌。富士教導団とかの一部を除けばほとんど北海道に配備されている。その重量から本州の橋梁通過には難があるとされるなんて言われてるけど、実際には65%を通行可能である。 ほとんどの国道では最大積載量40~50トン+自重十数トンの大型トレーラーが通過しても大丈夫なために北海道以外でも運用可能である。北海道では時々駐屯地の周辺で行動を走っている90式の姿が見られる。また、重量も他国の戦車などと比べたらそんなでも無い。(比較 フランスのルクレールが約56.5 t、イギリスのチャレンジャー2が約62.5 t、アメリカのM1A2 SEPV2が約63.28 t、ドイツのレオパルド2A7が約67 tである) とは言ったものの、移動の際に戦車輸送車に積むと重量が重くなりすぎるもんだから橋げた1つあたり1台しか乗らないように注意する必要がある。隊列を組んで橋を渡る事ができなくなる。また、73式特大型セミトレーラではそのままの状態では最大積載量をオーバーしてしまうため、車体と砲塔を分離して運ぶ。でも何で北海道なのかというと、あそこは車が主な移動手段なもんだから、他と比べて自動車道の整備が十分されてて、主要道路の橋梁ならほぼ問題なく通過出来るからである。 前述の通り、履帯にゴムパッドを付けて公道を走ることだってある。北千歳駐屯地から東千歳駐屯地間で、C経路と言われる経路を10km/h以下で町の中を走行しているけどあれは特例である。その為に安全装置が取り付け可能となっている。安全装置というのはサイドミラーとか方向指示器とか。そんなわけで、海外の主だった第3世代と違って大掛かりな改修はしてないが、後発の第3世代であることと、野外通信システムの搭載等を含め戦闘能力の強化を見込めるため、将来的に問題はないのでは無いか、と筆者としては思いたいところである。 現在は北海道だけではなく、協同転地演習にて九州に初上陸した。 これは年々増す中国や北朝鮮の脅威に対抗するため、従来の北方重視から島嶼防衛を含めた西方重視に自衛隊のドクトリンが変化している為である。小規模ではあるが89式装甲戦闘車なども加えた中隊戦闘群編成であり、民間輸送力活用も含めて南西への抑止力向上が期待される。 ※出典:陸自調査団HP(https //rikuzi-chousadan.com/soubihin/kaisyuu/type90kai.html) 作中での活躍 対ロウリア王国戦「王都ジン・ハーク攻防戦」にて、ハーク・ロウリア34世逮捕の為、陽動任務に出撃。王都を囲む城壁から4kmほどの位置に布陣する。直後、交戦規定クリアのため、1輌が突出、わざと矢を受ける。しかし当然ながら無傷。 その後は車載機関銃にて、まず威力偵察に出て来た騎兵400騎を殲滅。続いて出撃して来た重装歩兵大隊も、スワウロ一人を残して全滅させた。その夜、主砲にてジン・ハークを囲む三重の城壁、その北側城門を一撃ですべて破壊した上、道路に大穴を開けている。 対パーパルディア皇国戦「フェン王国の戦い」において、フェン王国首都のアマノキ東海岸におおすみ型輸送艦からエアクッション艇1号型にて上陸。本戦には10輌が投入された。 同国コウテ平野においてパーパルディア皇国軍のリントヴルム(地竜)32頭を主砲にて一掃する。この時、敵の牽引式魔導砲に撃たれ、2発を被弾するも、損傷に関して一切記載が無い。塗装が多少焦げたかもしれないくらいである。いずれにせよ行動に一切の支障は無かった。 ……活躍の詳細は任せた。 関連項目 兵器|自衛隊|日本国 ※既存のコメントに返信する場合、返信したいコメントの左側にチェックを入れて下さい。 過去のコメント 自己再生機能もちの超装甲を中世時代の大砲で破れるはずがないからなw - 名無しさん (2018-05-20 17 53 56) 10式は魔王戦で活躍していたがそれ以外の戦場では90式の方が出番多いようだ。GATEと違って74式は出てこない。 - 名無しさん (2018-05-20 18 51 09) 74式が出てこないのは年が年だし日本から離れた所で故障されたら困るからかな - 名無しさん (2019-03-18 01 01 58) 某門は、もし乗り捨てるようなことになっても向こうの連中にはどうにも使えない(燃料も弾も無いし構造も理論も理解出来ない)から、と言う前提がある。こっちのグ帝相手とかで同じ事やったらえらい事になる可能性充分にあるだろ? そう言う事じゃね? - 名無しさん (2019-03-18 21 04 26) 74式は数は多いから各地の駐屯地とかに配備する分には良いかもね。性能面では対愚帝でも充分オーバーキルだし。 - 名無しさん (2019-04-09 01 14 29) ムーでの陸戦 - 名無しさん (2018-05-20 18 56 54) (対グ帝)もたぶん90式が活躍する気がする - 名無しさん (2018-05-20 18 58 12) 側面の防御力も書いた方が良いかと - 名無しさん (2018-05-23 19 04 10) そう思った人が書けばいいんじゃない? - 名無しさん (2018-07-07 17 37 55) 90式によるグ帝チハもどきの蹂躙劇始まるよ〜 - 名無しさん (2018-07-07 17 10 14) 些末かもしれないけど、駆動系の欄、エンジンはレオパルドより最大出力可能時間が上回った代わりにサイズはレオパルドより大きかった気がするけど - 名無しさん (2018-07-18 13 40 45) 逆にレオパルドがA6系統になった際にユーロパックで無理に小型化したんだよ - 名無しさん (2018-07-21 12 50 54) 歩兵師団より戦闘能力の高い(俗に三倍と言われている)機甲師団を派兵するのが、コスパが高いので基本的に第七機甲師団が多くなると思われる。 - 名無し (2018-10-06 15 34 54) あんまり長い上主観の入った不自然な文体を削除しました。というか兵器関連書いてるやつここを私物化してないか? - 名無しさん (2022-09-07 20 39 58) 名前 ここを編集 〔最終更新日:2022年11月24日〕
https://w.atwiki.jp/army2ch/pages/94.html
戦車の履帯って万一下の部分が切れちゃったりしたらどうやって交換するんですか? 戦車のエンジンでディーゼルエンジンはガソリンエンジンと同じ馬力を得るにはガソエンジンより大きくせなばならないって本当? 戦車の居住性というのは、どれほどのものなのでしょうか? 現行の戦車って、100km/hぐらいでランダムに(三次元的に)動く標的に対して主砲を当てられるのでしょうか。 戦車砲打ちますよね?当然車内にはカラ薬莢がたまると思うのですが、狭い室内どうなってるんでしょう? 戦車はどこまで大きくなるか 戦車はAT?MT? それともはじめからミッションなんてない? 空挺戦車って、一体、どんな作戦に使うのでしょうか?。 戦車の車高が、低い方が当たりにくいと思うのですが、なぜあんなに高いのですか? 昔の戦車のクラッチはよくめげたそうなんですか、それは重量のせいですか? 戦車に火炎瓶を投げつけるのって有効な戦法ですか? 現代の戦車を、火炎瓶でやっつける事できますか? 「戦車肉弾撃破」って何を基準にそう呼んでるんですか? 戦車にCVTは使えないのかな? 戦車には盗難防止措置とか取られてるんですか? いまの最新鋭戦車てレーザーで照準するっていうけど光学機器で照準することはないんですか? 現代の主要国の戦車は、射撃するときはレーダー管制しているのですか? 戦車はコンピュータを使って弾道計算(こういう言い方をするのかわかりませんが)していますか? 戦車の砲塔を回すのは、砲手、それとも車長、どっちの役目なんでしょうか? 戦車の車体横にかかれた 「>」 マークの意味を教えて下さい。 森林での戦闘って、戦車とか使えます?使えなかったら攻撃ヘリって使う必要ありますか? 一人乗り戦車を開発、支障なく運用することは可能でしょうか? 戦車はディーゼルエンジンが多いようですが故障が少ない・燃料が安い以外にどのような理由があるのでしょうか? 戦車の条件って「キャタピラ」であることが必須なんですか? 戦車の車体を装甲兵車に流用した場合、装甲兵車としての使い勝手(広さ、歩兵展開のしやすさ)などに問題は無いのでしょうか? 戦車て撃破されると燃えるんですか? 「騎兵戦車」というのはどういうジャンルの戦車なのですか? たまに戦車に付いてる「シムファイア」って何に使う物なんでしょうか 貫通したあとどうなるのか 戦車のエンジンは後ろ置きが主流だけど、どうしてですか? 水陸両用戦車って、使えなかったんですか? 用語集を見てたら、戦車 (せんしゃ) 兵器 戦車の前に付けている熊手みたいなの何なんですか? 戦車の前方機関銃が無くなった理由ついて、教えてください。 エイブラムスや90式などの砲身の途中太い部分って何なんですか? 仮に砲の発射速度が向上し、APFSDSで直射してもMBT撃破できるなら戦車でなくてはできない業務ってどんなのあるんでしょう? センチュリオンや3号戦車の一部には車体後部の下に反り返った板が付いてますが何の役目をするものなんでしょう? WW2のベルリン戦でドイツがイギリスの菱形戦車を引っ張り出して投入したと聞きますが、その菱形戦車はマーク幾つなのでしょうか? 戦車の燃料は軽油ですか? 戦車とかの前後に付いてる白い雨戸みたいなのってなんですか? 戦車って空中から投下できる? 戦車ってなんでスコップとかついてるんですか。 戦車はヘリコプターくらいなら撃ち落せたりしますか? 戦車が攻撃ヘリに襲われたらどうするんでしょうか?打つ手無しですか? 戦車小説を書こうと思うのですが、参考になるようなおすすめの戦車小説はありますか? 劣化ウラン兵器を装備した戦車は、乗車時間に制限があるらしいのですが、本当なのでしょうか。 核の放射能で汚染された地域を90式やレオパルドあたりの戦車が通過すると中に乗っている搭乗員は放射能に汚染されますか? 戦車の視界が狭いというのは弱点としてよく言われていることですが、最近は外部カメラで周囲を観察しているんでしょうか いまどきの戦車って、停止状態でステアリング回したら勝手に超信地旋回したりするんでしょうか? 戦車の操縦手はバックするとき後ろは見えているんですか? 戦車に乗用車が衝突したら乗用車は大破して戦車は無傷になるんでしょうか? 戦後、ミサイルとレーダーの発達により戦艦は無用の長物となり、大艦巨砲の時代は終わりを告げたけど、なぜ陸では戦後も戦車の大艦巨砲化が続いたのですか? ヘリが敵を上空から探知できれば戦車は不要ってことですか? 歩兵戦闘車(装甲車)+歩兵(もちろん対戦車ミサイル装備)とかを揃えておけば戦車は不要なんじゃないでしょうか。 戦車って弾が出ないように改造していれば、個人で所有することは可能でしょうか? 大径転輪の戦車の転輪が等間隔ではないのは何故ですか? 敵の歩兵に肉薄され、機関銃による迎撃が間に合わない時、戦車砲をめくら撃ちして相手を麻痺させる、といった戦術が行われていない理由はなんでしょうか? アニメなどで戦車の大砲にライターや銃弾等を投げ込み戦車砲を撃った瞬間に爆発するシーンを見ますがそのようなことは可能ですか 仮に陸上自衛隊が戦うことになるなら、ヘリや車輪式の装甲車みたいな機動力の高い兵器の方が役にたつと思います。 戦車でもフォーメーションを組むのですか? 戦車の任務が塹壕の突破、歩兵の支援から敵戦車の撃破に変化した要因を教えてもらえないでしょうか? 戦場で戦車が弾切れしたらどうするの? 90式戦車が70Km/hで壁(戦車がぶつかってもビクともしない)に正面衝突すると乗員はやっぱり怪我をするのですか? 訓練用の複操縦式戦車ってあるのかな 戦車の搭載砲弾誘爆時に、吹き飛んで被害を最小ですませる「ブローオフパネル」を最初に採用した戦車は何ですか? 雨で戦車砲の命中率が下がったりしますか? 世界で一番大きな戦車ってどこの国のですか? 総合火力演習スレで発射時の衝撃波は観客席でも「痛く」感じるとありますが戦車内では耳栓など防護策はとっているのでしょうか? 砲に安定装置がついている戦車ってどうやって砲弾を装填しているのですか? 戦車が敵戦車との間の距離を調べる時はどうやってるんですか? ルノーFTは大変先進的なのに、その後の多砲塔戦車や、米国の戦車と戦車駆逐車の分離の様な混迷は何故? 戦車の中からは潜望鏡で外を見るんですよね。あまりはっきり見えないんでしょうか? 第2次世界大戦中、の戦車で、日英米独ソ、それぞれ砲塔バスケットの装備状況はどうだったのでしょう。 戦車が歩兵と戦うときって榴弾を使うんですか?それとも機関銃を使うんですか? 戦車の超信地旋回って通常だとどれくらいの正確さでできるものなのですか? パンターは砲塔の後方にドア?が有って熱い薬莢を捨てられるけど、突撃砲や旧軍、または現代では熱い薬莢をどのように処理してたの? 対戦車砲を装甲車に乗せたのが戦車じゃないんですか? 燃えるナフサタンクの脇から戦車で突入して反対側から出てくるという行動は可能なのでしょうか? よく側面がガラ空きとか、側面をつくとかいいますけど、どういうことですか? イスラエルをはじめ市街地の制圧のため戦車を運用しているようですが、搭載弾薬は通常戦闘時と変更されてるのでしょうか? 戦車に核兵器を搭載する事はないの? 現代の戦車はレーザロックで ターゲットの速度情報は手に入るのでしょうか 戦車が後退するときには後進で後退するのですか? 突撃砲・自走砲と戦車を見分ける時、まずどこを見ますか? 砲を撃ちまくってる戦車のなかには、熱く灼けた大型の薬莢がゴロゴロしているんでしょうか? ルノーFT戦車の「FT」とは何かの略なのでしょうか? レベデンコ戦車の車高はどう考えても動くマトにしか思えません。 駆逐戦車についてですが、無砲塔化のメリットはなんでしょうか? 小規模な敵部隊に戦車が攻撃を受けて、キャタピラを破壊されたら乗組員達は戦車を置いて逃げるんでしょうか? 戦車が最大の超壕力を発揮する砲の方向は正面、横向き、真後ろのどれなのでしょうか? 煙幕を張られるとレーザー照準しがたいですが、張られた煙幕をどうやって除去するのでしょう? 戦車に乗用車・バス・大型トラックなどが、衝突した場合、戦車の方に影響ってあるんでしょうか? 第三世界の紛争の映像では戦車を斜堤に乗り上げさせて無理やりに戦車砲の仰角をとり、発砲している映像を見ますが やっぱり戦車の基本的な色って緑色なんでしょうか? 歴史上、初めて行われた”戦車戦”は、いつ何処でどのように発生したのでしょうか? 戦車についてる前方機銃ってちゃんと狙って打てるんですか? なぜ重戦車と中戦車では製造コストにあれほど差があるのですか 戦車って市街戦ではあまり力を発揮できませんか? 戦車って単独で行動するもんなの? 戦車についてる発煙装置って自分達の視界を遮ったりしないのでしょうか? よく戦車は「予備転輪」を車外に積んでいますが転輪ってそんなに頻繁に壊れるものなのですか? M1A2とか、レオパルド2A6とかの「A」って、何の略ですか? TVなどで戦車が水中を走るシーンを見かけますが、もしも水中でエンジンが故障したり、キャタピラでも抜け出せなくなった場合 ガスタービンエンジンはアメリカ以外の戦車には積んでない? 戦車で交戦中に用を足したくなった時、どのように対処したのでしょうか。 一昔前の戦車にはやたらと大きいサーチライトがついているものが多いですが(M60や74式、T-62等)、 航空用語では所属不明機をボギー、敵機をバンディット等と呼ぶようですが、 戦車の乗員を英語で言うと、 現代戦車の移動の最高速度はどのくらい? 第一世代、第二世代、第三世代戦車、それぞれの特徴やいつごろの戦車のことなのか知りたいです 「戦車は機動力が命」なのは何故ですか? ハンド・オブ・ブラザーズでは、戦車が撃破されても戦車兵が脱出してませんが、 戦車の砲口についている「砲口照準ミラー」って一体何に使うためのものなのでしょうか? 訓練を受けた軍人が素手で戦車と戦う場合、何人ぐらいでチームを組めば勝てるでしょうか? WWⅡとか現代の戦車砲は、撃針で弾の後ろの雷管を打って発火させてるんでしょうか? 戦車や装甲車の車体に、貼り付ける様にして各種工具がマウントしてある車両をよく見かけますが、何故車体の外側に剥き出しでマウントされているのでしょうか? 戦車を操縦する人が外を見る為の穴から銃弾が入ってきて戦車を操縦する人に当たっちゃったというようなことってないの 「ターレットリング」というのは戦車のどの部分なんでしょうか? 戦車の砲口の中に正面からライフルで撃ち込んで破壊できますか? 戦車に航空機用のジェットエンジンを搭載したら大馬力低燃費軽量? 戦車兵は、敵戦車に命中した徹甲弾が弾かれたかどうか、眼で見て分かるものなんでしょうか? 敵の戦車と対峙して砲弾が命中しなかったらかなり焦りませんか? キャタピラー式で一番速い戦車って時速何キロ? 戦車ってヘリとかに攻撃されたときに、具体的にどんな回避行動とるの? 戦車砲で敵戦車を攻撃する時、方向や距離なんかを手入力してから発射するんですか? 戦車その他の戦闘車両に所謂家庭で言うエアコン(冷暖房)は搭載されていないのてしょうか? 現代の戦車に対して鉄条網は有効ですか? 戦車は視界外の戦闘をすることがありますか? 戦車の燃費について教えて 「装輪戦車」というものは今現在存在しないと思っていいですか? 無線機を持たない頃の戦車は、どうやって他の戦車と連絡を取っていたのですか? 対戦車砲で戦車をブチ抜かれた場合、中の人って脱出出来るもんなんですかい 戦車は車体の方が大きいのに、何で砲塔に被弾が集中するのでしょうか? 対空戦車は時代遅れの存在なのでしょうか? 冷戦終結後の「戦車」って不用じゃないの。 車長の戦死率って高いんですか?もし戦死したら戦車はどうやって動かすのでしょう。 小さい戦車が最強なら、何でどこの国も30トンや40トン級の120㎜砲搭載主力戦車を開発しないんですか? 戦車の操縦席と砲塔って内部ではつながっているんでしょうか? 戦車にはトイレはついていないんですよね? 60t近い大重量の戦車が突進すれば厚さ50cmから1m程度のコンクリートの障害物も粉砕して突破できるのでしょうか? 戦車の「車長」って、英語ではなんて言うのでしょうか? 指揮型戦車って、強力な無線機を装備している代わりに砲弾数を犠牲にしているんでしょうか? 戦車には戦闘機みたいにサバイバルキットはありますか? 初期の戦車は砲兵だけで対応する物という考えだったんでしょうか? M4シャーマン戦車の前部にトゲのような装備がついている写真を見たことがあるのですが、あれは何のための装備なのでしょうか? 閲兵式で戦車が行進中に故障して停車・・・みたいな事ってあるんでしょうか? 敵戦車を狙う時に主に敵戦車のどの部分を狙って撃つんでしょうか。 戦車は市街地戦闘が苦手なイメージがあるのですが、実際はどうなのでしょうか? 映画とかでよくある戦車のハッチを開けて手榴弾投げ込むことって実際にあったんですか? 戦車って中は真っ暗闇ですか? 第一次世界大戦?の時に「キャタピラの横に砲身が付いている戦車」の名前が知りたいです。 戦車は歩兵を随伴しないで戦場に行った場合敵歩兵に弱いと聞いたのですが、対戦車兵器も持ってない歩兵にも弱いのですか? 戦車のディーゼルエンジンについて質問ですが、水冷式と空冷式がありますがそれぞれメリットとデメリットを教えていただけますか? 戦車の戦車長が死んだ場合、だれが戦車長の代わりになるんですか? 戦車って歩兵を踏み潰しちゃったりしないんですか? 戦車の行軍中の写真見るとよく運転手がハッチから頭出してるけど、あの状態が正常なポジションなのかな? 戦車はキャタピラをゴムにすれば公道を走れると聞いたのですが本当でしょうか? 戦車って何であんなに燃費が悪いのですか? 初期の方のⅡ号戦車の車体後部に自転車をつんである写真を見たのですが、こういう例ってどのくらいありますか? 戦車が砲弾を跳ね返したとき、本当に「衝撃はすさまじい」「釣り鐘の中にいるよう」なんでしょうか 戦車を後輪駆動にするメリットには、どういうものがあるのですか。 戦車を活用しにくい地形とはどんなところなのでしょうか? 戦車に雷が落ちる事ってあるんですか? 機関銃をたくさん搭載していた戦車って、最高何丁くらいなのかな。 戦車の砲塔はとくにこれといった固定がされておらずただ車体の上に載せてあるだけの車種も珍しくないって本当ですか? 全周視界を持った戦車が開発されたら歩兵を随伴させずに戦うこともありえますが? 現代の戦車戦は、歩兵を交えずに戦車だけ同士の戦いになるのですか? ソビエトの戦車や74式戦車みたいな、御椀型の砲塔の形はどんなメリットがあるのですか? 戦車って市街地でも有効ですか? なぜ重戦車は廃れたのですか? FCSが発達した現代戦車において、乗員――特に戦車長と砲手に求められるスキルは、それぞれどんなものなのでしょうか? 歩兵が直接戦車の上に乗って移動するのって、正式な移動手段として考慮されてたんでしょうか? 戦車が森林の中で戦う事ってあまり無いの? 戦車が敵戦車を体当たりで撃破した事は有るのですか? 戦車ってどうやって目標が敵か味方か判別してるんですか? 菱形戦車はなぜなくなったのでしょうか? 装輪式戦車は全然人気が無いのは何故でしょうか? キャタピラの幅が広いと良いことが多いと思うのですが、デメリットは存在しないのでしょうか? 戦車の上部機銃って、戦闘で常に使うようなものではないのでしょうか? 戦車のフタが壊れて開かなくなったらどうやって出るんでしょうか ガスタービンはディーゼルに比べてスタートダッシュが速いと聞きましたが 戦車の砲口にライフル弾が進入するとどうなりますか? 戦車は何台一組で運用されるとか決まりありますか? 戦車が登場した頃の対戦車戦術を教えてください。 戦車の野戦整備って誰がどのようなことをするんですか? 戦車自体は動くのに、戦車兵が何らかの原因で足りなくなった場合はどうするんですか? 戦車の砲撃で顔を出した車長や周りの歩兵は爆風と砲炎にやられないのでしょうか? スウェーデンのSタンクみたいな、砲塔のない戦車が流行らなかったのは何故なんでしょうか? 戦車の同軸機銃って銃身過熱した場合、車内から銃身交換する事は可能ですか? 戦車の野戦整備って具体的に何をするんでしょうか? ディーゼルの戦車はガソリンエンジン搭載のそれと比べて発火しにくいと言われますが、どの程度のものなんでしょうか? 一人乗り戦車って作れないんですか? 戦車砲を撃たれてた場合、回避する方法はありますか? 戦車を撃破するとき、ミサイルとAP弾を撃つ戦車砲を比べたらどちらがどのように優れているか教えてください 史上初の戦車戦はいつ、どこで起こったのでしょう? 戦車のバースト射撃とはどいうものでしょう? 戦車とかの操縦をする人は何処で訓練してるんでしょうか? 乗員一名の戦車ってありますか? 戦車の主砲の死角はどうしてるの? 戦車って自前で弾は何発くらい搭載しているのですか 林源文氏の漫画に、戦車のサーマルジャケットは砲身のたるみを増すだけで意味が無い、と書いてありました。 昔の戦車って戦車長用に簡素な照準器がついてるってことは、戦車長も砲塔回したり発射したりできるんですか? 戦車が演習とかで汚れた場合 後で洗車とかってするんでしょうか 戦車が撃った後の薬莢の行方は? 最新鋭の戦車は車内の砲弾が誘爆しても爆発が外に抜けるので乗員への被害は無いと聞きました。 砲弾の先は外に向いた状態で格納されているのでしょうか? 戦車の「ダックイン」と「ハルダウン」はどう違うのでしょうか? 戦車って、砲弾や燃料、潤滑油や冷却水以外にはどのようなものを積んでいるのでしょうか? マズルブレーキって、反動をキャンセルする力も砲弾に与えれば射程や貫通力が上がるのではないでしょうか? なぜ連装砲を積んだ戦車は作られなかったのでしょうか 東側の「T」で始まる戦車をぼろくそにいうけど、メリットってないの? 逃げながら砲塔だけ後ろ向けて打つことって可能ですか 落とし穴で戦車はやっつけられますか? 戦車の説明で出てくる「ハンターキラー能力」ってなんですか? 戦車や装甲車にNBC防護機能が備わったのっていつ頃ですか? 戦車の弾薬はどこに収めているのが普通なんでしょうか? 戦車のエンジンがガソリンエンジンからディーゼルエンジンに移行した時期って国によってマチマチですよね。 戦車の砲塔前面に布みたいのが被せてあるのって何か意味あるの? 戦車の車長の視界確保は永遠の課題だと考えますが、強化防弾アクリルで半円形のキューポラを搭載すれば360°全てが視界可能ではないのでしょうか? 戦車のフェンダーと泥除けってどこの部分のこと? 戦車は、今でも自走での長距離移動はまず無理? 戦車の履帯って万一下の部分が切れちゃったりしたらどうやって交換するんですか? ごりごりと戦車を前進させて外し、新しいのを巻きなおします。 上等の戦車だと、簡単に切れてしまわないように履帯の帯と帯をつなぐピンが二本あります(ダブル・ピンと言います)。 装甲車みたいな安めの車両だとピン一本(シングル・ピン)のことが多いです。 履帯の交換は言うまでも無く非常に面倒な作業です。それ以外にもすぐ調子が悪くなるエンジン、 すぐいかれるサスペンションの修理など、戦車の整備兵は大変な仕事です。 (くだらない質問はここに書け! 恋人は名無しさん) 戦車のエンジンでディーゼルエンジンはガソリンエンジンと同じ馬力を得るにはガソエンジンより大きくせなばならないって本当? またこの二種の長所短所はどんなんでせう ディーゼルエンジンは「重い」と言われますね。 日本とソ連が主にディーゼルエンジンを第二次世界大戦で多用してましたが、ディーゼルエンジンは、火がつきにくい、という長所があります。 (4 49) ガソリンは揮発性が高いので被弾するとすぐに発火して火達磨ですがディーゼルはガソリンほどではないです。 圧縮比だとガソリンエンジンは1:14前後、ディーゼルは1:40くらいだったような。ディーゼルは一般的に燃費がいいともききます。 (4 50) 機関内効率と容積が同じなら、出力は回転数に比例します。ディーゼルは高圧縮率と、爆発圧に耐えるため、 エンジンのパーツは重く、圧縮行程の制限からも回転数はガソリンほど上がりません。ただしトルクは大きく得られます。 燃料の引火性の低さ、電装系の簡略さ、トータルの燃費の良さ、それに加えて重量物を動かすトルクへの必要性から、戦場では ディーゼルエンジンが好まれます。ディーゼルバイクが作られるぐらい。 (4 57) 戦車の居住性というのは、どれほどのものなのでしょうか? 現代の戦車には空調がついているのでしょうか? 灼熱の砂漠に置かれた金属の箱の中はどうなってしまうんでしょうか? M1にはついているようですね。九〇式はついてないらしいです。 (NBC戦用の空調はついているが、世間一般で言うところの「エアコン」ではないらしい)。ついているという説もありますが・・・。 (4 266) 現行の戦車って、100km/hぐらいでランダムに(三次元的に)動く標的に対して主砲を当てられるのでしょうか。 目標までの距離と目標の大きさによると思うけどほとんど当たらないんじゃないか? そもそも戦車砲はそういう標的を想定して設計されたわけではないはず。第一砲塔がそんなに器用に回転するとは思えん。 (5 878) 戦車の戦闘距離は数キロです。マッハ5のAPFSDS弾と言えども、弾着までに1~3秒かかります。 この間に視線に対して垂直に100km/h(=30m/sec)動かれたら、当然あたりません。 移動中の敵に対する射撃は、基本的に相手がそのまま動くと仮定して見越し位置に向かって撃ちます。 相手が唐突に止まったり、進路変更すればずれます。 (5 905) 戦車砲打ちますよね?当然車内にはカラ薬莢がたまると思うのですが、狭い室内どうなってるんでしょう? 車内はカラ薬莢だらけ? 撃ち合ってる最中は危ないから外に捨てるのを控えたようだ M1エイブラムスは可燃性の薬莢を使っているよ。ソ連のT-62は薬莢を車外に自動排出。 (6 379-381) 戦車はどこまで大きくなるか どこの国も次期主力として140ミリはある程度開発準備を行っていますが、140ミリが 必要な脅威は今のところごくわずかであり、デメリット(高価、発射速度低下、携行弾数 減少)の方がはるかに大きい、ということで進行が止まっています。現代の軍事の 潮流を考えても、140ミリが現実に配備され、有効に使用される可能性は低いでしょう。 戦車サイズはM1A2/HAの70トンで、機動性、輸送性などが限界に達しており、 さすがの米軍も軽量化は考えてもこれ以上の重量増加は不可としているようです。 (8 206) 戦車はAT?MT? それともはじめからミッションなんてない? 74式はマニュアル。前6段、後1段 90式はAT。 (11 174-175) 最近の戦車装甲車のミッションは、一流国のものはオートマチックでエアコン付き 後発のはマニュアルで中東仕様などはエアコン付き、三流のはマニュアル、エアコンなし が普通です。ちなみに、エアコンはNBC防御と表裏一体の関係にあります。 日本のけっこう最近の装甲車に、NBCなしがあったと聞きますが、まあなんとゆーか 結局国産実力は三流国かい、と一瞬思ったことであります。まあ、そんなのを作らせた 三流部分もある、ということですが。余談でした。 (11 system) 空挺戦車って、一体、どんな作戦に使うのでしょうか?。 普通の戦車より重量を軽くし、戦術輸送機に載せられるようにしたものです。 (普通の戦車は戦略輸送機クラスしか載せられないので、長大な滑走路が必要ですが、 戦術輸送機は短距離離着陸性能がいいので、それほど長い滑走路は必要とせず、上手くいけば草地などの不整地でも離着陸できます) 空挺部隊が敵空港を確保した後に輸送機から降ろし、空挺堡を確保・維持するのに使用します。 相手の対空能力が低ければ、強行着陸して展開という手もありますが、 被害が大きくなるので、第二次大戦以降は余りやりません。 普通の戦車より重量が軽いと言うことで、装甲はその分減らされて、アルミ合金装甲というものが多いです。 米軍だとM551、旧ソ連だとASU-85(これは対戦車自走砲だが)が代表的です。 (11 名無しさん@眠い人 ◆ikaJHtf2) 戦車の車高が、低い方が当たりにくいと思うのですが、なぜあんなに高いのですか? そんなに低くはできません。砲塔なしで360度、どの方向にでも砲を撃ち込める ようにでもなれば別ですが。 (12 バーナー保守員) 人間が乗りますから、最低でも座高分は必要。 転輪が小さいほど低速になりますから、転輪の直径分はそこそこ必要。 超壕能力も必要なので、長さと共に高さも必要。 砲塔の分、高さが必要 エンジンの高さ分、高さが必要。 など、諸々考えていくとある程度の高さは必要かと。 ちなみに、第二次大戦当時のアメリカの戦車は、空冷星形のエンジンを搭載していたので、車高が異常に高かったそうです。 (これは航空機エンジンの流用というのもありましたが) (12 眠い人 ◆ikaJHtf2) F1並みの座席位置じゃだめ? あんまり車高を低くすると、周囲が見回せま千円 (12 海の人) 地面と戦車の底との間が狭いと障害物に乗り上げたとき、動けなくなるかもなので難しい。 (12 バーナー保守員) 昔の戦車のクラッチはよくめげたそうなんですか、それは重量のせいですか? 先進国のものはオートマチック(トルクコンバーター)になってますが、 まだまだマニュアルミッションのものも多く使われ、新規製作されています。 古い戦車の話は良く分かりませんが、現代の戦車でも高出力に耐える ミッションの製作には技術が必要なようです。 (12 system) たかだか40km/h、3000rpmしか出ないのに6速ギヤとかです。 戦車のような重い物を動かすのって蒸気機関の仕事だったので…レシプロエンジンはまだまだ技術的に未成熟でエンジンのパワーバンドが狭いです。なので頻繁にシフトチェンジが必要。 乗用車だとギヤ操作した時にシンクロメッシュでギヤを同調してくれますが(回転してる歯車に歯車を噛み合わせるので同調してないと跳ね返される。シンクロは同調をサポートする機構)戦車にはこれがあったり、無かったり(61式は無い。めげたのはおそらく61式の話?) エンジンが転輪を回そうとした時に転輪にのしかかってる車重が転輪の回転を止めようとしてくるので、クラッチは強力にせざるを得ないのでクラッチは重い トランスミッション自体の強度も必要なので各部品が重くそれを動かさなければいけないのでシフトレバーも重い(さらに回転あってないと跳ね返される) 戦車に火炎瓶を投げつけるのって有効な戦法ですか? 対戦車戦の火炎瓶攻撃は、戦車のエンジンがガソリンエンジンのころ有効でした。 機関部全体が火災を起こし、やがて燃料系が焼損して大火災が起こる。 ディーゼルエンジンだと、瓶の中身がエンジンルームに流れ込んでも大きな火災にならないそうです。 なお、ガソリンエンジンの戦車にはただの燃料瓶でいいそうです。 (火種はいらない。) (75 345) 現代の戦車を、火炎瓶でやっつける事できますか? エンジンの吸気部あたりを集中的に狙えば、フィルターをダメにしてエンストさせられる 可能性はあります。十分な量を使えば、かなりの確率で可能でしょう。 動けなくなった戦車はかなり料理しやすくなります。 熱で中身を焼くことはできませんが(車体の熱容量が大きくて温度が上がらない)、 周りでどんどん火を燃やせば酸欠死してくれるかもしれません。だいぶ燃料が 要りますし、酸素ボンベの一つや二つ積んでる気もしますが、動かない戦車相手 ですから、気長にやってればなんとかなるかも。あとは弾を避けるだけです(笑)。 (12 135) 「戦車肉弾撃破」って何を基準にそう呼んでるんですか? 肉弾と言うからには、肉が弾となって、戦車に破壊を届けなければなりません。 具体的に言えば、人が爆薬を戦車まで運んでいって初めて肉弾撃破になります。 (12 118) 戦車にCVTは使えないのかな? ますます寿命が短くなりそうですな。 駆動系にあんまり先進的な装備をするのは、 かのポルシェティーガーの轍を踏むことになりかねんので(w ちなみに自動車レベルでも、 たとえばGT-R800馬力マシンなんかになると 強化クラッチ入れても逝くときはあっさり逝きます。そんなもんです。 (12 521) 戦車には盗難防止措置とか取られてるんですか? 基本的に戦車に鍵の類はついていない。 戦場では乗員などが警備する。乗っ取られるようならただの間抜け。 平時には戦車は基地や駐屯地内の車庫などにある。 基地内の車庫にまで入り込まれるなら警備がお粗末すぎ。 ただしドイツ戦車には鍵がついている。なくしたらどうするんだろうね。 陸自では気休め程度ですが、ハッチなどのアクセスパネルには南京錠を付けてます。 (14 175-176) いまの最新鋭戦車てレーザーで照準するっていうけど光学機器で照準することはないんですか? レーザーを使用するのは距離を測定する時です。 昔は光学機器で測定していました。 照準自体は今も光学機器を使用しています。 (14 486) 現代の主要国の戦車は、射撃するときはレーダー管制しているのですか? レーダーを敵発見、照準に使用している戦車はありません。案は出ていますが捜索レーダー止まりです。 対戦車ミサイルに対してレーダー警戒、対抗手段展開というものは実用化されています(ロシア)。 レーダーの精度では、ピンポイント命中の必要がある戦車砲弾(特に徹甲弾)は制御しきれないのです。 アクティブ誘導のミサイルであれば話は別でしょうが。 結局、レーダー電波で自己の所在を知らせて回るだけに終わりそうです。 まあ、そもそも見通し距離内の攻撃が主任務である戦車に、レーダーを搭載してもあまり意味がないわけです。 赤外の観測、照準装置が発達してからは特にそうです。 (15 system) 地上は空中や海上と違って障害物が多すぎるので レーダーの使用は極めて限定されます。 (15 717) 戦車はコンピュータを使って弾道計算(こういう言い方をするのかわかりませんが)していますか? レーザー測距装置で距離の変動も測りながら追跡し(双方とも静止していれば必要ありませんが)、 弾種、砲身のたわみや気温、湿度なども計算に入れて将来位置を割り出し、そこに砲身を向けます。 正確に言えば、水平方向は主に砲塔旋回でカバーし、上下方向を砲身の動きでカバーしますが、 砲身は水平方向にも動かせ、これで精密な追随が可能になります。 また、コンピューターが命中位置を割り出してOKを出し、砲手が引き金を引いても、 発射装置には発射OKのサインが出るだけで、発火は行われません。 機動中の戦車の砲身は一定の位置を保つことができませんから、 確実なロックオンを保つこともできないのです。 このため砲身は上下左右に微動し続けており、引き金を引かれた後、 最初に必中位置に砲身が来た瞬間にコンピューターが本当の発火を行います。 揺れる船の上で酔っぱらいの狙撃手が引き金を引くようなものです。 実際にはその遅れはわずかであり、意識されないぐらいのものだそうです。また、 戦車の動きが激しすぎると、いつまで経っても必中位置に砲身が来ず、砲手が 引き金を引いたのに発射できないロック状態になることがあり得ます。実際には メカとソフトが進歩してきたため、まず、そのような事態は起きないそうです。 照準から発射まで完全手動で行う機能も、バックアップとして備えています。 この場合、距離測定も縮尺を用いた推定で手入力することも可能です。 米のM1の話です。 (15 system) 戦車の砲塔を回すのは、砲手、それとも車長、どっちの役目なんでしょうか? 通常砲手ですが、最近の戦車は車長がオーバーライドできるものが多いです。 つまり砲手の制御よりも車長の制御が優先されます。 砲手の作業中に、周囲を警戒している車長が差し迫った脅威などの優先目標を発見したときに、遅滞なく対応するためです。 オーバーライドして砲を向けながら砲手に指示を出すわけです。 (16 system) 戦車の車体横にかかれた 「>」 マークの意味を教えて下さい。 向きによって所属中隊を識別します。 たしか砲身にひかれたラインの本数によって所属小隊が識別されたはず。 (18 690) 森林での戦闘って、戦車とか使えます?使えなかったら攻撃ヘリって使う必要ありますか? 木がたくさんあるので車輛が入っていけないよ! 攻撃ヘリの場合は、ちょっとした林でしかも歩兵相手だと、あまりにも戦いにくいと思われます。 (21 名無し海兵隊員) 一人乗り戦車を開発、支障なく運用することは可能でしょうか? 現在の主な戦車が3人乗り組みなのは何故か考えてみてください。 操縦・射撃・全周監視(含む通信)を1人で行うと、下手をすりゃどれにも集中できない羽目に陥ります。 1人乗り戦車は、操縦・射撃の完全自動化システムがないと“支障なく”運用出来るレベルの物にはならないと思います。 その他に自衛隊が74式から90式に装備変更して乗員が1人減り、 4人で分担していた整備を(整備専任隊員だけでなく乗員も整備を行っている)3人でやらなければならなくなって、負担が増えたと言う話もあります。 整備班が後方に控えている戦闘時に、例えば履帯切れたりしたら乗員1名では応急修理も難しいでしょう。 (21 927) 絶 対 無 理 (76 293) 二人乗り戦車は研究されてるようですが、一人乗りはさすがに聞きません。 出来たとしても戦闘力はかなり低下するのではと思います。 (76 294) 1920年代に英国で、一人乗り戦車が試作されたことがありました。 武装は機関銃1丁でした。 しかし、運転しながらの機関銃操作は難しく、結局モノに成らず、機関銃手 を乗せて2人乗りとして漸く実用化出来ました。 カーデンロイドがそれにあたります。 (76 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 第二次大戦の戦車なら、走行している戦車を一度止めてしまって、 弾薬を装填してから、照準すれば、一人でも可能かもしれませんね?。 現在の戦車は、操縦手はリクライニング姿勢のものが多くて、操縦席と、 砲塔との行き来が出来ないものも有る見たいなので、無理でしょうね。 未来型の戦車は、砲の制御と給弾装置が、完全に自動化されていて、 車体に座った2人の操縦者で、操作できるものも考えられているようです。 (76 ≡ 6等兵 ≡) 一応、”一人乗り戦車”というものが考えられたことはある。 技術的には充分可能。 だが、一人で操縦しながら敵を発見して照準を付けて・・・とやるのはとてつもなく 大変だし、一人で操縦して戦闘すると廻りがよく見えない(基本的に前しか見えない からのぅ)といった問題があった。 なにより、乗組員が一人だと整備、点検、弾薬燃料の補充・・・といったことを 全部一人でやらなければいけないので、乗組員への負担がとてつもなくでかくなってしまう。 長距離を走る時も、「疲れたので運転替わってください」ということもできないし。 結局、出撃したら(たいがいは)その日のうちに戻ってくるような戦闘機とは違い、長期間 乗りっぱなしが前提となる陸上兵器では、一人乗りは困難だろう。 (76 318) 周囲監視カメラなんかつけまくって作ることはできるでしょうが、キャタピラ一つ補修するんでも 一人ではだめ。野営も誰が見張りに立つやら。しかも「目と手の数が多い」戦車には 必ず戦闘力で劣るでしょうから、金かけて壊れやすい弱い戦車を作ることになるだけです。 ひとまず現代の科学力では。 (112 system) 砲弾積みも履帯取替もみ~~んな一人で? (4人→3人ですら現場はヒーコラ言ってるのに) 車長兼操縦手兼通信手兼ヴェトロニクス操作を全て一人で? それでかまわないなら一人乗り戦車を作るのは技術的には不可能ではない 問題はメリットが無いだけ。 (112 204) 加藤健二郎「密着報告自衛隊‐戦闘部隊としての行動と実力」ぶんか社 を読んでみることをお勧めするナリ。 戦車に如何に人手が必要か良くわかる。 (112 205) 車長兼操縦手兼通信手兼ヴェトロニクス操作を全て一人で? 戦闘機は一人でやる場合もあるんだが・・・ 問題はメリットが無いだけ。 人数減るのにメリット無いと? (112 207) 戦闘機は戦車よりデリケートで単価も高いですがなにか? (112 209) 過去、一人乗り戦車は存在する。 (112 212) ようするに、アレだ。 戦車が作戦行動中だろうが、弾薬や燃料が尽きそうになったら安全で補給施設のバッチリ整った基地に帰っていいよ、 軽微でも故障したらその場に捨てて脱出していいよ、ってんなら一人乗りの戦車でも構わんわけだ。 地域の確保という地上部隊に課せられた任務は絶対果たせないけどな。 (112 213) 歩兵には歩兵の仕事があるから、いつも随伴させることはできないので、 依存することはできないからです。そのために戦車は自前である程度完結したシステムとして、 独自に戦闘能力を維持しなければなりません。 もしも乗員を減らして、随伴歩兵に頼る戦車を作った場合、 歩兵の数を増やさないと総体としての戦力は低下します。 そして歩兵部隊が戦闘で損耗すると、歩兵依存型戦車の戦闘力は激減するわけですが‥ (112 236) 海や空は各種の支援があることが前提になってるけど、 陸はそれらの支援が受けられないことを前提にしてるってのもあるな。 (112 238) 戦車はディーゼルエンジンが多いようですが故障が少ない・燃料が安い以外にどのような理由があるのでしょうか? ガソリンだったら被弾してアボーンじゃんw (118 915) 実際 初期の戦車が火炎瓶で・・・ (118 916) 兵器にとって一番重要なことは壊れにくい事なのです。 (118 917) 戦車の条件って「キャタピラ」であることが必須なんですか? MBTに必要とされる重火力を装備した上で 路外機動性を確保しようと思うと、無限軌道にせざるを得ないのではないでしょうか? #装輪式MBTというのは寡聞にして未見ですし。 センタウロですか?アレは装甲薄いですし。 (23 ちゃぎ) 戦車の車体を装甲兵車に流用した場合、装甲兵車としての使い勝手(広さ、歩兵展開のしやすさ)などに問題は無いのでしょうか? 第二次大戦中のラム・カンガルー(カナダのラム巡航戦車の改造)とか、 戦後のBTR-50(PT-76軽戦車からの改造)などがありますが、基本的に広さは問題がなかったようですし、 装甲は(BTR-50は兎も角、ラム・カンガルーは)、主力戦車並みですから戦車にも随伴可能です。 反面、大きな機関室を後部に持つため、安全な後部からの乗降が出来ず、側面からは狙撃の危険があり、 上面からの乗降は車体が高い分、よじ登りにくいと言う短所があります。 (26 眠い人 ◆ikaJHtf2) 戦車て撃破されると燃えるんですか? 戦車の部品は結構燃えるものがあります。 転輪、その他のゴム部品、内装品、もちろん燃タンがやられれば燃料も。 弾薬に引火すれば目も当てられませんしね。 (29 646) 「騎兵戦車」というのはどういうジャンルの戦車なのですか? 騎兵戦車:第二次大戦前のフランス陸軍で、騎兵支援、及び緊急展開部隊用に 高速、軽装甲の戦車を指して、そう呼称したようです。 (30 396) たまに戦車に付いてる「シムファイア」って何に使う物なんでしょうか Simfireは、演習用の発射模倣、着弾模倣用火工品の総称です。 肩撃ちミサイルのシムファイアもあれば、砲弾着弾模倣の爆発、あるいは色煙シムファイアもあります。 戦車についてるというのは、おそらく砲塔前面にずらっと並べた 小さな円筒状の部品の事をおっしゃってると思いますが、 通常は戦車の砲撃を模倣して臨場感(てーのも変ですが)を作るためのものです。 (31 302) 貫通したあとどうなるのか 戦車の砲塔内部には弾丸など爆発物がたっぷりあります そこに超高速の金属が突っ込んでくるんですから、弾そのものに炸薬がなくたって、大爆発が起こります また、破壊力は基本的にエネルギー量の関数であるので、 本質的には炸薬は必要ないんですけど (31 910) 戦車のエンジンは後ろ置きが主流だけど、どうしてですか? 装甲が邪魔して交換しづらいから 整備が難しくなる 重量がある装甲や砲が前にあるので、バランスをとるため後方に置いた方がいい (63 210) 1.冷却空気口や排気マフラーなど、脆弱箇所が内在するエンジンを、後方配置にした。 2.後ろに駆動転輪が有る方が、少し駆動効率が良いため、エンジンも後方配置にした。 3.稜線射撃で砲を俯角にした場合、邪魔にならないよう、エンジンは後方配置にした。 4.前方からの赤外線探知を鈍らすため、熱の発生の多いエンジンは、後方配置にした。 5.強い上り勾配でも、操縦手の視角を確保する必要から、エンジンを後方配置にした。 6.年々装甲厚の増す傾向から、重量のバランスを考慮し、エンジンは後方配置にした。 7.分厚い装甲を取り外す方式の整備は、大変面倒なので、エンジンは後方配置にした。 ※ (6番7番は、 210番さんと同じ見解です。) (63 軍事板☆六等兵) 前置きにするメリットは? 例外として イスラエルのメルカバ戦車は、エンジンを前置きにしている これは、恐らくHEAT弾に対処する一種の空間装甲として利用している。 (63 212) 前置きにするメリットはあまりないんですね。 防御上から見ればメリットも存在し、一部の戦車にも採用され装甲車には多い形式です。 車体のレイアウトは、砲弾の配置場所などと共に、単純には決められない事柄でしょう。 その証拠としては、アメリカの「次次世代未来戦車」の、数種有るレイアウトの中にも、 「前方エンジン配置」の案も、存在していることから、それらのことはわかりますよね。 (63 軍事板☆六等兵) 水陸両用戦車って、使えなかったんですか? 結局、どっちつかずの存在なので…。 水に浮かべようとすれば、重量を軽くしなければならず、軽くすると言うことは装甲を 削る必要があり、装甲を削ると言うことは、防御が疎かになる訳で…。 また戦後になると、従来の戦車でもシュノーケルによる渡渉能力が付与されていまし たので、専門の戦車を作る価値はなくなりました。 (63 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 用語集を見てたら、戦車 (せんしゃ) 兵器 装甲した車体に火器とを備えて、(水)陸を自由に走り回る近代兵器。クローラー(キャタピラ)を 装着している必要はないが、それを超える行動力を発揮する物もまだないので、必然的に装備されている。 なるものがありました。 キャタピラ以上の足が無いのでキャタピラを装着しているとの事ですが、 でも「クローラー(キャタピラ)を装着している必要はない」と書かれているのはどういう事なんでしょうか? 判りづらい文ですがおそらく「戦車と呼ばれるためにはキャタピラを装着している必要は無い」 というような意味ではないかと。あと「クローラー」というよりは「トラック」とかの方が適切そうですね。 (65 84) 詳しくない人に「戦車ってどんなの?」と訊けば、 キャタピラ履いて、大きな砲を乗っけてる車を思い浮かべるでしょう。 だから戦車の説明として、定義としては"装軌式である必要はない"と言うだけかと。。 (65 85) 戦車 (せんしゃ) 兵器 装甲した車体に火器とを備えて、(水)陸を自由に走り回る近代兵器の事。 クローラー(キャタピラ)を装着している事と、戦車と呼ばれる事に関連性はない。 ただ現状ではクローラー(キャタピラ)を超える行動力を発揮する物がないので、 必然的に装備されている。 でも、わかりにくいかなぁ。 (65 98) 戦車の前に付けている熊手みたいなの何なんですか? 砂漠の砂の中に埋まった地雷を、掘り起こす装置のことかな。 湾岸戦争のとき、アメリカの戦車が付けてましたよね。 (65 661) 戦車の前方機関銃が無くなった理由ついて、教えてください。 1. 砲安定装置が無い時代は、戦車が走ったり止まったり旋回すると同軸機関銃が砲手の意図し ない動きをするのです。 それで、人間が補正出来る前方機関銃は重要だったんです。 防御力を強化するために前方機関銃を無くすというのは、単にMGマウントの防御力が低い ことだけを問題にした訳ではありません。 シャーマンやT-34に見られた、側面の張り出しを無くしつつ、装甲を厚くしたら車内が 狭くなったので、重要じゃなくなったモノを無くしてしまおうって意味もあるんです。 その他、エンジンや燃料タンク、主砲や砲弾もどんどん大きくなりましたしね。 2. ソ連はガイシュツなんでアメリカだけ。 砲塔の上の機関銃は、M48の初期型でリモコン化されてます。 また、M48A1で車長のキューポラが小型の機関銃塔のような物になりました。 後者は 全く外に出ずに対空射撃も可能(当たるかどうかは別)とされてます。 その後、M103やM60、M1まで、銃塔なりリモコン機関銃が継承されてます。 なお、アメリカの戦車が砲安定装置を完備するのは70年代にM60をRISE化した時です ので、同軸機関銃は70年代まで「第二次世界大戦」とそう変わらなかったんじゃないでしょ うか。 (すいませんが、MBT70がどうだったかは資料不足で不明です。) また、アメリカの前方機関銃手は、副操縦手は兼ねてましたが、無線手はやってませんので、 無線機云々はアメリカについては関係ありません。 (無線手云々は、英国も同様なはずです。ちょっと具体例が見当たりません。) (67 眠い人 ◆gQikaJHtf2) エイブラムスや90式などの砲身の途中太い部分って何なんですか? エバキュエーター、燃焼ガスの排出用。 (67 406) 仮に砲の発射速度が向上し、APFSDSで直射してもMBT撃破できるなら戦車でなくてはできない業務ってどんなのあるんでしょう? 戦車に積んでいるような「高初速のAPFSDS用の砲」は、戦車のような重たい車体が無いと、 反動が大きいので、(砲単独で撃つ)のは難しいのではないでしょうか? 一般の砲に比べた「戦車の価値」とは、その機動力です。 相手が不利になる位置に移動して攻撃できる。自分が有利になる位置に移動して守れる。 と言うような、素早い移動を伴う使い方ですね。 (67 954) センチュリオンや3号戦車の一部には車体後部の下に反り返った板が付いてますが何の役目をするものなんでしょう? 3号戦車に付いてるのは見た事無いので不確定な情報ですが・・ ルノーFT等の後ろに付いている反ったフレームは、 凸状障害を超える時後ろにひっくり返らない為に付けられています。 (68 144) 3号戦車に付いてるのは冷却気の整風板かと・・・。 初期型はダクト状、中期型で反り返った整風板、後期に作られたM型では、防水扉を開いてフラップ状 (68 232) センチュリオンも今調べて見ました。 やっぱり整流板でした。 排気管はフェンダー上だから、こいつも冷却気の整流用ですね。 空気を奇麗に流すためには、入口だけでなく出口が非常に大事でして・・・。 特に、エンジンやラジエター、オイルクーラーなんかが空気抵抗になるんで、 出口の設計を上手にやらないと空気が奇麗に流れないからでしょうね。 (68 233) WW2のベルリン戦でドイツがイギリスの菱形戦車を引っ張り出して投入したと聞きますが、その菱形戦車はマーク幾つなのでしょうか? MK-4だったはずです (70 522) マーク4には砲搭載型の雄型と機銃搭載型の雌型があったと思いますがそのマーク4は、雄、雌、どちらだったのでしょうか? 前に写真を見たときは雄型でした (70 526) ※表現を修正 戦車の燃料は軽油ですか? 軽油が主流です。 燃費は1リッターあたり500~600mくらい。これは最大値で、不整地機動をやれば あっという間にその半分くらいに落ちてしまう。 湾岸戦争時にはM1戦車は4~5時間ごとに給油を必要としたそうな。 (こいつは大喰らいのガスタービンエンジンだけど) (72 744) 戦車とかの前後に付いてる白い雨戸みたいなのってなんですか? 夜間に味方を識別するための赤外線放出装置らしい。 (74 296) 戦車って空中から投下できる? 男の夢 でも、基本的にできない。 「空挺戦車」と称して、できるようにしたものは、 軽量化のため、戦車というには能力不足になる宿命。 そもそも、現代の一線級の戦車は約50トン 飛行機に積むのも大変。 たとえ、戦車が上空から落としても大丈夫になったとしても、 飛行機の方がもたないと思われる。 (74 738) 戦車ってなんでスコップとかついてるんですか。 戦闘車両に工具は不可欠です。 (75 702) 戦車はヘリコプターくらいなら撃ち落せたりしますか? ヘリがホバリングで静止しているなら、最新の戦車ならば可能。もちろん実戦では そういうことは起こり得ない。 (76 293) 火気管制装置が、航空機対応になっているなら、出来る見たいですよ。 最近のレオパルトは、プログラムにを入れ替えて、出来るようになったと、 どこかの雑誌には書いてありましたけど。 日本の「戦車シミュレーター」にも、ヘリコプターは登場するみたいです。 火気管制が自動追尾の可能なものなら、何とかなるのでは無いでしょうか。。 (76 ≡ 6等兵 ≡) 運が良ければ。 (76 294) 主砲はヘリに対して最適距離がある シビアなところが痛いが。 あと、残念ながら当方ではネット上のソース発見できず。 ヘリは以外とつぶせるけど説得力がなあ。 (76 302) 前に駐屯地祭で戦車隊の人に聞いた時、 「前方10m、とかではなくある程度の距離があってホバリングしているなら、 簡単です。静止目標ですから」 という回答だったので、狙うことそのものは難しくないのだろう。 「・・・まぁ、実際にそんな戦闘ができるかといえば、微妙ですけれどね(微笑)」 と言っていたし。 (76 318) 戦車が攻撃ヘリに襲われたらどうするんでしょうか?打つ手無しですか? まぁ普通は対空車両と一緒に行動します>戦車 (76 401) 実は、戦車砲での迎撃は可能です。 71戦車連隊長が実際に書いていますが、敵がハインドの場合、 照準時の停止時に側面に急速に回ることによって撃墜可能であり、 90式ならこれができるとのことです。 実際に90式のシミュレーターでは、ヘリを打ち落とすミッション想定 もなされています。 なお、対空車両が同伴、との回答もありますが、現実的には無理なところがあります。 対空車両は数が少ないのです。残念ながら。 (76 434) 戦車小説を書こうと思うのですが、参考になるようなおすすめの戦車小説はありますか? ティーガー戦車隊〈上・下〉―第502重戦車大隊オットー・カリウス回顧録 SS戦車隊〈上・下〉 戦車メカニズム図鑑 パンツァータクティク―WW2ドイツ軍戦車部隊戦術マニュアル などなど フィクションしか参考にならないと思われ 小説の書き方なら、板違いなので軍板的な参考書を挙げた。 (80 193) 劣化ウラン兵器を装備した戦車は、乗車時間に制限があるらしいのですが、本当なのでしょうか。 無い。 公式には人体に影響は無いことにされてるから。 (81 22) 核の放射能で汚染された地域を90式やレオパルドあたりの戦車が通過すると中に乗っている搭乗員は放射能に汚染されますか? 核兵器が使われた後と言う想定だと思いますが、その時存在する放射性物質は概ねフォールアウト(核の灰)で、 α線β線であり、体内被曝を防げは良い。 戦車や装甲車には空気浄化装置がついてるので大丈夫 (82 剣恒光@自衛隊板 ◆YR1Hskt.M.) 土壌・空気由来の放射線は車体の装甲板で防げる 放射能のある砂塵・降下物は空気浄化装置があるので車内には入り込まない。 ってことだべ? (82 80) すでに書かれている通り、乗員は汚染されないし、戦車の装甲を考えれば 放射線被曝もまず問題にならない(戦時であれば)レベルでしょう。ただし もちろん車体は放射性物質によって汚染されますから、除染しないと降車時に 被曝することになります。また、周囲の友軍にも被害が及びますので、しかる べき場所で除染処理を受ける必要があります。だれも除染してくれない場合は、 せめて雨が降るのを待ってから降車しましょう。 (82 system) 戦車は放射線を装甲で防ぐ訳ではありません。 放射線の遮蔽材が内壁に貼られています。 (82 139) 非電離放射線である中性子線は金属ではなかなか遮蔽できず、透過して内部の 乗員を殺傷します。むしろ水素原子などと干渉しやすいため、炭化水素である ポリウレタンなどを防御材として使用します。ただ、一般的な核爆弾では、中性子より 熱線の方がはるかに強力なので、あまり意味がありません。中性子爆弾への対抗策と して登場したのが、中性子防御用のライナー(内張)なのです。 ちなみに、強度の中性子線に照射された鉄は、短寿命の放射性核種を生じ、このため 1~2日は(だったと思う)戦車自体が放射能を帯びて使用出来なくなります。 (82 system) n線(中性子線)は、東海村事故から防護の必要がでて水素原子を多く含んだガラス板を化防車の前面に装着しています。 全面を被う案も有ったのですが重量がバカにならないため。 また中性子線はH原子に当たることにより、γ線を放出します。 そのため化防車の乗組員は鉛の防護服を着て、鉛ガラスのシールドをてっぱちに取り付けます。 ライナー(内張)は無いです。 (82 剣恒光@自衛隊板 ◆YR1Hskt.M.) 化学防護車が前面に追加装備してるのは極厚の含水アクリルじゃなかった かと思うんですが違いましたっけ? (82 168) (_ _) 。すみません。その通りでした。訂正します。 (82 剣恒光@自衛隊板 ◆YR1Hskt.M.) 戦車の視界が狭いというのは弱点としてよく言われていることですが、最近は外部カメラで周囲を観察しているんでしょうか 車長はのぞき窓を使って360度見れますよ。 (82 216) サーマルサイト(赤外線の放射を見るカメラを使った照準器)を戦車長と射手が共用という戦車も多いですが、 M1A2エイブラムス等では戦車長専用のサイトがあり、砲塔と独立して360度回ります。戦車長は画像を パソコンの液晶ディスプレイに似たディスプレイで見てます M1A2の戦車長用サイトは ttp //www.f5.dion.ne.jp/~mirage/hypams01/m1a1.a2.html の右の写真の砲塔上の向かって右の円筒形のもの ルクレールの戦車長用サイトは ttp //www.f5.dion.ne.jp/~mirage/hypams01/leclerc.html の砲塔の上の一番出っ張っている円筒形のもの どちらも黒いスリットの中にカメラがありまつ (82 217) M1A2の戦車長用サイト の右側の人が戦車長で頭の左側にあるのが戦車長用のディスプレイです のCITV Sight Assemblyとあるのが戦車長用のサイト imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ttp //www.globalsecurity.org/military/systems/ground/images/m1a2_abrams-turret.jpg) の右上に緑色に光っているのが戦車長用のサイトの映像 ちなみに戦車長の前には射手が座りまつ (82 219-220) 覗き窓がカメラに進化したような感じなんですね。 そんな単純な話じゃないです。 1.暗がりや霧、石油火災の煙の中で視界を確保する。 2.戦車長が敵を探した後、優先目標にカメラを向ける。 で、砲手はボタン一発で砲塔をそちらに向けられる。 砲手が照準と発砲をしている間に戦車長は他の視察装置で素早く次の敵を探したり、次の優先目標を決めておく。 車内の通話は戦場の騒音の中では聞き取りづらいが、この方式なら無言で優先目標が指示できるとのこと。 3.首動かさずに周囲が見渡せたら楽。 (82 237) いまどきの戦車って、停止状態でステアリング回したら勝手に超信地旋回したりするんでしょうか? アクセル踏まなきゃ旋回したりはしません。 アクセルと自転車のストレートハンドルみたいなので運転するので、2本レバーよりたやすいのでは無いでしょうか。 (82 249) 戦車の操縦手はバックするとき後ろは見えているんですか? 通常、見えません。 砲塔の上にいる人等が誘導するのが普通です。 最近の車両にはバックミラー付きの物もあります(戦闘時・訓練時には取り外す。移動補助用)。 例外として、装甲車ではバック専用の操縦席がある物も有り、最近では後方確認用カメラ付きの車両もあります。 (84 635) 本人だけでは不可能です。 誘導するに人間が居ます。 車長がハッチから見ながらマイク誘導するか、 降りて戦車前方から手サインで誘導します。 第三者が誘導する場合もあります。 (84 夢見る名無しさん) 戦車に乗用車が衝突したら乗用車は大破して戦車は無傷になるんでしょうか? 軽い戦車でもフツー50トン、乗用車は重くても2トン(例外あるけどね)。 重量比25対1という事は、乗用車に80kgのものが、ちょっとガタイのいい 兄ちゃんが突撃したようなものです。しかも戦車のガタイは弾が当たっても 跳ね返す硬さ。乗用車大破で戦車は「ナニか当たった?」走行中なら騒音で それにも気づかないでしょう。トラックになっても単車が当たったぐらいの もので、軽量命の乗用車と違って装甲命の戦車ですから、これまた無傷、 「なんや、誰か当ておったんちゃうか」と砲塔回すだけの事でしょう。 (85 system) 戦後、ミサイルとレーダーの発達により戦艦は無用の長物となり、大艦巨砲の時代は終わりを告げたけど、なぜ陸では戦後も戦車の大艦巨砲化が続いたのですか? 対戦車ミサイルも発達したが、それでもなお戦車そのものが有効な兵器で あり続けているから。 (87 424) その喩えから考えてみるなら、陸ではレーダーを使っても遠方の 戦車が発見できないという事も原因でしょう。常に20km先から 確実に戦車の存在が探知できる世界であれば、戦車の価値は少なくとも 今ほどではなかったでしょう。 (87 system) ヘリが敵を上空から探知できれば戦車は不要ってことですか? 地形や遮蔽物、隠蔽に関わらず常に20km先から探知でき、 なおかつヘリが燃料の心配なく滞空できるなら。 (87 429) 不要にはならない。 もちろん戦車はヘリに弱いが、戦車の長所はまた別の話。 さらに、敵が戦車を持ってくる以上、こちらの戦車にもそれなりの砲が必要になる。 (87 431) 既に話が出てますが、少なくとも10km程度の距離で、こちらの身の安全がある程度確保されつつ、 24時間継続して敵戦車の探知と攻撃ができるヘリがあるなら、戦車の役割は激減している事でしょう。 現実には、ミサイル積んだヘリはイラクで証明されたように歩兵にすら容易に攻撃され、 撃墜され、しかも作戦区域で1時間滞空できたら上出来です。 おまけに1km離れても遮蔽を取った戦車を発見できない。 (87 system) 歩兵戦闘車(装甲車)+歩兵(もちろん対戦車ミサイル装備)とかを揃えておけば戦車は不要なんじゃないでしょうか。 戦車の仕事である、衝撃力を持った持続的な打撃や 敵砲兵の曳火射撃下における攻撃などを 歩兵+歩兵戦闘車では有効に行えないからです。 (87 841) 歩兵戦闘車は戦車に比べて防御力に劣ります。たとえば第一次湾岸戦争で 米第二機甲騎兵連隊はM1戦車を戦闘正面に出しM3で援護する隊形を取って イラク軍戦車部隊を壊滅させることに成功しています。 しかし、第七騎兵連隊第4大隊A中隊はM3ブラッドレー騎兵戦闘車を単独で先行させた為 T-72戦車隊の反撃で12両が損傷する被害を被っています。 (73イースティングの戦い) (87 名無し軍曹) 戦車に随伴する為には戦車並みの防御力が必要なんだよ、本当は。 現実には必要な容積の大きい歩兵戦闘車に戦車並みの装甲を施したら 、戦車並みの重量では収まらないので無理だけど。 マルダー1A5なんぞは戦闘重量37.5tと戦車並みの重量に成ってる が耐えられるのは機関砲までだ。 (87 910) 戦車って弾が出ないように改造していれば、個人で所有することは可能でしょうか? どこの話? アメリカ、イギリス、ロシアはともかく日本じゃどうやっても無理だぞ。 装甲板があるからな。 (87 714) イギリスでは、スコーピオンの走行可能な車両を個人所有している 人がいます(ちゃんとナンバーも取っている)。 日本では、中田商店の社長が所有していた筈 (当然、砲は殺して走行不可のM-26だったと思ったが)。 (87 717) あれはコマ切れにしてスクラップ名義で輸入、日本で溶接したから砲塔すら動かない。 (87 718) 大径転輪の戦車の転輪が等間隔ではないのは何故ですか? 大径転輪で等間隔なモノもあれば、中径で間隔不等なモノもありますが。 間隔を変えるのは、重量配分にあわせる。サスペンションの構造の都合等が理由です。 (88 388) 負担重量の適正化かトーションバーの設置場所の問題でない? (88 391) 敵の歩兵に肉薄され、機関銃による迎撃が間に合わない時、戦車砲をめくら撃ちして相手を麻痺させる、といった戦術が行われていない理由はなんでしょうか? 「危険」と「相手が行動不能になる」は、イコールではない。 もし仮に弾が装填されていたとして、それを撃ったとしても、次弾装填までの間はタコ殴りだね。 そんな距離なら、機銃でも死角があるし。 (88 586) 本当の緊急時に車長の機転でやらないと断言はできないが、 主砲は撃ってしまったら装填しなくては次が撃てないわけで 敵歩兵に肉薄されるような状況下では主砲での対処を必要とする 脅威が他にまだあると考えられます(そうでなければ戦車が出張ったり 不得意なインファイトを要求される位置に留まっていると考えにくい)。 ですから主砲のムダ撃ちはしないでしょう。 携行可能な対戦車火器が一般的になった今、歩兵が肉薄するという 戦術自体絶滅したものです。(RPGなどを使ってのアンブッシュ等 による近距離攻撃を肉薄攻撃に含めるなら別) (88 589) アニメなどで戦車の大砲にライターや銃弾等を投げ込み戦車砲を撃った瞬間に爆発するシーンを見ますがそのようなことは可能ですか いくらなんでもただのライターと普通の銃弾では無理だと思われ。 手榴弾か砲弾ならできる可能性が高い (90 464) ライター・銃弾を投げ込んだ上で、衣類などで詰めものをしておきますと、 砲の発砲時、熱によりライターのガスが爆発、 銃弾、さらには砲弾が誘爆して腔内爆発を起こす可能性があります。 (90 477) ライターや銃弾の爆発自体が腔発の原因となる事は無いでしょう。 硬質な物が砲弾・砲腔に咬み込み停弾すれば大惨事と成ります。 (90 479) 仮に陸上自衛隊が戦うことになるなら、ヘリや車輪式の装甲車みたいな機動力の高い兵器の方が役にたつと思います。 だって、戦車はそもそも時代遅れの兵器だと思うんです。海の上からはとっくに戦艦は姿を消したじゃあありませんか。 ヘリは常に空に居るわけにはいかない。装甲車は敵軍と正面切った殴り合いに耐えられない。 それに、戦車を持っていない先進国の軍隊はあるかね? (91 170) 戦車でもフォーメーションを組むのですか? 当然です。 単車戦闘をするのは、アニメの世界だけ。 (91 457) 戦車の任務が塹壕の突破、歩兵の支援から敵戦車の撃破に変化した要因を教えてもらえないでしょうか? 相手が戦車を持ったからです。 (92 313) 単純な話ですけど、塹壕を掘って対峙した両軍が共に敵戦線に向けて戦車を出したとします。 すると、敵の塹壕に辿りつく前に敵戦車とはち合わせになるんです。 お互い何もせずにすれ違う訳にも行かないでしょ。 と言う訳で、戦車に戦車を倒す能力が必要になったんです。 初期のころは戦車とは別に戦車駆逐車を用意したり、わざわざ対戦車砲と塹壕専用の火器を別々の砲塔に搭載した物もありました。 (92 342) 戦場で戦車が弾切れしたらどうするの? 弾薬を補給します。 (92 696) 後方の(比較的)安全な場所まで下がって、味方の補給部隊から弾薬を 受け取ります。 (92 697) 90式戦車が70Km/hで壁(戦車がぶつかってもビクともしない)に正面衝突すると乗員はやっぱり怪我をするのですか? あたりまえ (93 230) 衝突時の乗員の被害は、乗員保護装置(エアバッグ、クッション、シートベルトなど) と衝突時に発生する減速加速度、それと車体内の危険な突出物で決まります。戦車では シートベルトは装備されているものの、それ以外には特別な保護装置はありません。 減速加速度は衝突部位に存在する易圧縮部分の長さと圧縮されやすさで決まりますが 戦車ではこれは極小であり、つまり減速加速度は最大です。しかも車体内には危険な 突出物が一杯。というわけで、一般的な車両より遙かに乗員の被害は大きいでしょう。 ただ、乗用車、特に小型車で生ずる前方部品が車内に押し込まれる事による障害 (アクセルペダルによる下肢損傷など)は戦車では生じないですみます。軍用車の中では、 多少潰れやすい部分を持つ軽装甲車や大型のトラックあたりが一番ケガが少なそうです。 補足 砲身から衝突していけば、これが多少はエネルギーを吸収してくれそうです。 とはいえ、戦車の全重=慣性を考えると、あまり助けにはならなそうな。 もちろん、衝突を察知して、壁を砲撃、という手もありますが、それなら ブレーキ踏んだ方が早い。戦車は強烈な制動力を持っています。 (93 system) 訓練用の複操縦式戦車ってあるのかな あります。 レオパルトやチャレンジャーには”操縦訓練車”というバリエーションがあるよん。 (93 452) 戦車の搭載砲弾誘爆時に、吹き飛んで被害を最小ですませる「ブローオフパネル」を最初に採用した戦車は何ですか? 弾薬庫上部の吹き飛び式パネルを最初に採用したのは、アメリカのM1エイブラムスだったはず。 (93 882) 雨で戦車砲の命中率が下がったりしますか? FCSの性能は下がるだろう、レーザーも減衰するだろうし HEATは雨水で起爆してしまうらしい。 (93 941) 世界で一番大きな戦車ってどこの国のですか? ドイツの超重戦車マウスが世界最大。 主力戦車で言えば、同じくドイツのティーガー重戦車。 (96 41) とりあえず計画でしたら、ドイツの1,000トン戦車「ラーテ」もありましたね。 全長35m・全幅11m・全高11mの巨体に28センチ砲2門を搭載して合計6本のキャタピラで 車体を動かすというトンでも戦車でした。 実在したものでしたら同じくドイツ軍の「マウス」重戦車。(昔ギネスブックにも載ってましたっけ) 全長10.09m・全幅3.67m・全高3.66m・重量188トンという巨大なもので、 搭載する火砲も主砲が12.8cm・副砲が7.5cmという巨大サイズでした。 実際に2両が製造され、うち1両はソ連軍によって持ち出されておりいまでも クビンカ博物館に展示されています。 (96 名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE) 総合火力演習スレで発射時の衝撃波は観客席でも「痛く」感じるとありますが戦車内では耳栓など防護策はとっているのでしょうか? 戦車内で乗員はレシーバーを付けているので、特に発射音は感じないと、 90式の乗員の方から伺いました。 (96 605) 総火演とかでのあの爆音は、砲口からの衝撃波が回りまわって後方に到達するものでしょ。 (正確に言うと衝撃波が空気の伝播モードに分解されたその短波長成分が強く回折しているのだが) 砲塔内ではこの衝撃は砲塔表面をたたいて伝わる成分と、 砲の機械的衝撃とが主たるものだけど、両者ともマズルからの直接の衝撃波ではないわけで。 イヤープロテクターで十分減殺できると思われ。 (96 606) 砲に安定装置がついている戦車ってどうやって砲弾を装填しているのですか? 頑張りもしませんし、揺れてない時を選んだりもしません。 装填動作中は安定装置を切ってもらえば良いのです。 ただし、そもそもブリーチの揺動の有無に関係なく、不整地では両手を使っての装填動作は不可能と考えられています。 実の所、2軸を統合制御する砲安定装置が無いと不整地での発砲は困難、 さらに自動装填装置が無いと連続的な射撃は困難なのです。 (行進間での連続射撃のデモは平らな場所が多い) (96 639) 戦車が敵戦車との間の距離を調べる時はどうやってるんですか? 目測 (98 74) 古くは光学測距儀、あるいは戦車砲と同弾道の発煙ライフル弾 (スポッティングライフル)、現在ではレーザー測距儀です。 (98 system) 光学式を大別すると 1.大きさを元に照準機の目盛りを合わせる。 2.ステレオ測距 三角測量の要領 3.光像合致 カメラのピント合わせの要領 2が一番正確かつ逆光や薄明かりにも強いが、非常に操作が煩雑で、実戦では人気が無い。 また、陣地を守る場合は、予め、周りの風景から目標物を定め、平時に自分の戦車の定位置からの距離を把握しておく方法もある。 現在はレーザーによる測距が一般的。 サイティングライフルは、どうやっても主砲と弾道が完全に一致することは無く、自分の位置の暴露になる。 (98 85) ルノーFTは大変先進的なのに、その後の多砲塔戦車や、米国の戦車と戦車駆逐車の分離の様な混迷は何故? 設計思想が各国とも違うから。 (98 469) 戦車はWW1で初めて出現した兵器で、どういった形体や運用がベストなのか、 まだよく判らなかった。 そのため、各国の戦車兵や、設計者たちは、自分たちの「理想の戦車」を 色々と追い求め、多種多様の戦車が生まれた。 スペイン内戦や、WW2で多くの戦訓が得られるにつれ、 「あ、ルノーFTが正解だったんだ」 と、ようやく判ったのだ。 (98 470) 理由は2つ。 1.ルノーFTは、確信的にあの形態をとったのでは無く、偶然の産物だったから。 あれは、当時のフランスの他の突撃戦車の指揮車輌として開発されています。 指揮に必要な視界の良い展望塔、軽快な機動性を得るために無駄の無い武装配置 を行った結果、砲塔が用いられたのです。 2.それでも当時既に、ルノーFTには指揮戦車以上の価値があることが判明し、大 増産されています。(後からでは無く、登場後、すぐに革新性が理解されています。) しかしながら、第一次世界大戦後、列強国の軍縮や恐慌のため、戦車の運用に関 する研究がストップします。(有識者の知識の継承が無くなる。) 予算に合わせて運用思想を捻じ曲げてしまうと言った珍妙な現象も起こります。 また、塹壕戦の様相も大分様変わりして、戦車を用いた機動防御、対戦車砲や軽機関銃の性能向上などを経て、 各国の用兵家は、効率の良い戦車像を見失います。 要するに、価値は充分に判ってる人たちが居たけど、金欠でそれどころじゃ無くなり、 使われる環境も大きく変化したので、それに合うものを作ろうとした。 しかし、重量の面で、単一砲塔の戦車への回帰がされる訳です。 ただし、その後しばらく、懐具合や国情が作用し続けています。 恐慌で予算もなく、孤立主義のために他国の研究もしなかったアメリカは、第二次世界大戦が激化するまで、 的外れな(戦車は塹壕戦に特化し、その他のことは戦車駆逐車にやらせる)発想を継承しました。 他方、ドイツは主に経済面の理由で、主力戦車と隊長者の武装を分けたり、 歩兵支援を安価な突撃砲を持つ砲兵科の受け持ちにしております。 (98 557) 戦車の中からは潜望鏡で外を見るんですよね。あまりはっきり見えないんでしょうか? 肉眼ならテレビカメラとわかっても戦車からだとロケット砲に見えたりとか… それはあくまでもテレビで見ている第三者的な判断でして、現場の状況を 考えると撃たれても仕方がないかと。 一番の問題はカメラにしても、対戦車ロケットにしても 兵士が狙われてると感じる事に代わりはないのです。 (98 675) 第2次世界大戦中、の戦車で、日英米独ソ、それぞれ砲塔バスケットの装備状況はどうだったのでしょう。 日・・・なし。 英・・・あり。 ただしターンテーブルが主流。 米・・・あり。 ただし、M4A3後期やM26は床下弾薬箱を採用したため廃止。 独・・・4号以降あり。 ソ・・・なし。 米英車輌を高く評価しつつも、採用しておらず生産性を重視した模様。 はっきり言って、砲塔バスケットだのターンテーブルは、技術的に大した代物では無く、 日本以外、採用していない国は、他の事情を重視した模様。 日本は換気扇すら無く、はっきり言って人間工学面で劣悪。 実のところ、第二次世界大戦の段階では、「あれば便利」程度のものです。 絶対に必要になるのは、砲安定装置が発達してからのお話です。 (装填手と主砲ブリーチの衝突事故防止) 戦中と戦後の戦車で大きく変わった点を上げるとしたらどの当たりでしょうか? 特に無いんじゃないでしょうか。 終戦に関係なく段階的に進化してますから。 敗戦国の運用思想が戦勝国に大きく影響されたってことはあるようですが。 (99 283) 戦車が歩兵と戦うときって榴弾を使うんですか?それとも機関銃を使うんですか? 場合による。 遮蔽物のない相手には機銃を使うだろうし、陣地ごと吹き飛ばすなら榴弾が必要になる。 (99 593) 戦車の超信地旋回って通常だとどれくらいの正確さでできるものなのですか? Sタンクは特別に高精度で旋回できたりするのでしょうか? 今時の普通の戦車で、ほぼブレずに旋回してますよ。 ただ、わずかにブレてる感はありますね。 Sタンクについて言えば、キャタピラの接地長を短くして、超信地旋回の精度を上げて います。 キャタピラそのものが発生させる摩擦によるブレは減少したでしょうが、皮肉なことに 接地圧が増えて、雪深いお国ではスタックの危険性が増えています。 (100 42) パンターは砲塔の後方にドア?が有って熱い薬莢を捨てられるけど、突撃砲や旧軍、または現代では熱い薬莢をどのように処理してたの? 基本的には手の空いている時に自分たちが出入りするところから捨てています (100 494) 現用戦車の多くは、ほぼ燃焼してしまうか、自動排出するから邪魔になりません。 大戦中の戦車は、基本的には砲の下の受け皿で受けてるだけで一回の戦闘が済みます。 戦闘室内の足の踏み場も無く、車内から外に捨てる暇も無いほどひどい状況(多勢に無勢)では戦わないのが基本ですから。 (100 501) 対戦車砲を装甲車に乗せたのが戦車じゃないんですか? 簡単にこたえると対戦車砲を移動可能にしたものが自走対戦車砲です。 敵との殴りあいに備える為の強固な装甲を持ち敵を破壊しうる強力な砲を装備した物が戦車です。 用途も種類も違います。 (101 348) 燃えるナフサタンクの脇から戦車で突入して反対側から出てくるという行動は可能なのでしょうか? もちろん乗員や内部の機器に重大な影響が出ない状態でです。 タンクの中をつっきるのは無理 火というより油で空気が入ってこないからエンジンが動かない 深い川にほうり込んだのと同義 (102 281) 完全にナフサ中に没すれば酸素供給が絶たれますからエンジンが止まります。 ちょっとイヤんな感じかと。 (102 system) ネタではなく、大規模なコンビナート火災や阪神大震災の火災現場のような炎の海に 戦車を投入して救助活動や作戦行動が行えないかと思った訳です。 酸素の供給に問題が無い場合、タンク火災の熱でも一時間は耐えられるでしょうか? 火災の中と燃料のような液体の中では条件が違いますw 火災の方ならまだ酸素が供給されます。酸素が供給できなくなるぐらいの火災は発生しえません。 火災の中で短距離なら戦車でもいけますが救助した人を乗せる場所がありませんw それにあんまりその場に留まると中がスチームサウナになってしまいます。 と言うわけで装甲車両の方がまだ人命救助に役立つと思います。 大規模なコンビナートでの戦車による作戦行動は恐らく不可能です。 というより火気厳禁なのでせいぜい小火器、重火力はつぎ込めません。 もちろん装甲として戦車を利用するなら利用できない事もありませんが 敵も死にたくないので重火器を使うような事は考えられませんw (102 288) ごく粗い概算してみましたが、40m平方の底面積で高さ4メートルほどの ナフサが燃焼し、その熱がすべて戦車に伝わると、内部温度は100度上昇 します。つまり死にます。ご指摘の状態は火災の程度がなんともわからないので 答えにくいのですが、外部との熱平衡には達さぬまでも、火の海の上を 1時間行動するのであれば、やはり内部温度は十分に上がると憶測します。 (102 system) よく側面がガラ空きとか、側面をつくとかいいますけど、どういうことですか? 戦車部隊だったら砲塔を側面に回したらいいんじゃないかと 砲塔を回した程度じゃ余り役に立たないから。 (102 792) 攻撃軸の側面は開放されがちだから部隊を配置するなり地形に依託するなりの処置が必要になる。 (102 793) 戦車の弱点は側面、後部です。 戦術機動で側面を突くということであれば 相手の進行方向の横から攻撃する為相手にとっては非常に厄介な状態になります。 その理由として攻撃側は普通、前線部隊に防御側の戦線を突破できるよう戦力を ある程度集中する為に側面後方が多少手薄になるのでそこを防御側が突くわけです。 (102 794) 戦場における「側面」には、 1:戦車などの車両の側面部分という意味、 2:小規模な部隊の配備の側面という意味、 3:大規模な会戦において、相対する部隊それぞれの側翼という意味、 があります。 「側面ががら空き」などというとき、 上記のどの意味において用いられているかで、説明は異なると思います。 「1」の場合であれば、他の皆さんが説明されているとおりです。 「3」の場合で申しますと、部隊には正面、側面、後方がありまして、 正面には強力な部隊が配備され、側面の防御は甘く、後方は防御が手薄なだけでなく、 そこを攻略されると補給と後退路を断たれるという致命的な部分です。 (102 857) 「3」は「側面がガラ空き」とは言いません。 補給戦、防御陣地、突撃陣形と言ったレベルで「側面がガラ空き」と言う言い方をしますが、 その場合、「相対する部隊」と言う説明では語弊があります。 何れも相対する部隊は正面におり、側面を突くのは伏兵ですから。 (102 864) イスラエルをはじめ市街地の制圧のため戦車を運用しているようですが、搭載弾薬は通常戦闘時と変更されてるのでしょうか? 戦車が出てくる可能性がないなら徹甲弾は最小限しか積まないと思う。 もっとも、徹甲弾だからといって装甲目標以外に使えないわけではない。 市街戦ではコンクリートの建造物をぶち抜かなきゃならん状況は結構あるだろうから。 弾頭重量を軽くしたHEよりは、機銃を増設して弾幕を張った方が役に立つでしょう。 実際イスラエルはそうしてるし。 重装甲で砲ではなく機関砲を積んだ市街戦専用車両・・・というのは実際構想されたことは あるけど、「市街戦以外に使えない」ので結局役に立たない、という結論になってます。 実際、スターリングラード戦の戦訓からドイツ軍が開発した「市街戦用支援戦車」である ブルームベァは機関砲ではなく大口径榴弾砲を積んでいたし、高発射速度の小口径よりは 大口径榴弾を一発、ということになるみたい。 ブルームベァは市街戦よりは山岳戦で活躍したけど。 (104 897) イスラエルになら、市街戦専用の重装甲車はいっぱいありますよ。 ナグマショットとかナグマチョンとかナクパドンとかプーマとか。 (104 938) 戦車に核兵器を搭載する事はないの? 戦車が自ら核兵器を発射しない理由は、そこまで核兵器を小型化しても効率的な運用ができない。 また、他に良い発射手段があるからです。 逆の言い方をすれば、敵戦車に対し、戦車以外から核兵器を使用することは、東西冷戦期は真面目に考えられていました。 (大部隊をまとめて葬ってしまうんですが。) つまり、盾(戦車)を打ち破る武器は矛(戦車砲)だけでは無いのです。 戦車砲は、 地域制圧の火力 生産や補給の都合 敵次世代兵器の予想性能 その時代のテクノロジーで戦車に搭載して操作できること。 などで選定される。 (105 514) つうより、戦車砲の射程で核発射してどうするってとこでしょう。 (105 522) 現代の戦車はレーザロックで ターゲットの速度情報は手に入るのでしょうか 角速度と距離情報を用いて偏差を求めます。 視線速度成分を使うと言う話は聞いてません。 (105 516) 戦車が後退するときには後進で後退するのですか? それとも、Uターンして、砲塔だけ後ろに向けて後退するのですか? そのときの状況にも夜でしょうけれど、通常は敵正面に防御力の低い側面および後面を 晒さないよう、敵方向へ向いたまま後進で後退します。 (105 901) 突撃砲・自走砲と戦車を見分ける時、まずどこを見ますか? 突撃砲の殆どが戦闘室が車体中央から前にかけて配置されていて 自走砲は車体後部に配置されているから、それで。 無論、例外もあるけど。 (106 497) 突撃砲ってのは旋回砲塔を持たない(当然車高が低い)短砲身の物が多く、 自走砲は砲身の仰角が大きく採れて、車高を押さえる努力を強いられていない デザインってことでどう? (106 498) 形式なんかは別に分からんでも一向に構わないと思うが、戦車と自走砲の区別程度なら慣れればそれなりにできる。 例えば、今日びの自走砲で戦車とよく似たシルエットのヤツであれば、砲塔の位置が車体後部ギリギリにある場合が 多いし(戦車の砲塔は車体中央~前方)、戦車に比べて、車体に対する砲のサイズが長く大きい。 また、自走砲は基本的に砲塔の360度旋回が出来ない。それどころか砲塔と呼べるもの自体が無い場合もある。 明らかに一般的な戦車の外観とは異なってるから、自走砲の基本となるシルエットさえ覚えてしまえば判別はつくよ。 ま、あくまでも基本形なんで国や設計によって多少の差異はあるだろけど。 (106 499) 今現在、突撃砲ってのが殆ど存在してないし。 (106 500) 砲を撃ちまくってる戦車のなかには、熱く灼けた大型の薬莢がゴロゴロしているんでしょうか? 最近の奴は薬莢の底しかなかったりするがね。 (106 491) 今の戦車砲の薬莢は燃える素材で出来ていて、発射時に燃えつきます。 低部のみ金属製でその部分だけが排莢されます。 ちなみにT-55とかの時代までは薬莢ゴロゴロで、 砲塔の隅に空けられた穴からポイッと捨てる仕掛けでした。 (106 492) ドイツ戦車等はたいてい砲尾の下に空薬莢受けが付いているので、そこに排出されます。 で、戦闘終了後とかの頃合を見て砲塔ハッチ等から車外に捨ててます。 (106 494) オットー・カリウスの手記によれば、昼間車外に出られないときは空薬莢をしびん代わりにつかったとか。 (106 495) ルノーFT戦車の「FT」とは何かの略なのでしょうか? Faible Tonnageの略。軽量の意。 37mm砲型で6.7t。軽いね。 (106 849) レベデンコ戦車の車高はどう考えても動くマトにしか思えません。 なぜあんなものを開発しようとしたのでしょうか? 対戦車兵器が無い当時の状況を検討すべし。 WW1北フランス、カンブレー戦区での英国戦車の働きぶりを自力で調べられたし。 (107 402) 駆逐戦車についてですが、無砲塔化のメリットはなんでしょうか? 生産工程の省略による工期の短縮→生産性の向上 砲塔がない分車高が低くなり被発見率の低下と被弾率の低下が見込まれる。 旋回機能が必要無いのでより大口径の砲が搭載可能。 戦車としては能力不足の旧式の車体が活用可能。 無砲塔にするメリットは、砲が回転砲塔の搭載限界に制約されなくなるため、 より大口径の砲を搭載できるようになるということ、 および、砲塔回転用のモーターやギアが必要なくなることによる、 車高の低さということになるでしょう。 一方その欠点は大幅な射界の変更を行う際には、車体ごと向きを変えねばならないことで、 それゆえ陣地での待ち伏せ攻撃、後退、陣地変更といった防御戦ではその威力を発揮しますが、 機動戦には不向き、ということになります。 (108 名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE) 小規模な敵部隊に戦車が攻撃を受けて、キャタピラを破壊されたら乗組員達は戦車を置いて逃げるんでしょうか? 状況によるのでなんともいえない。 (108 343) 小隊(三~四両)などの集団で行動しているか否か、歩兵部隊が随伴しているか否か、等で話が変わる。 というのも、ふつう戦車はそうやって運用するものだからだ。 (108 344) 戦車が最大の超壕力を発揮する砲の方向は正面、横向き、真後ろのどれなのでしょうか? 戦車による。 ただし、砲身後ろ向きで壕反対側に接触、次に砲塔旋回して前向きで進行するのが最強であるのは言うまでもない。 (108 599) 煙幕を張られるとレーザー照準しがたいですが、張られた煙幕をどうやって除去するのでしょう? 「煙幕を除去」する方法はありません。 煙幕を張られたらレーザー誘導爆弾は諦めて他の兵器を使います。 (108 917) 現代で戦車などが使う煙幕弾には、レーザー光線を乱反射させる物質が混ぜてあります。 だから、そんなに濃くなくても充分レーザー誘導は妨害できます。 濃く張る張らない以前に、軍用の煙幕弾の構成物はどれもものすごく有害な物質ばっかりなので、 吸ったら激しい健康被害があるでしょう。ガスマスクしてないとヤバイかと。 煙幕を除去する方法はありませんが、大概はすぐ風で流れていっちゃいます。 風に流させにくいような物質で煙幕を張るようにはしていますが、 風で流されない=比重が重い ということになりがちなので、そうなると空中に展張しても すぐ地面に落ちてきちゃうので、なかなか何故に流されない煙幕物質というのは作れないようです。 なお、煙幕というのは完全視界を遮ったり長時間にわたって照準を妨害する為のものではなく、 狙われた瞬間に照準を一瞬だけ妨害して逃げたり物陰に隠れる為の時間を稼ぐものなので、 そんなに長時間展張されなくても問題はありません。 陸上自衛隊総合火力演習などで車両が一列に並んで煙幕弾を展開し、そのままじっとしているのは デモンストレーションだからで、実際には煙幕を張ったあとその場に静止していることはありえません。 (108 935) 戦車に乗用車・バス・大型トラックなどが、衝突した場合、戦車の方に影響ってあるんでしょうか? そりゃ乗員はびっくりするだろう (109 13) びっくりする程度で、なんらかの被害を戦車が受けるとは考えにくいです。 ちなみにM1戦車で、戦車が50km/h程度でぶつかっても装甲に傷はつきません。 衝撃エネルギーで兵隊が頭を車内でぶつけたり・・・程度はあると思いますが、 戦車がどうかなるって事はありえないでしょう。 (109 27) 第三世界の紛争の映像では戦車を斜堤に乗り上げさせて無理やりに戦車砲の仰角をとり、発砲している映像を見ますが 命中精度の低いと思われるこのような方法に意味はあるのですか。 反斜面戦術の基本です。 命中率が低いのではなく相手が簡単には攻撃できないようにしているのです。 (109 568) 斜面に乗り上げ俯角をつけて敵を直接照準で攻撃しているなら、戦車の被弾率を下げるため。 仰角をつけているなら、まさしく野砲の不足を補っています。 戦車の主砲は非常に高初速で弾道は安定しています。 反面、被弾率を下げるために砲塔は低めに作られます。 そのため、俯仰角には制限が生じます。 だから、砲塔のサイズからくる制限の範囲より、さらに大きな仰角で発射しても、弾道が安定する戦車砲は多いのです。 ただし、照準はままなりませんので、着弾観測をしながら修正を繰り返して、目標を着弾範囲に入れる必要があります。 (109 583) やっぱり戦車の基本的な色って緑色なんでしょうか? 戦車に限らず兵器にはその作戦地域に適した色を塗ります。 欧州の森林地帯だったら緑色。砂漠地帯だったらサンド色。市街地だったら灰色などなど。 (110 504) 歴史上、初めて行われた”戦車戦”は、いつ何処でどのように発生したのでしょうか? たまたま戦車同士が遭遇したようなものだろ。 (110 634) おそらく1939年9月のポーランド戦において、 ポーランド軍がワルシャワに突入してきたドイツ軍の第4装甲師団に対し、 騎兵予備が有していた戦車をぶつけたのが、意図して行われた戦車戦の最初でしょう。 しかし、この戦闘は市街戦で、互いの戦車はほとんど撃ち合っておらず、 しかも「装甲兵器には装甲兵器を」という目的で発起されたとも言い難いです。 実際、第二次大戦初期においては、戦車の任務は敵戦車との戦いではないと考えられており、 (敵戦車の相手は対戦車砲が担う) 「戦車に戦車をぶつけろ!」という意図で装甲攻撃が発起されることはほとんどなかったと考えられます。 よって 634氏がおっしゃるとおり、初期の戦車戦は多くが遭遇戦だったといえると思います。 その点で、真の意味で戦車に戦車をぶつけた戦闘が発生したのは、 1941年の北アフリカとロシア戦線においてではないでしょうか。 (110 635) 史上初の戦車戦は、1918年4月24日のヴィレル・ブレトニューの戦いであったといわれています。 1918年4月のドイツ軍のアミアン方面への侵攻に際して、ドイツ軍では 14両のA7Vを準備し、これを3つのグループに分けて投入しました。 このうちの第3グループの3両がカシィ方面に進出した際に 英軍のフランク・ミッチェル少尉の指揮するMkⅣ菱形戦車に迎撃され、1両が撃破されました。 しかし、その後進出した英軍のホイペット戦車は残りの2両のA7Vに逆襲されて 7両中4両が撃破されてしまいました。 ミッチェル少尉は更に別のドイツ軍戦車に襲い掛かりますが、迫撃砲弾で履帯を 破壊されて戦車を放棄します。 この後ミッチェル少尉は戦功十字勲章を授与されたとのことです。 「たまたま、戦車同士が遭遇してしまったので、戦車戦になった」のではなく~ このくだりを読み落としていた。スマソ。 (110 名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE) アラスの会戦は、英軍がドイツ第7装甲師団の戦車連隊が通過した後に、 同師団の歩兵連隊の側面に攻撃を仕掛けたことで発生しました。 歩兵連隊は突破され、その隣にいたSS師団髑髏の対戦車砲部隊も蹂躙されます。 この攻撃を防いだのは同師団の野砲と高射砲でした。 ドイツ軍の戦車部隊が反撃に転じたのはその後で、英軍はそのときにはすでに後退を開始しており、 実質的な戦車戦は発生していないのではないかと思いました。 これはその戦いの数日前にストンヌで行われたフランス軍戦車部隊の反撃にもいえることでしょう。 (110 661) 1937.3.12.、Spain内戦のGuadalajaraの戦いで、黒焔師団のL3軽戦車と対峙した 政府軍第11師団のT26B、BT5によって、L3軽戦車11両が破壊されたのが嚆矢ではないか、と思います。 (110 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 戦車についてる前方機銃ってちゃんと狙って打てるんですか? 結論から言うと、車体についてる機銃は、ほとんど意味無し。 一説には、戦闘中に無線手が何らかの戦闘行為をしていないと落ち着かないから、 てな話もある。 だが、WW1~大戦間の戦車を見ていくとわかるが、そのころの戦車には やたらめったら機銃が多くついている。 多砲塔戦車はいうに及ばず、前方固定機銃をつけてるのもあった。 当時の戦車の運用思想は、強固な敵陣につっこんでいって弾をばらまく、というものだったから。 戦車の運用が機動力を生かしたものに変化してからは どんどん機銃の数が減り、戦後は主砲同軸機銃と砲塔上の対空機銃の2丁にまで減った。 今も大半の戦車がその組み合わせだが、例外はいくつかある。 フランスは主砲同軸に20ミリ機関砲をつけていたし、イスラエルは機銃いっぱいが好きらしい。 アメリカもイスラエルに近くなったね。 これは戦車に何を求めているかの差によるもので、それ自体は優劣にはならない。 いずれにしても、車体前方機銃は完全に廃れた。 (111 68) 同軸機銃は狙って撃てるんですか? 同軸機銃は照準付いてますよ(第3世代MBTから) (111 今来栖 ◆rIKVz7F.VU) 主砲は狙って撃てるでしょ? 一番視界の広い戦車長がおおよその方向を指示し (戦車長が旋回操作・発砲することができる車両が多い) 砲手が正確に照準して撃つ。戦車砲と同じ要領。 確かに榴弾のほうが手っ取り早い場合もあるが、 わざわざ高くて少ない砲弾使うまでもない目標や、再装填までの場つなぎ、 曳光弾を使用しての照準補助、(これは今はないけどね)いろいろ使用目的がある。 まあ、同軸機銃はけっして主力火器ではないので、あくまでも補助。 機関銃としてきちんと役立てたいなら、危険を冒してハッチを開け、 外の機銃を使うしかない。できればそんなことはしたくないので、 がっちり歩兵のサポートを受ける必要がある。 主砲・同軸機銃では狙えないほど接近されたらやばいわけ。 だから戦車と歩兵は協力して行動しなければならない。 (111 74) 戦中~戦後第一世代あたりまでに見られる車体前方の機関銃は大きな意味を持つ。 確かに射撃可能な方向は狭いが、人間が狙い撃つ分、揺れに対する修正が早い。 また、砲塔の旋回の遅い戦車については、即応性の面でも砲塔の同軸機関銃より早い。 なお、前方機関銃を無線手が撃つのは、戦中のドイツや(無線手を乗せている)ソ連の戦車。 (111 88) 補足 重要な物が無くされてしまった理由もちゃんとあります。 1.大戦中期ごろから砲弾がでかくなったのに比べ、戦車の車体は低くなったので、 収納スペースを確保したくなった。 2.砲の旋回装置と安定装置が進化して、車体が揺れてても、砲塔を拘束旋回させて、 同軸機関銃を射撃できる様になった。 3.砲塔上の機関銃がリモコン化されたり、銃塔兼用のコマンダーズキューポラが 代わりに設けられた。(銃塔も廃れたけどね。) 4.兵員輸送車や歩兵戦闘車が開発されて歩兵との相互援護がされる様になった。 (111 89) まあ、アメリカは多銃装備が好きだった訳で。 M4で英国の希望を入れて、コマンダーズキューポラを銃塔にするのをやめたけど、M26で復活(試作のみ) M48で再チャレンジして失敗したが、M48A1~M60で再装備。 てな感じ。 逆に言うと、M47まで装備していた前方機銃をM48では廃止したから、是が非でも銃塔は付けたかった んだろうな。 とても前方機銃は無意味とか、無線手の精神面の物とは思え無いな。 (111 92) なぜ重戦車と中戦車では製造コストにあれほど差があるのですか 「あれほど」というからには客観的な根拠があるんだろう からパンターとティーガーの事か? パンターは安く作ろうと設計段階で努力してるから。 ティーガーは少量生産が前提なのでそこら辺はあまり考えてない。 あのティーガーⅠの一枚板を曲げて作る馬蹄型の砲塔なんか典型だろう。 (111 442) 戦車の製造コストは装甲の厚さ(=重さ)に比例するのか 装甲厚み=重さじゃないですよ T-35の重量と、装甲厚を比べてみましょう (111 445) 某所の某氏の発言をそのまま受け売りにしますが、材料費というのは工業製品の 価格にほとんど影響をもちません。加工費が価格の大部分を占めます。つまり、 重量(=材料の量)は、あまり価格とは関係ありません。 戦車の場合には、一番価格に反映するのは砲熕兵装と(特に最近は)電子兵装です。 (111 446) 一般論で言えば、加工するのが面倒くさい部品はコストが上がります。 その部品を作るための加工機械から製造しないといけないとか、 重量を支える高性能サスペンションとか、それに抗うエンジンとか、 ミッションの設計や使用鋼材とか、必要とされる防御力(装甲)から はじき出された重量そのものがコストの敵に回ります。 (111 447) 二次大戦頃の話は良く知らないのでナニですが、おそらく当時も 今ほどではないにせよ、生産数が価格に影響していたでしょう。 少数生産では、一台当たり開発費用が高くなること、 治具や部品生産なども少数生産では俄然高くつくこと。 また、重い、硬い鉄板は単に組み付け位置に移動するだけで手間、 あるいは器具が必要になりますし、ネジ止めなり溶接なりするにしても、 手間や専用工具が必要になります。 重戦車ではおそらくシステムも多少複雑になりますから、 それらの装備、点検にもよけいな労力が必要になるでしょう。 もちろん、現代の戦車では材料費など極論すれば無視して良いほどの比率しか占めません。 (111 system) 戦車って市街戦ではあまり力を発揮できませんか? 主砲の斜線が阻害される、対戦車兵器を持った歩兵が接近してくる などの要素によりあまり戦車向けの地形ではない (111 687) 戦車って単独で行動するもんなの? 場合によりけり。諸兵連合は基本ではあるけど 例えば履帯外れて置いてけぼり食らったりした場合だと 戦車の乗員のみでの対処(修理+周辺警戒)が前提の訓練やってるっぽい。 常に歩兵からの援護を受けられる訳じゃないからなあ。 あと、映画で出てるように戦車のすぐ脇に歩兵が へばり付いてるようなことはめったに無いらしい。 (APFSDSの鞘は危険だし戦車は集中的に狙われるため) (112 232) 戦車についてる発煙装置って自分達の視界を遮ったりしないのでしょうか? そんなもん時と場合によるに決まってるだろ (112 557 回避とか突撃に使う代物だ WW2のころとは性能が違う (112 557 実際に煙幕弾を使う場合は突撃の場合より、敵前にぶっ放して 戦場から一時的に退避する場合に使う場合が多いよ。 風や着弾位置に影響される不確定要素が大きいから、よほど運と訓練を積んでいないと 敵よりも攻撃する味方側が同士討ちや部隊間で把握不能になって混乱する。 (112 874) よく戦車は「予備転輪」を車外に積んでいますが転輪ってそんなに頻繁に壊れるものなのですか? 結構壊れるみたいですよ。まあ、あんな重い車体を支えて、 しかも坂やら何やら登ったり走ったりしていれば、覆帯なんて簡単に切れますわな。摩擦も大きいし。 余談でつが、90式は人数が足りなくて、覆帯が切れたときとか横転したとき大変らしいでつ。 (112 812) いや冷静に思い起こせば、予備転輪を積んでた車種の方が少なく、時期も短く無いですか? 強いて言うと、被弾などで転輪が壊れるより、外周のゴムが重量や高速に負けてしまう頻度の方が高いと思います。 意外と戦車のキャタピラと転輪は摩擦熱を貯め込むので、空気の流れが悪くなると熱で痛む場合もあった様です。 単純な話、故障して後方整備の頻度の少ない車種ほど、前線で交換出来る消耗品を常備しておくと故障時間が短縮できます。 また、防御が心許ない車種は装備品で二次的な防御を行いますので、理由は様々かと。 (112 814) ちなみに、もう随分昔から、アルミ製も多いのでご注意のほどを。 (112 815) 第二次大戦では被弾したり、地雷を踏んだりしてよくこわれました (112 820) 大戦中の戦車も今の戦車も被弾や破損するのは一緒。 今は予備転輪は付けていない。 この差がどこにあるかと言えば、支援の充実と戦車の配備数自体が減ったことによって 行動不能時の対応を戦車が自前でやる頻度が減ったから。 それと車外装備品による二次防御をあまりアテにしなくなったからかと。 (112 835) M1A2とか、レオパルド2A6とかの「A」って、何の略ですか? MはModel、TはTypeってのは分かってるんですけど。 Advanced、のAだったと思う。 (113 573) M1A2は米軍兵器で、レオパルド2A6はドイツ軍兵器 俺は米軍についてしか知らんけども、 Mは軍用に作られた~番目 Aはその改良型~番目 って意味だったと思う (113 578) TVなどで戦車が水中を走るシーンを見かけますが、もしも水中でエンジンが故障したり、キャタピラでも抜け出せなくなった場合 の救助訓練やシステム(脱出機材?)とかはどうなってるんでしょうか? 戦車回収車、および、同じ戦車などに付けた牽引ワイヤーで引っ張り出す。 (114 65) ガスタービンエンジンはアメリカ以外の戦車には積んでない? ソ連のT-80の一部も積んでいます。 (114 相談) ※T-80Uの一部も積んでいます。 スウェーデン戦車の一部も積んでいました (114 291) ※全車退役しているため、積んでいましたに修正。 戦車で交戦中に用を足したくなった時、どのように対処したのでしょうか。 もしそのような文献があれば紹介して いただきたのですが。 宮崎駿「泥まみれの虎」読んで味噌。 オットー・カリウス氏の体験として、88mm砲弾の薬莢を使って 大小便を始末したという話がある。 (115 97) 冗談抜きで、戦闘中は脱糞しても気が付かないようです。 余裕がある場合は、空缶に脱糞して、車外に缶ごと捨てるということをしていたようですが。 (M60とM1の比較をしたジョークでよく言われていますけどね) (115 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 一昔前の戦車にはやたらと大きいサーチライトがついているものが多いですが(M60や74式、T-62等)、 夜間戦でサーチライトなど灯けたら、思い切り目立ってしまって集中砲火のいい的でしかないような気がするのですが・・・。 ありゃ暗視装置用の赤外線ライト。まあ,構造的にはサーチライトだし 赤外線暗視装置装備してる相手に対しては目立ちまくりなのは間違いないんだが。 野戦でサーチライトがあるから有利になった」という事例 独ソ戦でサーチライト付けて突破に成功した事例が有ったはず。 軍艦は夜戦用にサーチライトを装備 基本的にねらい打たれてもかまわないような前衛部隊がライトを照射し 照らされた目標を主力部隊が砲撃ってドクトリン。 まあ,いつでも連携できる訳じゃないから大型艦にもサーチライトは付いてる。 (115 337) 独ソ戦末期に赤軍が、 「戦車にでっかいサーチライト載っけて敵陣を照らしながら突撃すれば、 相手は恐慌を起こすに違いない」と考え、 実際にそういう作戦を行ったことがありますが、見事に射的の的にされますた。 ただまあ、状況はソ連軍が圧倒的に有利だったので、戦いの趨勢は変わらなかったんですけど。 作戦自体は失敗だったよということで。 (115 342) 航空用語では所属不明機をボギー、敵機をバンディット等と呼ぶようですが、 戦車に乗っているような人達は、それぞれ何と呼び慣わしているのでしょうか。 所属不明の戦車が自国内に居たら普通は問答無用で攻撃します。 (115 754) 航空世界では英語が標準語なので、英語ですが 戦車乗りには母国語が標準語です (115 755) 「ボギー」「バンデット」は米国空軍とその属国空軍(たとえば空自)だけしか使ってねーぞ ロシアとか中国で(イギリスでも)「ボギー」なんっつたって無視されるのが関の山 (115 756) 戦車の乗員を英語で言うと、 戦車長=コマンダー 操縦手=ドライバー 砲手=ガンナー 装填手=リローダー(?) 無線手=オペレーター(?) ですか? 装填手はローダーloaderだと思います。 それから車体前方機銃手がいる場合はbow gunnerというのもいます。 (115 950) 戦車長=Commander 操縦手=Driver 砲手=Gunner 装填手=Loader 無線手=Radio Operator (115 951) 現代戦車の移動の最高速度はどのくらい? http //www.fas.org/man/dod-101/sys/land/row/tanks.htm まー、参考程度に。 装輪装甲車ベースだと http //www.fas.org/man/dod-101/sys/land/row/rooikat.htm これとか120km/h(路上)だとか(タイヤのほうです) (116 215) 第一世代、第二世代、第三世代戦車、それぞれの特徴やいつごろの戦車のことなのか知りたいです 戦車の世代毎の特徴は一概にはいえませんが、 世代の移り変わりとともに一般的となった装備としては、 おおまかには以下のようなものがあると思います。 第二次大戦型戦車(1943~45):主砲75mm、300馬力エンジン、傾斜装甲、無線通信機、3人砲塔 戦後第1世代戦車(1945~65):主砲90mm、500馬力エンジン、砲安定装置 戦後第2世代戦車(1965~80):主砲105mm、700馬力エンジン、赤外線暗視装置、油圧サスペンション 戦後第3世代戦車(1980~00):主砲120mm、1500馬力エンジン、スペースドアーマー、射撃管制コンピュータ (116 521) 「戦車は機動力が命」なのは何故ですか? 対戦車兵器の発達した現代ではとろい戦車はただの的だからです。 それに、戦術の基本として(アメリカ軍がイラク戦争で見せたような)電撃侵攻が 重視されているので、とろくさい戦車は自軍の足手まといになります。 戦車が重苦しく走るのは昔の話です。 (116 690) 戦闘時には、ひらりと身をかわす(ちょっと大げさな表現だが)ための機動力が、 進軍時には、素早く目標地点に到達する為の機動力が、それぞれ必要ってこと。 (116 693) 騎兵の時代からそうですが、相手の予想を越えた位置に進出し、 相手が戦線を補修する以上の速度で侵攻する機動部隊は うまく使えば戦いの趨勢を決める働きをしました。 第一次大戦の頃から騎兵突撃が無謀となり硬直化しかけた戦場に、 装甲部隊による機動戦闘を持ち込んだのが、ナチスドイツの電撃戦なのです。 right(){(116 711)} 機動力にも色々な意味があり、最高速度以外にも巡航速度での行軍、 不整地を走破する能力なんかも機動性の範疇となります。 また、第二次世界大戦の様に戦闘中のストップ&ゴーのを繰り返したとしても、機動力は重要です。 シャーマンはドイツ戦車に装甲も火力も劣っていますが火器の旋回スピードと 機動性を駆使して接近戦でならドイツ戦車を圧倒したと言われています。 right(){(116 760)} シャーマンはドイツ戦車の三倍の数で戦い仲間が撃破されている間に 生き残った戦車がまわりこんでドイツ戦車を倒した 被害が大きい right(){(116 762)} とは言えシャーマンが行動出来ない地形でもティーガーが行動できる場合があった right(){(116 765)} 693 ひらりと身をかわす(ちょっと大げさな表現だが)ための機動力 ってそりゃあレオパルド1を開発する頃の発想だぞ right(){(116 768)} 質問者が最初は年代を特定してないから何時の時代の話をしても問題は無いのだけれど、 レオパルド1も、ひらりとかわしはしないと思う。 被弾率を下げると言う意味での機動性は必要だろうけど。 実際その時代の対戦車ミサイルの命中率は随分と低い。 第四次中東戦争でイスラエルが使用していたのが行進間射撃能力が低くて 立ち上がり加速の悪いM48系(ディーゼル)や 同様のエンジンのセンチュリオンだったことから考えると、行進間射撃能力と機動性強化で ミサイルは当たりにくくなると言う程度のことかと思います。 right(){(116 811)} ハンド・オブ・ブラザーズでは、戦車が撃破されても戦車兵が脱出してませんが、 撃破されたら、そのまま戦車兵も一緒に死ぬってことですか? 死ぬ場合もあれば脱出出来る場合もある。 (117 335) そのあたりは、「戦争のテクノロジー」 J.F.ダニガン著の 戦車を扱った章に詳しく書かれています。 砲兵、戦車、歩兵とそれぞれ基本的な線を丁寧に数字をあげて書いているので 面白いかと思います。 (117 336) 戦車の砲口についている「砲口照準ミラー」って一体何に使うためのものなのでしょうか? 砲口照合装置のことかな 砲撃や直射日光によって、砲身が歪み、砲撃が正確に出来なくなるので、 その歪みを検出して、照準装置に反映させ、砲撃精度を高めるのためのものです。 (117 460) 砲口にあるミラーにレーザー光を反射させ、コンマ数㎜単位で光軸のずれを計測して、 砲身の歪みを計測する。 その計測結果から、砲身がどういう風にどれだけ歪んでるのかを計る。 もっと詳しく知りたい時は、Google等で「砲口照合装置」とでも入れて検索汁! (117 464,466) 訓練を受けた軍人が素手で戦車と戦う場合、何人ぐらいでチームを組めば勝てるでしょうか? 訓練を受けた素手の軍人は何人いても隠れるか逃げることにしますから、勝てません。 対戦車戦闘用具を仕入れるためのチームを組み・・・なら話は別。 くだらないまでに仮想的な環境を考えれば (敵の戦車がずっと止まったまま何もしない。その間にまわりに対戦車壕を掘るとか) いろいろあるでしょう。 (120 system) 100人くらいいたら、何とか勝てそうにも思えるのですが…無理でしょうか? 乱暴な論理に乱暴な回答。100人の屈強な男たちを集めても 重さは10t。戦車は40t以上は当然ありますな。終わり。 馬力とかで比べてみるのもよろしかろうかと。まあ、上記した通り、 むちゃくちゃな状況設定すれば「勝つ可能性がないとは言えないだろう」 とかなるんでしょうが、虚しいですよね。 (120 system) シャベル持って庭か空き地に行って奥行き2mの自分の身長が隠れるぐらいの穴を掘ってみれば なぜ2、3mの超壕能力で十分なのか、よく体得できると思うが (120 390) 塹壕の幅を4mにするだけで、戦車にとって越えられない塹壕になるんでしょうか。 それが対戦車壕という戦術です (120 394) 人が隠れるだけの深さの幅2メートルの穴って、人力で掘れば一日仕事になりかねんぞ。 戦車の足止めをするための塹壕っつーのも勿論ありはしますが、 その場合は本格的な土木作業機械がどうしても必要になります。 で、そんなモノを通り越えるために工兵や戦車橋があるワケで。 人間用の塹壕はわりとどこにでも造りうるので、 それに対する超壕能力は戦車には必要ですが、 対戦車塹壕を突破するほどの能力は要らない、と、まあこういうコト。 (120 396) 超壕能力=車体を塹壕に落としこまないで、乗り越えられる塹壕の幅。 例えば、90式戦車の車体長は7.35mであり、重量を食うエンジンが 車体後部に搭載されているわけですから、2~3mの塹壕ならば、 車体の前半分をを塹壕内に落とすことなしに渡れるでしょう。 車体長と全体の重量のバランスによって、 これは戦車ごとに違いがあるわけですが。 (120 397) WWⅡとか現代の戦車砲は、撃針で弾の後ろの雷管を打って発火させてるんでしょうか? WWIIは知りませんが、現代のは電気信管がフツーです。 (120 system) 電気雷管はWWⅡ時代から戦艦用にあったが高価だったので普及せず。 日本だと61式戦車までは衝撃で発火させるタイプだったので 他の国もだいたいそんなもんなんじゃないかと思う。 砲弾によっては衝撃式のものもまだまだあるらしい。 (120 457) 戦車や装甲車の車体に、貼り付ける様にして各種工具がマウントしてある車両をよく見かけますが、何故車体の外側に剥き出しでマウントされているのでしょうか? 車体の中は狭くてとても置いてけないからです。 (120 520) 戦場での対処は一刻を争うからです。 それでもさすが几帳面なドイツの工具箱は結構凝ってました。 被弾で破損した場合については乗員が無事だったらむしろ「ラッキー!」って思うでしょうね。 (120 523) 戦車を操縦する人が外を見る為の穴から銃弾が入ってきて戦車を操縦する人に当たっちゃったというようなことってないの 枚挙に暇がありませぬ。 WW2ではソ連兵が対戦車銃を使って視察口を狙撃するという戦術が取られました。 このためドイツ側では、側面の視察口を廃止し、また対戦車銃対策として シュルツェンと呼ばれる薄板を側面に追加しました。 その他にパンター戦車ではクラッペと呼ばれた直接視察口を取りやめ ペリスコープでの操縦に切り替えています。 (120 585) 防弾ガラス。 (120 586) 「ターレットリング」というのは戦車のどの部分なんでしょうか? 直訳で砲塔のわっか。砲塔と車体のつなぎ目の部分のことだな。 (121 298) 戦車の砲口の中に正面からライフルで撃ち込んで破壊できますか? 無理ですね。 ライフルの弾丸にはそんな破壊力はないです。 (121 497) 戦車に航空機用のジェットエンジンを搭載したら大馬力低燃費軽量? ガスタービンエンジン(燃料の燃焼ガスを推進力に使わないジェットエンジンのことね)は、 小型軽量で大馬力が出せるが燃費が悪く、給排気に配慮が必要なので 戦車のエンジンにはあんまり向いていない。 それと、当然ながら複雑で繊細な構造をしてるので整備が大変になる。 (もっとも今はエンジンがいかれたらエンジンごと取り替えるのが主流だからあまり問題にはならない) 特に、燃費の悪さと土埃の吸い込みに弱いこと、排気が非常に高温になることが問題とされる。 一応アメリカのM1エイブラムス戦車はガスタービンエンジンで動いてます。 やはり、燃費の悪さと整備の大変さがネックとか。 (122 189) 戦車兵は、敵戦車に命中した徹甲弾が弾かれたかどうか、眼で見て分かるものなんでしょうか? わからないようです。砲手も発射炎で目が眩んでますし、マッハ5の弾体の行方なんか 命中時に飛散するもろもろに隠されて見えるもんじゃありません。 だから「火が出るか、砲塔が吹っ飛ぶまでは生きていると考えて次弾を撃ち込む」が基本となっています。 まあ、余裕がないときは死んだと見なして、こっちに砲口向けてる次の戦車を狙うでしょうが。 ついでにいえば、現代の徹甲弾は弾かれるのではなく、矢負い状態で止まるだけです。 もちろんいい角度になれば弾かれるし、その場合はトレーサーの残像でわかるかも知れませんが、 普通は貫通し損なった弾というのは、途中で止まる and/or 折れる、といった状態になります。 (376 65-66) 敵の戦車と対峙して砲弾が命中しなかったらかなり焦りませんか? 初弾命中は現代でもかなり難事なので。 初弾がどこにいったかを見ての修正射こそが本命。 ただし日本の90式戦車は距離4000、行進間(つまり戦闘速度で動きながら)射撃で初弾命中という神業を披露し、 試験場を提供した米軍の度肝を抜いたことがあります。 その後も平均行進間初弾命中率90%前後というとてつもない数字をたたき出しています。 (377 821) キャタピラー式で一番速い戦車って時速何キロ? 実戦投入されたのだとM18ヘルキャット駆逐戦車やスコーピオン軽戦車が時速80kmぐらいで、 エンジンのリミッターを外したレオパルト2が時速90kmぐらいで、 砲塔を外したレオパルト2だと時速120kmだが、これは戦車に見えないw (軍事板) 装輪装甲車ベースで120ミリ低圧砲装備のMBTもどきは、速いらしい。 (116 212) 戦車ってヘリとかに攻撃されたときに、具体的にどんな回避行動とるの? スモーク(ディスチャージャーや排気)をばら撒いて回避機動。 反撃は回避機動中に弾をばら撒くか全く行わないか。 (軍事板) 戦車砲で敵戦車を攻撃する時、方向や距離なんかを手入力してから発射するんですか? あるいは何らかの方法で”敵”を自動認識しているとしたら、どのような方法で敵と認識しているのでしょうか。 「どの方向の」「どこに」敵戦車がいるのかは人間が自分で見つける。 基本は(潜望鏡とかを通じてとはいえ)目視だが、夜間には赤外線や光増幅式の 暗視装置も使う。 で、目標を見つけたら、今現在の新鋭戦車なら大概は照準器覗いて目標を指定すれば あとはコンピューターが自動的に調整してくれる。 レーザー距離計測装置を使って目標との距離を測り、その距離に弾を飛ばすのに最適な 角度に砲を調節する。 昔は計測値を手で入力したり、コンピューターの計算結果を元に人間が砲を操作したり する必要があったりしたが、今はその一連の作業は全部自動化されてるのが多い。 更には、照準器の中に目標を捉え続けるようにすれば、最初に捉え設定した時からの ズレを全部コンピューターが計算して砲塔と砲を動かしてくれるので、目標が動いても 照準は捉えたまま、ということもできるようになった。 たださすがにカメラとかで特定の方向を映してそこに敵がいればあとは全部自動で やってくれる、というところまではさすがにいってない。 (初心者スレ474 204) 戦車その他の戦闘車両に所謂家庭で言うエアコン(冷暖房)は搭載されていないのてしょうか? 冷房が装備されてる戦車もあるしされてない戦車もある。 最近の戦車は人間よりも電子機器の冷却用に冷房がついてます。 熱帯地域の国に輸出される時には、オプションとして冷房装置が後付け されることも。 (90 731) 戦車その他の戦闘車両に搭載されている『エアコン』が所謂家庭で言うエアコン(冷暖房)と異なる事はわかりますが 後者の意味の『エアコン』は搭載されていないのてしょうか? 基本的にはついてません。 砂漠用などあまりにも、というところで例外的についてることはありますが。 (480 554) 中東各国が使ってる装甲戦闘車両にはちゃんと「エアコン」というか クーラーがついてる。でないと戦争できないって・・・。 ただ、ほとんどはオプションの装備だけど。 復古王制時代(パフラヴィ朝)のイランが注文したシール戦車(後のチャレンジャー1) には、設計段階からクーラーついてたらしいけど。 (480 556) 現代の戦車に対して鉄条網は有効ですか? まぁ、50トンを時速70kmでダッシュさせられるような馬力の戦車相手だと、あっさり 踏み千切られるけどね・・・。 ただ、たとえ戦車は踏み潰して進めるにしても、鉄条網があると歩兵がついてこれなく なるので、戦車から歩兵を引き離す役には立つ。 歩兵の援護のない戦車は対戦車兵器のいい的なので。 (486 916) そもそも鉄条網とか地雷といった障害は、 敵の進行を阻止するのではなく遅滞させることを目的として設置する。 だだっ広い平野を駆け抜けるより、鉄条網のある場所を抜ける方が時間がかかるだろ? で、敵兵の行動を遅滞させているうちに、待ち構えている味方部隊が火力の指向によって敵を打撃する。 障害はこういう使い方をするもの。 (357 935) 戦車は視界外の戦闘をすることがありますか? 基本的に戦車は有視界で戦闘を行う。戦車駆逐車を戦車と勘違いでもしない限り”視界外の目標との交戦は無い”と言える。 あとは戦車の主砲を野砲や自走砲代わりに使って火力支援を行うケースくらいなのだが、効果が期待出来るほど 戦車を集中運用している国は後方に重砲を配備出来ているので余り戦車でそのような運用はする必要が無い。 ただ、日本の砲戦車を戦車に分類した場合、例えば1式砲戦車はそのような運用をした。 オープントップなので野砲本来の射程が得られやすく、遠距離への砲撃を実施した。 そもそも一式砲戦車は自走砲の火力に着目(M3軽戦車に対抗できる)して戦車として運用 することにした変り種。とは言え、戦闘室前面装甲を50mm厚にするなどの配慮もされている。 しかし、敵戦車と渡り合う上で使用可能な直接照準器すら無く、戦車長が目測した距離に俯仰角を調整して 射撃するようなものを戦車と呼んで良いかは疑問。 また、遠距離砲撃の実例も別に敵の装甲車輌など狙ったのではなく榴弾で嫌がらせ的な砲撃を 繰り返しただけ。(それでも昼間は隠れて夜間砲撃するなど効果的な運用をした) また2式砲戦車は自走砲でありながら戦車の設計課を使ったので砲戦車と言われる車輌だが こいつも完成すれば成形炸薬弾を使った戦車戦をしながら視界外の目標に砲撃支援をしたと思われる。 同様なことはアメリカのM4(105)が実施しているが、こちらは戦車の形を流用した自走砲である。 (364 20) 将来的には戦車やその後継が有視界外戦闘をする可能性は一応構想されている。 たとえばTERMという弾薬が構想されていたり、米陸軍の次期兵器体系FCSの装甲戦闘車両は 8kmで交戦するという目標が含まれている。 しかし、FCSがどの程度成功するかはまだまだ危ぶまれている段階ではある。 (364 26) 戦車の燃費について教えて 簡単に各国主要戦車の平均燃費を出してみた。 航続距離は整地でのもの。ソースがバラバラなので、参考程度に。 ○74式戦車 エンジン:10ZF22WT型空冷V型10気筒ターボディーゼル 720HP 燃料搭載量:1150L(内部950L+外部増槽200L) 航続距離:約300km 平均燃費:約260m/L ○90式戦車 エンジン:10ZG32WT液冷V型10気筒ターボディーゼル 1500HP 燃料搭載量:1075L 航続距離:約390km 平均燃費:約362m/L ○レオポルト2(A5?) エンジン:MB873Ka-501 12気筒多燃料液冷ターボチャージド・ディーゼル 燃料搭載量:約1200L 航続距離:約550km 平均燃費:約458m/L ○M1A1 エンジン:ATG-1500 ガスタービン 燃料搭載量:1920L 航続距離:約465km 平均燃費:約242m/L ○チャレンジャー2 エンジン:パーキンス・コンダーV-12 12気筒ディーゼル 燃料搭載量:1592L 航続距離:約450km 平均燃費:約283m/L ○ルクレール エンジン:V8Xイペルバール 9気筒ディーゼル 燃料搭載量:1300L 航続距離:550km平均燃費:約423m/L ○T-90 エンジン:V-84-MS 4ストロークディーゼル 燃料搭載量:約1600L 航続距離:約650km 平均燃費:約406m/L ○メルカバMk3 エンジン:AVDS1790-9AR 12気筒ディーゼル 燃料搭載量:1200L 航続距離:約500km 平均燃費:約357m/L 意外にも74式はかなり燃費が悪い。 日本の戦車は、専守防衛での運用が前提のため、 航続距離はあまり重視されていないのかも知れない。 (496 580,神゛聖\(^o^)/オワタ帝國) リッター1キロ走れる戦車があったら、多分世界最高燃費の戦車です(w 現用戦車でもっとも大食いといわれるのは米軍の M1 シリーズで、リッターあたり 250m 走れます。まあ重量が乗用車の30倍以上(M1A2 にいたっては約70t)、エンジン出力が1500 馬力なんつーしろもんですから。 燃料満タンで 1900リッター以上、これだけ積んでも航続距離は400kmちょっとです。 通常、八時間ごとに1000リッター以上の燃料給油(給油時間は10分程度)が必要。戦車 小隊(4両)を、弾薬含めて30分で補給終らせるのが理想的な運用、とされます。 (78 21) 「装輪戦車」というものは今現在存在しないと思っていいですか? 装輪に105mm積んだ奴とかは戦車とは言わないと聞きましたので。 言わないね。 普通は戦闘車っていう 言葉の問題なんて言ったもの勝ちという面はあるにしろ MBT(主力戦車)として運用されている、という意味では「ない」、と言った方がいいかも知れないですね 南アがアパルトヘイト絶好調の頃の76mm砲装備ロイカットは、装輪戦車といえたでしょうけどね 対抗勢力のMBT(T54/55)などに対抗することを年頭において開発され、 事実MBTのように運用されていますから http //www.army-technology.com/projects/centauro/ まぁ、中身と実際はどうであれ、装輪戦車駆逐車っていう分類をされた装輪装甲車両も あるわけですが。 装甲は確かどう頑張っても無理なんじゃなかったかな>MBT並み 最強レベルのセンタウロですら35mmAPFSDS抗堪ってレベルだったと思う 機動力を犠牲にしてもっと重量を上げれば可能かもしれんけど。 76mmロイカットがMBTとして運用できたのはT54/55系列の劣悪なFCSでは ロイカットの機動に追随できないのを利用して、装甲防御の不足を補ったから 戦後第二世代とか言われてる74式とかレオパルト1、AMX-30の路線を装輪でやって成功した例だね (507 911-917) 無線機を持たない頃の戦車は、どうやって他の戦車と連絡を取っていたのですか? ハンドサインとか手旗とか どっちも戦場じゃそんなに使えないから結局は縦隊で突っ込むだけと言う展開に・・・ (358 792) 対戦車砲で戦車をブチ抜かれた場合、中の人って脱出出来るもんなんですかい ぶちぬかれた場所によるし、その後、砲弾が誘爆するかにもよるし、 運にもよるのでケースバイケースとしか。 状況による 戦記や元戦車兵の手記でも被弾したが脱出したものは少なくない 貫徹体が中で跳ね回るから大抵は全滅。 装甲が薄すぎてダブルペネレイトした場合は射線上の人はアウト。 HEATは運が良かったら射線上の人以外は生き残れるかもしれない。 被弾部位と破損程度と確率的な問題だが装甲を完全に抜かれたら厳しいものがある。 なぜなら弾丸の保有していたエネルギーが装甲の破片に伝達され、車内に飛び散るから。 誰だって至近距離でショットガン撃たれたらやばいべ? まあ最近のちょっと気の利いた戦車だと対策としてライナーが貼ってあるのは当然だけど。 あと、あまりに装甲がしょぼかったりすると弾丸に十分抵抗がかからず スカスカと反対側に抜けるだけなんて嬉しいんだか悲しいんだか分からない事態も起こり得る。 中には、砲塔を貫通したが、車体だけで味方のところまで帰ってきた 95式軽戦車の例もあるぞ。 (512 319,321-323) 戦車は車体の方が大きいのに、何で砲塔に被弾が集中するのでしょうか? 戦車は正面が一番防御力がある。 これは、どこの国の戦車にも言えることで、限られた重量でより高い生存性を 求めたとき、4面に均等な装甲を張るよりも正面を重点的にした方が効果がある。 なので、敵を見つけたとき、戦車がまずとるべき回避行動は敵に正面を向ける ということ。それと、敵が隠れていそうな場所には砲塔を向けるのが普通なので 必然的に砲塔正面の被弾率が上がるのだと思います。 (512 887) 砲塔が最も被弾率が高く、各国の戦車はそれを前提に設計されているというのは 常識だと思っていたが、そうでもないのか 稜線射撃なんてのもあるぐらいで、防御側に回っても砲塔だけは露出させざるを得ないし、 戦場が平坦でない以上は砲塔しか露出していない状況も多々ある。 敵が高所を占めている場合は相対的に砲塔の投影面積が高くなるし、 敵に相対している場合は本体との投影面積比は側面に比べて大きくなるし。 って、ふつうに考えても砲塔の被弾率が高いのは納得できるんだが (512 888) 対空戦車は時代遅れの存在なのでしょうか? 対空戦車のキモは、直接撃墜を期待することより、弾幕をはって攻撃機やヘリの対地攻撃行動を 阻害できる(機銃撃たれたら回避行動せないかん)だったのだが、ATMの性能向上により、 対空機銃の射程外からミサイルがすっとんでくるため、以前よりは有効性がかなり落ちたと言えるかと。 それだったら、歩兵にSAM持たせた方がマシ。 (354 441) 冷戦終結後の「戦車」って不用じゃないの。 数こそ減ったもののイラク戦争のようにがっぷり四つの戦争が無くなったわけではないですからね。 不要になることはないですよ。(もっとも陸自では装備数は減らしますが) それに「戦いのトレンド」なんて15年ほどで変化していますからね。 重装備も時代の趨勢にあわせて数は結構減らしてきているんですけどね、でもやはり不要ではないんですよね。 ゲリラ対処でも掃討戦での出番は低いけどそのバックアップ火力としては必要であるし、 拠点防御などでは戦車が出張るだけで攻撃抑止効果は非常に高くなりますからね。 (自衛隊板初質スレ16 ドカン・オオカミ ◆s6tJH5.VuA) 車長の戦死率って高いんですか?もし戦死したら戦車はどうやって動かすのでしょう。 予備の車長がいっぱい居るんじゃなくて欠員の出た戦車や、戦車を失った乗員集めて再編成する 小隊長に戦車取られた野良車長だって出てくるわけだし 第2次世界大戦での東部戦線では車長は周囲の警戒で顔をハッチから出す機会が多く、 狙撃の的によくなったそうだ。 乗員の補充とか再編成があるまでは砲手が車長を代行する。 国などによって変わると思うが、ドイツなんかは戦車長がキューポラからよく顔を出すので 狙撃され死傷することが多かったという とりあえず、キューポラから顔や体を出さず、ペリスコープやスリット越しに外を見ていれば 破片や小銃で死亡することは無い ただ、そうやってろくに周囲を確認しない戦車長だと、戦車自体が撃破され全員死傷、ということもある 戦車長が戦死したら、砲手などが繰り上がりで戦車長になったり病院帰りなどの補充戦車長があてがわられたり (537 402-407) 小さい戦車が最強なら、何でどこの国も30トンや40トン級の120㎜砲搭載主力戦車を開発しないんですか? 日本がTK-Xで実用化した技術の殆どが他国では開発する事に成功していません 特に軽量な車体で120mm砲の反動を抑制し、90式戦車以上の火力を発揮出来るような火器管制装置は 日本が他に追随を許さない優位性を持っています。 (542 三等自営業 ◆LiXVy0DO8s) 戦車の操縦席と砲塔って内部ではつながっているんでしょうか? 昔の戦車はつながっていそうなんですがM1戦車とかはどう見てもそうは見えないんです 繋がってるのが普通。 M1もちゃんと繋がってるよ。 ただ、戦車の砲塔は砲塔本体から柱で「床」がぶら下がってるのの他に、基本的には 柱でぶら下げてるけど柱の間が埋まってる(壁状になっている)、というものがある ので、全周で砲塔内と車内が繋がってたりは必ずしもしない。 アメリカの歩兵戦闘車、M2ブラッドレーは砲塔部分は完全に壁で区切られれて砲塔内と 車体内は横スライド式のドアがある。 歩兵戦闘車は砲塔が被弾した時に被害が兵員室に及んで乗員が全滅しないように、砲塔と 車体の間はドアで区切ってあるのが多い。 補足で参考画像 東側例として中国の85式3型の断面 ttp //image02.wiki.livedoor.jp/n/2/namacha2/cedd92d1b63c5c27.jpg 西側例として韓国のK1A1戦車の内部 ttp //pds.egloos.com/pds/1/200410/13/80/b0016480_1131884.jpg ttp //pds.egloos.com/pds/1/200410/13/80/b0016480_11194226.jpg そのものずばりのM1A1もあったぞ。見ての通りつながってる。 断面図ttp //www.inetres.com/gp/military/cv/tank/M1/M1A1_internal.gif 砲塔バスケットの構造ttp //www.inetres.com/gp/military/cv/tank/M1/M1A1_turret.png (542 179-181) 戦車にはトイレはついていないんですよね? ウンコしたくなったら、下部脱出用ハッチをあけて、車外にウンコするって認識でいいでしょうか? 実用例ではイスラエルのナメル(ナメラ)歩兵戦闘車にはトイレが装備されていると言われます。 歩兵戦闘車では、ほかにもスウェーデンのCV90や、 英国のウォリアーには、ビニール袋式の簡易トイレなら搭載されているようです。 この手の簡易トイレなら、民生品を使って臨時に搭載する例もあるでしょう。 車両内で使用したかは知りませんが、イラク派遣時の自衛隊が買い込んでましたね。 あとは空薬莢とかペットボトルとか、現場の工夫は色々あるようで。 冷戦時代のNBC戦想定で、車載トイレを研究してた例もあると思うんですが、識者待ち。 (548 ◆yoOjLET6cE) 60t近い大重量の戦車が突進すれば厚さ50cmから1m程度のコンクリートの障害物も粉砕して突破できるのでしょうか? それだと、戦車によってはキャタピラで踏み越えられる。 市松状に何十個も並べたら、乗り上げて動けなくさせられるかもしれないけど。 あとその程度の重さの鉄筋コンクリ塊だと、スピード出して破壊しなくても「押し退け」られちゃうぞ。 テトラポットが進路を塞ぐ形で並べられている場合は力づくで突破できるのでしょうか? 現代の50t超MBTを相手にするとなると、生半可なものでは「障害」にならない。 韓国が38度線の要塞地帯に設置してる、有事の際に南下する道路を塞ぐ為の コンクリ障害物はダンプトラックくらいの大きさが普通にある。 一番でかいものだとそれこそ本当に家くらいある。 本気でやるならこれくらいは必要。 護岸用のテトラポッドなら並べておけば対戦車障害物には充分なるだろう。 複数を絡むような形で並べておけば「押し退ける」ことは多分無理。 「スピードつけて体当たりして突き飛ばす」のも無理(多分戦車と中の人が壊れる)。 もっとも設置するのがたいへんだろうけども。 上に挙げた韓国の障害コンクリ塊はちょっと高い場所に設置して、有事の際には 「支え」となる部分を爆薬で爆破して自重で落っことす方式になっている。 (347 125,129) 戦車の「車長」って、英語ではなんて言うのでしょうか? tank commander (347 658) 指揮型戦車って、強力な無線機を装備している代わりに砲弾数を犠牲にしているんでしょうか? 大概はそう。 砲弾の収納スペースに砲弾の替わりに無線機を増設している。 ドイツの指揮戦車みたいに、主砲をダミーにして内部に地図用テーブルとか 設置してる例もあるけど。 大戦中のドイツ戦車に関してはそのとおり。中距離通信用の無線機が追加されている。 主砲同軸機銃が無かったり、主砲そのものがダミーというものもあり。 (559 58,59) 戦車には戦闘機みたいにサバイバルキットはありますか? それと自動小銃や拳銃はどれぐらいあるのですか? 救急セットや非常食をひとまとめにしたような「サバイバルキット」はない。 そもそも戦車の内容積ならそれぞれを個別に積めるので、ひとまとめにする 必要もない。 一応搭乗員の個人装備にファーストエイドキットがあったりはするけど。 戦車も当然搭乗員が手持ち火器で接近戦をする、という状況は脱出時以外でも 考えられるので、自動小銃はそういうときの為に装備されている。 でも、搭乗員全員が歩兵のごとく戦う、という状況も、またまず無いと思われる ので、普通は戦車の車内装備として装備されてる自動小銃は1丁か2丁だけ。 拳銃:全員分 機関短銃:乗員数の半分 自動小銃:1丁 車載機関銃の 重/軽機関銃化キット:1セット 手榴弾(発煙弾含む)半ダース程度 というのが戦車の車載火器以外の装備品の標準的なところ。 戦闘機パイロットは個人装備として拳銃を持つ。 用途は別に自決用ではなく、撃墜されて脱出した後の自衛用と自活(拳銃用の 散弾を用いて動物を撃つのに使う)用。 (345 307) 初期の戦車は砲兵だけで対応する物という考えだったんでしょうか? ド・ゴール等一部の将軍以外、戦車は歩兵の補助的な役割に過ぎず、 戦車VS戦車は想定されてなかった云々が当時の常識?だったとのことですが 第2次世界大戦直前~最初期ですが、砲兵の直接射撃と言う手段で対抗しています。 戦車も対戦車ではなく、歩兵とともにというのが当時の主流なドクトリンでした。 基本的に分業と言う都合のいい方法を考えてたんですが、戦車の機動力が 上がり砲兵の展開速度が間に合わないので結局戦車対戦車へと進んでいきました。 機甲戦を最初に考えた国はやはりナチスドイツですか? 機甲部隊の集中運用の思想はフラーやリデルハート等英仏の軍事理論家が考えたもの。 ドイツはそれを真似して取り入れた側。 しかし実践面では軍内部の保守勢力と調整しながらでなければ進められない英仏より 独裁体制の元しがらみ無視して最短距離で改革を行なえるドイツが先んじた。 ネタ元はフラー(英)とかにあたるが、 机上の理論を実戦で使えるレベルにまで洗練させたのはドイツのグデーリアンら 戦車を戦術の骨格として採用したこと以外にも 特に車両間無線の採用と、砲兵の代替としての空軍との連携を打ち出した点は無視できない これが独仏戦での、いわゆる電撃戦につながることになる ちなみに最初に本格的な機甲部隊を作ったのはドイツではなくソビエト。 (565 692-703) M4シャーマン戦車の前部にトゲのような装備がついている写真を見たことがあるのですが、あれは何のための装備なのでしょうか? ドラム缶を横にした奴は地雷原処理用のローラーだぜ (俺初質スレ430 564) 閲兵式で戦車が行進中に故障して停車・・・みたいな事ってあるんでしょうか? 第2次世界大戦前のソ連では、革命記念パレード中に戦車が停止して回収されてしまい、 その結果としてディーゼルエンジンの開発に積極的になったとされています。 スペイン内戦の戦訓などとは別に、ちょっとした不祥事が引きがねになっています。 ちなみにそれ以前は、戦車のエンジンは旧式化した航空用ガソリンエンジンで良いとされていました。 (576 446) 敵戦車を狙う時に主に敵戦車のどの部分を狙って撃つんでしょうか。 砲塔?車体?それとも自動照準は目標の大体の中心点を狙う様に設定されてるのでしょうか? 狙えるなら砲塔や車体の正面は避ける。装甲の一番厚い部分だからね。 大概の対戦車兵器のマニュアルでは「真正面からにせよ側面からにせよ 車体の真ん中を狙え」「動いてる目標を狙う場合は目標の中心からやや 前方を狙え」って書いてある。まぁこれは照準上の問題だろうけど。 この車種はどこに弾薬庫があってどこに燃料タンクがあってこういう人員配置に なっている、ということがわかっているなら、「ここを狙うのが一番効率的」 なんて識別表に書いてあることも。 かつての西側の戦車兵教育では、「T-62とT-55は正面から狙うなら車体の やや向かって右側を狙え」と書いていた。 これはT-62/55(54)は戦車の中心線左側(向かって右側)に、前から操縦手 -砲手-車長 がほぼ一直線に座席がある車内配置だったから、うまく車体正面 を貫通できれば人員被害を大きくできる、という読みから。 もっとも最近のAPFSDS弾なら車体だろうが砲塔だろうがどこに当ろうが装甲を 貫通できれば車内は滅茶苦茶にできるから、せいぜい「バカ正直に砲塔正面を狙う なよ!」という程度で充分であろう。 (337 714) 戦車は市街地戦闘が苦手なイメージがあるのですが、実際はどうなのでしょうか? また日本の場合、戦車戦に適した平地が少ない分戦車の運用が他国より難しい気がするのですが、 市街戦における戦車の短所は視界が制限されるとか、図体がでかいとか。 装甲の弱点である上面も狙われやすいしね。 だけどその装甲防御力と、攻撃力は十分意味がある。障害物にも強いしな。 イラクにおける市街戦闘でも、戦車がいると無い場合に比べて兵員の死傷率が かなり下がるという報告が有る。 日本の戦車は他国の同世代戦車に比べて小型で軽量につくられてはいる。 田圃を想定した走破試験も念入りにやってるらしい。 日本では大規模な戦車戦はできないかも知れんが、防御時、攻撃時の両方に使える 戦車が重要な陸戦兵器なのは日本でも変わらない。 (329 831) 映画とかでよくある戦車のハッチを開けて手榴弾投げ込むことって実際にあったんですか? よくあったとはいえませんが、実際にそのような撃破例はあるようです。 歩兵に取り付かれた戦車兵が上部ハッチから顔を出したところに、取り付いた歩兵がハッチの中にぽいっと投げ込む感じで。 ただこれは相当なレアケースで、旧ドイツ軍のように多数の手投げ弾を1つに束ねたモノや 旧日本軍のように物干し竿の先に対戦車地雷をくくり付けたりとで対応してました。 (598 27) 戦車って中は真っ暗闇ですか? 照明がある。 目が眩まないような波長(大概は赤色)の常夜灯みたいなものが装備されてる。 (719 716) WW2の戦車の戦記なんか見てると、当時は真っ暗だったみたい。 車内等も一発の砲弾の衝撃で割れちゃったり、元から壊れてたりであんまり機能はしてなかったはず。 WWIIでも初期の戦車だと、バイザーから外光が結構入ってきます。 でも後期になると装甲強化のためバイザーはなくなってしまうので、 車内灯がなければ真っ暗みたいですね。 (31 733,736) 第一次世界大戦?の時に「キャタピラの横に砲身が付いている戦車」の名前が知りたいです。 菱型の戦車の事かな? 一般的にはそのまま「菱形戦車」と呼びます。正式にはMark(マーク)シリーズと呼びます。 そのまま改修、開発が進むにしたがってマークⅠ・・Ⅱと進んでいきます。 当時は塹壕戦が主な戦闘でした。相手の塹壕を迂回しようと塹壕を互いにひたすら掘りあって 戦線が膠着していました。戦車はその相手側の塹壕を蹂躙するために開発されました。当時は 戦車砲を積んだ戦車同士が撃ち合うなんて戦闘は、当然想定されてなかったんですね。 (32 432) 戦車は歩兵を随伴しないで戦場に行った場合敵歩兵に弱いと聞いたのですが、対戦車兵器も持ってない歩兵にも弱いのですか? 歩兵と言っても、武装はライフル銃だけではありません。 必要は発明の母、手榴弾をキャタピラにかますだけで、移動は出来なくなりますし、 火炎瓶だけでもあれば、戦車を焼くことが出来ます。 (34 眠い人 ◆ikaJHtf2) 戦場では歩兵側も必死で「対戦車兵器」を自作します。 歩兵がいなければロケットやミサイルはもちろん、 地雷、火炎瓶、棒地雷(棒に手榴弾付けただけとか)、 手製爆雷、ありとあらゆる攻撃にされされると思ったほうが いいです。機動力を生かして交戦を避ける事はできても、 歩兵は恐慌状態にでもならない限り死角だらけの戦車のキャタピラ やエンジン部に肉薄攻撃を仕掛けることは難しくないと思われます (34 機甲自転車) 戦車のディーゼルエンジンについて質問ですが、水冷式と空冷式がありますがそれぞれメリットとデメリットを教えていただけますか? 空冷式のメリット ・水が要らないと言うこと。 砂漠地帯、ツンドラなど水の確保が難しい所では空冷は有利。 ・構造が簡単。 故障率が低いかどうかまでは、余り触れないけど、構造は比較的簡単に 作れます。 ・被弾に強い 冷却ユニットがない分、被弾してもそんなにダメージは大きくない。 空冷式のデメリット ・騒音 静粛性が要求される奇襲時に音が大きいと意味がない。 ・容積 コンパクトには出来るけど、大出力になるとそれだけ冷却フィンなどが大きく なるので、結果的に大きくなるのは否めない。 ・開口部の大きさ 冷却するために必要な空気の流入量を多くしないといけないので、エンジンの 冷却用開口部が大きくなる。 即ち、防弾性に問題が出るか、と。 液冷式のメリット 空冷と逆です。 ・大きな出力でも比較的コンパクトなエンジンが出来る。 ・騒音も比較的静か。 液冷式のデメリット ・水を使った冷却装置が必要である。 従って、常に水の確保が必要で、水のでない地域だと補給物資が増える。 ・冷却ユニットの脆弱性の問題。 冷却ユニットが被弾すると途端にエンジンがoverheatする。 ・冷却ユニットがある分、整備が複雑になる。 従って、整備に要する時間が増え、稼働時間が少なくなります。 (最近はパワーパック利用でその辺は改善されていると思うけど) (34 眠い人 ◆ikaJHtf2) 戦車の戦車長が死んだ場合、だれが戦車長の代わりになるんですか? 戦車長の場合は、基本的には、階級順、先任順で代理を勤めることになるでしょう。 装填手に関しては…誰かが、としか言いようが無いでしょうねえ。 もっとも、小銃弾や機関銃弾が、車内で跳ね回ったというのでもない限り、 車輌内部で、乗員がダメージを受けるというのならば、 車輌自体が何らかの深刻なダメージを受けいて、 戦闘継続不可能なことが多いんでは? (35 934) 戦車って歩兵を踏み潰しちゃったりしないんですか? 戦車の視界は限られていますので、踏みつぶすことも多々あったようです。 特にパニックった時は酷かったようですね。 (37 眠い人 ◆ikaJHtf2) 戦車の行軍中の写真見るとよく運転手がハッチから頭出してるけど、あの状態が正常なポジションなのかな? 戦車の中にいると視界はゼロに近いので、安全に行軍するときには 操縦手がハッチから顔を出さないといけません 演習の時は、戦車の外に兵士がしがみついて、トランシーバーで 操縦手に進路を指示しています で、実戦のときはどうすんのかなぁ、といつも思ってるんですけどね (37 815) 戦車はキャタピラをゴムにすれば公道を走れると聞いたのですが本当でしょうか? 一応そういうことになってはいます。 ですが、90式くらいの重量になると現実的には相当厳しいとのこと。 映画ガメラ2において、90式がアスファルト道路(撮影の為に演習地に作られたセット) を走っているシーンがありますが、ゴム履かせた状態でアスファルトが削られて塵が舞ってます。 74式は公道を走っているのが見かけられるようですが。 (39 606) 戦車って何であんなに燃費が悪いのですか? 何十トンもある車体を不整地でもぐいぐい走らせ、トップスピードも時速100kmにも なろうかという性能のエンジンを信頼性を確保しつつ作れば、どうしてもその程度の燃 費にはなっちゃいます。 (41 434) 初期の方のⅡ号戦車の車体後部に自転車をつんである写真を見たのですが、こういう例ってどのくらいありますか? 1980年代にも、M60A3の砲塔後部にオフロードバイクを載せると言う アイディアがあった。アメリカ陸軍の雑誌に載っていた。 無線封止下での連絡用らしい。 M3騎兵偵察車にバイクを積むかどうかで、もめたこともあったらしい。 (41 446-447) 戦車が砲弾を跳ね返したとき、本当に「衝撃はすさまじい」「釣り鐘の中にいるよう」なんでしょうか 何百メートルも離れたところから厚さ数センチの鋼板をぶち抜くほどの運動エネルギーです、 「柔らかい」木の棒をたかだか一メートルほど振り上げて鋳物を叩いた程度のエネルギーと一緒にされたら困ります。 ……ですが、実を言うと釣鐘は円形の断面をしてるので、音波が干渉しあって中心ではさほど五月蝿くはなかったりします。 まあ、戦車の場合形が形ですからそうした効果もあまり見込めないでしょうし、 何より音を発生させるエネルギーの桁が違うので、五月蝿くて当然です。 実際、砲弾の貫通は防いでも、 与えられた運動エネルギーに耐えられず装甲板の裏側が剥離して乗員を傷つけたり、 構造が歪んで砲塔の旋回が不可能になったり、という被害が出ることは珍しくありません。 10kgの物体を1㎞毎秒もの速度でぶつけられたエネルギーを鉄の構造体で耐えることは、 そうそう簡単なことではないのです。 (42 247) 衝撃と大きな音がします ぶつけて気絶したりするんでしょうか? 気が遠くなります 装甲に直接触れていると骨折することもあもあります 乗員は耳栓兼用のレシーバーをはめます (50 178) 耳栓は無いけどインカムで騒音は減らして乗員間の会話は聞きやすくしてる。 敵弾が直撃した時のパニックは相当きついとのこと。 騒音、衝撃、揺れ、精神的ショックなど。 短時間ながら茫然自失になるそうな。 他にも、装甲の裏面が割れて飛び散ったり、昔の戦車だと、リベットやボルトの頭、ナットが飛び散ったりして乗員や内部機器に損害を与えます。 その他、溶接部が割れたり衝撃による機械故障や精密機器の機能障害など。 (50 179) 戦車を後輪駆動にするメリットには、どういうものがあるのですか。 一般的な戦車のリアエンジン・後輪駆動の場合、 駆動系(エンジン・トランスミッション)を一個所に纏めて内部容積を有効に利用でき、 結果的に(同じ装甲でも)重量を押さえる事が出来ます。 (42 809) 戦車を活用しにくい地形とはどんなところなのでしょうか? 山岳地帯とかに弱いです(これは車両全般に言える) とにかく戦車最大の弱点は視界が極端に狭いこと。 容易く近寄られて必殺の一撃を食らってしまう。 高低差が激しいところ、というのも間違いではない。 視界の点でもそうだし、機動性が大きく制限されるからこれまた近寄られやすい。 (43 352-353) 戦車に雷が落ちる事ってあるんですか? ないとは言いませんが、雷が落ちるメカニズムを考えてもらえれば 普通戦車にわざわざ落ちることはあんまりありません。 戦車より背の高いものの方に普通は優先的に落雷しますからね。 普通の立ち木が一本でもあれば、そちらに落ちる確率のほうがはるかに大。 (43 766) 機関銃をたくさん搭載していた戦車って、最高何丁くらいなのかな。 M2中戦車が機関銃8挺で一番多いはず (44 602) 戦車の砲塔はとくにこれといった固定がされておらずただ車体の上に載せてあるだけの車種も珍しくないって本当ですか? 別にがっちりと固定してある必要も無いですし、戦車が逆さまになってまで戦闘を 継続する状況って考えられないでしょう? 固定の定義がわかりませんが、ひっくり返しても砲塔が落っこちない戦車も珍しい と思います。戦艦の砲塔だってそうだし。 (44 913) 全周視界を持った戦車が開発されたら歩兵を随伴させずに戦うこともありえますが? 全方位見えるからって戦車自体の対歩兵能力が向上するわけでもなし…。 歩兵随伴させないで複数の敵兵に肉迫されたら結局手も足も出ないと思う。 戦車砲の内側の間合いに入り込まれたら打つ手がほとんど 無くなるのは、全周囲見えててもおんなじじゃない? 備え付けの銃器だって全方位・全角度をフォローするの大変だし、 肉迫してきた歩兵が十人二十人といたらもう手に負えないのでは…。 戦車に歩兵を随伴させる必要があるのは、昔も今も変わらないよ。 (45 276) 現代の戦車戦は、歩兵を交えずに戦車だけ同士の戦いになるのですか? 昔、タルってイスラエルのおっさんがそういうことをして大成功したあと、大失敗しました。 対戦車ミサイルが発達したとき、ちーとやばい目にあったんです。 歩兵は戦闘車で連れてきて、敵歩兵が脅威になるようなら味方の歩兵に助けてもらいます。 (45 270) ソビエトの戦車や74式戦車みたいな、御椀型の砲塔の形はどんなメリットがあるのですか? 1 弾を滑らせ、逸らす効果がある 2 鋳造で大まかな一括作成出来る 最近はAPFSDS弾が主流で、この弾は角度を付けた装甲では 角度が5度以下でなければ逸らす効果を期待出来ない そのため、現代の戦車は直線的な装甲をするようになった。 (80 411) 丸っこいので単純に頑丈。 あと、どんな方向から撃たれてもある程度弾をそらす効果が期待できる。 (針を刺すとしたら、プラスチックの板よりボールの方が難しそうでしょ?) (80 414) 戦車って市街地でも有効ですか? イラク戦争で市街戦における戦車の有効性が実証されました 装甲は歩兵の盾となり、戦車砲は高くコントロールしやすい制圧力をもちます (601 モッティ ◆uSDglizB3o) 戦車をはじめとする装甲戦闘車両は、敵脅威に対する攻撃力と防御力と機動力を兼ね備えた 戦闘単位として「完成された」兵器です。 これなくして作戦目的を達成するのは極めて困難で 高価な戦車であっても、費用対効果で言えば最も安価に済みます。 (601 三等自営業 ◆LiXVy0DO8s) 戦車の利点についてはすでに書かれているのだけど、 市街地の内部で使える対戦車兵器というのは案外、種類が限られている。 また、市街地という複雑に入り組んだ地形は何よりもそこに住民が多数住んでいることからくる 様々な問題があるし、陣地としてみると、切れ目がなく隠れるところが多く、視野が遮られ、しかも、 鉄筋コンクリートは銃弾を止める。よって、守るにも攻めるにも野戦と比べてはるかに多数の兵を 必要とする。 戦車は市街地で盾になるというか、このような市街地各所に陣地を築き立てこもる相手に対して 陣地自体を見て、(装甲で守られているから敵の銃火を冒せる)、戦車砲を直接向けて狙いをつけて、 壁をぶちやぶって(120mm砲弾の威力)、中の敵兵を殺傷する、あるいはその威力でもって敵兵に 陣地を放棄するのを強いる。 確かに歩兵は市街地のような地形であっても、利用して陣地に作り変えることができるが、それでも 戦車ほどに敵火を冒すことはできず、戦車ほど早く走れず、戦車ほど威力のある砲を携えていない。 したがって、既に書かれているように戦車や砲、航空、工兵といった様々な部隊と協力しあって 互いの弱点を補い、長所を生かしあって攻めるのが陸上戦闘では普通ということになる。 よって、どのような状況であれ各種の部隊が協同するのが良いということになる。 (601 388) なぜ重戦車は廃れたのですか? まず、重戦車が廃れた理由なのだが、各国様々な思惑の上で戦車を開発しているので、一つの理由では語れない。 旧ソ連は第二次大戦中のドイツ戦車へ対抗して開発した、JS3・JS4と言う重戦車を戦後も運用していた。 一説には、戦車にスターリンの名前をつけたために、スターリンの在任中は常に強力な新型を開発し続けなければ ならない状況にあったと言う。 最終的には、JS4の改良版として、JS3の設計を取り入れたT10を運用する。 が、フルシチョフ政権下でミサイル万能論が台頭したことや、成形炸薬弾の改良(BMP-1の低圧砲ですら、西側の主 だった戦車を撃破可能になった)などで重戦車は不要と判断されるようになった。 その後、ミサイル万能論の衰退もあって通常タイプの戦車は発展継承された。 西側については、M26・M46などの中戦車やセンチュリオンの総合性能が必要レベルに達しているとの判断で一旦 は重戦車を不要と考えるようになっていた。 が、英国の駐ソ連大使館からJS3を過大評価した情報が入ったことから、対抗上、重戦車(M103とコンカラー)を 開発・配備し続けた。 その後、米国ではさらにソ連戦車の性能を誤解し、もはや通常の戦車では対抗出来ないと判断して、ミサイルも 発射可能な主砲を装備した戦車の開発に傾倒する。 (M103は海兵隊に回された後、御役御免) イギリスはコンカラーとセンチュリオンを統合する新戦車チーフテンを開発して、更新した。 なお、イギリスのセンチュリオンは重巡航戦車、戦後は砲戦車。 コンカラーは重砲戦車であり、イギリスは 中戦車と言うカテゴリーの戦車は運用していない。 アメリカ・西ドイツは開発に失敗して採用することは無かったがMBT70(米での名称)と言うMBTを開発して既存 の戦車を更新しようとしており、こちらもMBTを作ろうとしている。 ちなみにイギリスの砲戦車は「GUN TANK」を和訳した結果だったりする。 実はガンタンクは実用化されてるんだぜ!! と言うのは間違いじゃない。 (603 902) FCSが発達した現代戦車において、乗員――特に戦車長と砲手に求められるスキルは、それぞれどんなものなのでしょうか? FCSが発達してても戦車操縦の基本となる教練は普通に行われる 自動操縦とか機械が補佐してくれるからといっても、航空機パイロットが航空力学とかを しっかり勉強しなければならないのと同じ なので、「基礎」となるべき部分は大昔の戦車操縦の教習とあまり変わっていない (現在はそれに、電子機器の使い方とかが加わるだけ) 特に、照準器の見方や距離修正の仕方、ミル(シュトリヒ)の計算の仕方なんかは必須 (FCSが故障するなどして自働計算無しで、手動で射撃とかする場合に必要になるだろう) ちなみに戦車兵(陸自の機甲科)は戦車長・砲手・操縦手・装填手、全員が全く同じように 戦車の操縦と戦闘に関わる全部の教科は全く同じように受ける なので、戦車長のやり方をしらない砲手とか、操縦の仕方がわからない戦車長なんてのはいない 誰がポジションを交代してもちゃんとやれるように訓練される で、現在の戦車の操縦方法なんだが、万一戦車を奪ったり盗んだりして悪用されると困るんで 詳細な操縦や操作の仕方は普通、一般には公開されない(一部分的には知れる事もあるが…) 特に操縦手が戦車をどうやってエンジン始動させ、前進後退方向転換・超信地旋回とか 行うかに付いては秘匿されている (しかし、旧世代戦車の操縦と建設重機の操縦はほぼ共通だったりするので、建機の操縦の 免許持ってる人は古い戦車を動かす事も出来ないわけじゃなかったりする) 少なくとも日本国内に関しては、自衛隊は90式戦車や74式戦車の操縦方法について 詳しすぎる事は教えてくれない(知ってる人も多分、言わない 良識がある限り) 海外では別かもしれないが… あと、旧世代の戦車の操縦方法とかについては結構マニュアルが(再版されるなどして)出回ってる事があるので 知れたりもするけど (604 155) 歩兵が直接戦車の上に乗って移動するのって、正式な移動手段として考慮されてたんでしょうか? こんな感じでhttp //viploader.net/bg/src/vlbg004046.jpg 日本陸軍の用語では「跨乗」という。 用語があるくらいだから、当然考慮はしてた。 基本的にはトラックやAPCが無い時の代用です タンクデサントもこの代用処置を国家単位で行った物と考えることが可能です ただし、戦車ではありませんが突撃砲の随伴歩兵などは車上に搭乗して移動する事になっていたようです これは停車中に部隊の兵士が登って記念撮影してるとこで移動するために載せてるんじゃない。 戦車上に人を載せて移動することは普通は推奨されず禁止される場合もあった。 操縦手や車長の視界を妨げるし、砲塔の旋回も危なくてできないから砲撃のじゃまになる。 なにより戦闘になれば敵は戦車めがけていろんなものを撃ってくるから載ってる人の命が危ない。 ソ連で戦車に人を載せたのはドイツのハーフトラックのような戦場を移動できる兵員輸送車がなかったから。 そのかわり損害は出ても戦車とともに迅速に兵力を投入できるし、戦車への敵歩兵の肉薄攻撃を阻止することができる。 (608 474-475) 戦車が森林の中で戦う事ってあまり無いの? ベトナム戦争みたいなのは歩兵ばっかで戦う事になるって事? 第二次大戦の「アルデンヌの森の戦い」がドイツ軍の奇襲になったのは フランスが「あのような森林地帯を戦車が通行することは不可能である」と信じていたから… というのが一般に言われるが、実際はそんなことはなくて、フランス軍も森林地帯に戦車部隊が 通れるような道路があるのは分かっていた。 ただ一歩道を外れれば通行困難で、戦車一台ならともかく、歩兵や砲兵、補給トラックを 連ねた軍団が通過しようとすれば 大渋滞を引き起こすし、守る方からすれば道をトーチカでちょっと塞げば守れる。 つまり攻めるドイツ側にとっては圧倒的に不利で、まさか攻めてはこまい、と思っていたから。 一方ベトナム戦争では北ベトナム軍や解放戦線が未開のジャングルを根拠地として戦ったので、 米軍も歩兵や航空機主体で戦わざるをえなかった。 そうじゃない場合(ジャングル以外の平地や市街戦)では両軍とも戦車を使ってる。 つまり、戦車が未開のジャングルや森をばりばり踏み分けて戦闘することは、まあ有り得ないけど、 道路や集落なんかを含めた「森林地帯」で戦車が戦闘することはあり得る。 (321 631) 戦車が敵戦車を体当たりで撃破した事は有るのですか? WW2初期のフィリピン戦で、95式軽戦車がM3スチュアートを体当たりで横転させ、勝利を収めた例があります。 探せば他にもあるでしょう。 (317 903,909) 戦車ってどうやって目標が敵か味方か判別してるんですか? 米軍では敵味方識別装置(IFF)の精度を上げて誤射を減らそうとしていますが これは湾岸戦争での味方撃ちによる戦車の損害が思いのほか多かったからです それまでは戦車長が目視で識別していたのでもっと誤射が頻発していました 独逸あたりでは五号戦車がT-34系の特徴に良く似ていたため六号戦車に撃破されるという事もありました。 (313 三等自営業 ◆LiXVy0DO8s) 菱形戦車はなぜなくなったのでしょうか? ルノーFT17 http //ww1.m78.com/topix-2/renault%20ft17.html 第一次大戦末期に、このようなより効率的な形態の戦車が誕生したためです。 菱形戦車は塹壕線を突破するために超壕能力と超堤力を重視し、車体の全周を囲む履帯を備え、 武装として、塹壕内の敵を掃討するために車体側面のスポンゾン(張り出し)に機関銃や砲を搭載 していました。 しかし、実戦に投入してみると、サスペンションが備わっていないため、走破性と速度は低く、車内 からの視界は悪く、武装も死角が多いため、歩兵の肉薄攻撃に対応できないという欠点が明らか になりました。 これに対し、ルノーFT17のような砲塔型は、砲塔を旋回させることで、どの方向から迫る敵にも対応 でき、視界も確保しやすく、またきちんとしたサスペンションが備わっていた事で走行性能も高く、 以降の戦車の基本的な形となった訳です。 (632 924) 装輪式戦車は全然人気が無いのは何故でしょうか? 市街地だろうが荒れ地だろうがガンガン進んでいくのが戦車の嗜み。 圧倒的な重装甲と強力すぎる火力でほぼ無敵モードな最前線の兵器。 きれいに舗装された道路に特化した戦車なんて、最前線で使えなくて意味がない。 装軌戦車・・・戦場の花形、陸戦の王者、主力戦車などのメジャーなイメージ 装輪戦車・・・輸送性・軽量性重視、主力戦車の補間などマイナーなイメージ (304 595-596) キャタピラの幅が広いと良いことが多いと思うのですが、デメリットは存在しないのでしょうか? 幅の広い履帯(キャタピラの漢字表記、尚”キャタピラ”というのは 登録商標(一般名詞なら”トラック”と呼ぶ)は面積が広い分大きい わけで、その分重くなる。 当然ながら廻すのによりパワーがいる。 そして、幅が広くて路面と接してる部分が多いだけ抵抗も多く受けるので、 やっぱり動かすのによりパワーがいる。 あと、履帯の幅が広くなるということはそれだけ最大占有幅も広がるわけで。 貨車で運んだり船に載せたりする時により多くのスペースを食う。 貨車やトレーラーに載せると、荷台から履帯がはみ出してしまうことも・・・。 そうなるとホーム脇やトンネルを通れなくなったり対向車とすれ違ったりする ことが出来なくなったりするという不具合も出る。 ドイツのティーゲルⅠはそのせいで輸送する時は履帯を取り替えなくては ならなかった(当然、超重労働)。 どのくらいの幅が適切なのかは車体重量や速度性能といった面から逆算して 決める。ただアメリカの戦車みたいに「他の車両と共用させたいのでこの規格 で作るように」と、履帯の方が先行して決まってるという例もあるが。 (302 54) 戦車の上部機銃って、戦闘で常に使うようなものではないのでしょうか? 戦闘中でも砲塔だけで処理できる状況であれば、わざわざハッチを開けたりはしないのが普通ですか? あれは、対空用とかになってる。まあ車長が、周囲警戒のときに使う程度で、 戦車戦とかだと使っても主砲同軸に設置されてる機銃を使う程度。 イスラエル戦車など、わざわざ7.62mm二挺に増設(+砲身上に12.7mm)されているものが多い。 RPGなど、比較的近くに迫った歩兵制圧用。身をさらしてでも周囲の警戒優先だったので。 最近の対ゲリラ・市街戦向きのイスラエル軍車輌だと、身をさらさなくても車内から操作できる 武装のもの(全部じゃないが)が増えてきてるけど。 T-54にはついていた対空機銃は、T-55・T-62の初期型では「ジェット機相手では無駄」と廃止されたが、 それがヘリの登場により復活。今の攻撃ヘリほど遠距離から攻撃できず、また防御力も劣っていたので 12.7mmでも有効だった。現代のヘリに対しても全く無効というわけでもないし。 ちょっとこの辺は誤解が多いところだけど、戦車の場合、歩兵への対処は自由に旋回できる 主砲塔に積まれた同時期機銃で十分と判断されているらしく、RWSを搭載している戦車の例 は極めて少ない。 実際にイラクで活動している米軍のM1エイブラムスや、イスラエル軍のメルカバMk4の写真 を確認していただければ分かると思うけど。 リモートウエポンシステムは、戦車よりむしろ、砲塔を持たない装甲車や軽車両などに積まれて いる例が多いようです。 すでに書かれている通りだと思うのですが、念のため戦車に砲塔内部から 操作できるリモコン機銃(カメラ付)が搭載されている例。英陸軍のチャレンジャー2戦車 で砲塔上にみえるのがそうです。動画自体はイラクで沢山HESHを実射する機会が 得られた話。 (645 16-89) 戦車のフタが壊れて開かなくなったらどうやって出るんでしょうか フタって、上部ハッチの事か? 閉まらない、って事はあっても開かない事はまず無いが…… 一応別の脱出口はある (自衛隊板初質スレ109 834) ガスタービンはディーゼルに比べてスタートダッシュが速いと聞きましたが 「物による」「解釈による」 戦車用のディーゼルは過給してる。その面で排気タービンがおいしく動いてくれる領域までの加速が悪い物もある。 機械式でカバーすればこの点は改善されるが製造・整備面で問題が出てくる。容積的にも。 だから、軽い戦車に過給していない大排気量の内燃機関を使った場合はなかなか加速が良かったりする。 ガスタービンがスタートダッシュが良いと言っても、燃料を馬鹿食いさせながらアイドリングさせて居る場合に。と言う但し書きがつく。 (と言いつつ停止状態から始動させるのも、ガスタービンの方が早かったりもするけどね。寒冷地は特に。) (294 134) 戦車の砲口にライフル弾が進入するとどうなりますか? 砲身に銃弾が飛び込んでも爆発しないのは、砲弾の場合、 発射されてから信管が作動するようになっているから。 以下を参照されたし。 http //detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1327817998 (663 752) 戦車は何台一組で運用されるとか決まりありますか? 普通、戦車部隊は 3~5輌で小隊 数個小隊+本部1~2輌で中隊 数個中隊+本部1~2輌で大隊 という風になっている 軍によるが、例えば米軍だとM1A1が4輌で1個小隊になる。2輌ずつがペアで行動するので、 空軍の戦闘機運用にも似ている。 1輌だと、攻撃している間周囲が警戒できないとか、被弾時にカバーしてもらえないとか、 いろいろ問題が起きるし、野営時などには交代で見張りなどもする必要があるから、 1個小隊が行動単位になる。複数運用だと、攻撃している間に僚車が次の標的を 探すこともできるので、2輌の戦車は1輌だけの4倍働くと言われる。 (664 293-294) 戦車が登場した頃の対戦車戦術を教えてください。 野砲の直接射撃や肉薄攻撃。 後は普通の小銃をでかくしただけの対戦車ライフル。 因みにこのライフルは反動を軽減する機構が付いてなくて、ほぼ確実に肩を外すので 「2発しか撃てない」と評されていた。 対戦車濠、対戦車柵といったものも使われました。 当初の戦車は機関銃弾程度の防御力だったので、機関銃弾でも大口径高初速の徹甲弾だと 貫通することができました。大型手榴弾、集合手榴弾という手も効きました。 (294 761-762) 戦車の野戦整備って誰がどのようなことをするんですか? 整備兵みたいなのが随行したりして装甲を取り替えたりするんでしょうか? 国によって異なると思うが。戦車兵が履帯を取り替えたり、砲の掃除をしたり。 整備部隊は後方から付いていって脱落した戦車を拾い上げていく。 戦車は非常に故障率が高い兵器。 なので、故障したらちゃんと回収して修理しないと (もちろん、戦車兵が自力で修理できるならその場で修理する) あっという間に凄い数の車両損失数になる。 (撤退戦だと回収する余裕がないために損失がふくれあがる) (294 772-783) 戦車自体は動くのに、戦車兵が何らかの原因で足りなくなった場合はどうするんですか? 中隊本部から派遣したり他の故障車の乗員からスワップしたり手はいくつもある。 そこをうまくやりくりするのが中隊長のお仕事。 (294 名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE) 戦車の砲撃で顔を出した車長や周りの歩兵は爆風と砲炎にやられないのでしょうか? 当然やられる。 アメリカ軍かどっかの「歩兵は戦車の近くのこのエリアにいるとこういう風に危険」 っていう図がネットのどこかにあったはずだけど。 なので、砲戦が始まる前に歩兵は戦車から速やかに離れるのが鉄則。 まぁ「随伴歩兵」っつーても市街戦でもなければそんなにぴったりくっついているわけでもないが。 (除くタンクデサント) 車長は状況によりけりだが、本格的な戦車戦なんかの場合には、 とても頭を出している余裕なんてない。 (294 878) スウェーデンのSタンクみたいな、砲塔のない戦車が流行らなかったのは何故なんでしょうか? Sタンク(Strv103)は、“砲塔がない”というよりは”砲塔しかない”、「砲塔にエンジンとキャタピラが付いている」という コンセプトの設計なんだけどまぁそれはそれとして。 あの手の構造の「無砲塔戦車」は、移動目標に対応し辛く自分が移動しながらの砲撃(行進間射撃)ができない、っていう欠点がある。 なので、戦車の火器管制装置が進歩して「移動目標射撃ができて当たり前」的な流れになってくると顧みられないことに。 また、砲塔がなく車高が低い、のは敵弾に当たり辛いし発見もされ難いけど、自分も周りがよく見えなくなるし見通しが効かない、という デメリットがある。 戦闘の基本である「敵より先に発見し、敵より先に撃つ」が難しくなるわけだ。 そういう面でも不利なので、やはり「魅力がない」存在とされるようになった。 そういった欠点は技術の進歩でカバーできたと思うのですが。 移動目標に照準すると、移動先を計算して照準してくれるとか、 視界に関してはカメラ式にして高く伸ばせるアームの先に付けるとか…。 根本的には、車高が低くて砲塔も小さい、という方が、防御的には有利なのですよね? 小型砲塔の欠点として「即応砲弾を搭載するスペースが減ってしまう」ってのも大きい 戦車の砲弾は車体各所に分散して搭載されてるのが常だが、 砲に装填してすぐ使えるのは砲塔内部に積んでる奴のみ それ以外のは、戦闘中に取り出している暇が無い というわけで、砲弾切れになってしまうと困るので、砲弾搭載スペースは余裕があった方がいい ただでさえ、現用戦車の主砲は大型化して120ミリ前後なのが主流だし、つまり砲弾も大きく 搭載スペースを圧迫するわけだしね あと無砲塔戦車は、いくらカメラとかがついてても砲の向きを変えるには 車体ごと変えなきゃならないって不便さがどうしようもないからなあ 無砲塔式にして火器管制装置でフォロー、というのは、1970年代、冷戦の絶頂期に既にドイツがVT-1/2という 無砲塔戦車で完成させている。 これは「目標を定めて後は火器管制装置に任せれば、車体(砲身=砲口)が目標にドンピシャで合った時に 自動的に発砲してくれる」という優れたものだったが、よく考えなくても判るとおり、 逆説的に「自分自身(車体)が動いてないと照準が合わない」という根本的欠点があった。 無砲塔式はそのコンパクトさ(VT戦車は小さくもコンパクトでもないけどね)が売りの一つで、 地形障害に身を隠すことに優れている(ただし、上にあるように地形障害による「障害」も大きく受ける)のに、 自分から開けた場所に出て走り回らないと移動目標に十分に対応できないわけだ。 これが砲塔式の戦車なら、多少目立ちやすく発見されやすい代わり、砲塔動かすだけで移動目標に 簡単(でもないけども)に対処できる。 ということで、高度な火器管制装置を要するわりには優位性がない。 むしろ、「その火器管制装置砲塔式の戦車に積めば更に便利じゃね?」ということになって、 無砲塔式の優位性やメリットは全否定、ということになった。 (675 194-199) 戦車の同軸機銃って銃身過熱した場合、車内から銃身交換する事は可能ですか? 大概は出来る。 一旦マウントから外さないと銃身が外せないやつもあるが・・・。 戦車用の車載機銃は長時間射撃と耐久性を考慮して、頻繁に交換しなくも いいように銃身が肉厚に作ってある。その分重くなるけど人が持ち歩かないのでOK. (288 753) 戦車の野戦整備って具体的に何をするんでしょうか? 戦車は「壊れる為に動いてる」なんて言われるくらい無理の多いメカ なので、走ってるだけで各所がイカれる。 戦車に限らず重機の類は動かしたら必ずオイルフィルターの清掃と各所の グリスアップが必要。それも1箇所や2箇所ではない(最近の重機は比較的 メンテフリーになったがモノによっては百ヶ所くらいあるぞ)。 戦車の場合は切れたキャタピラを繋いだりエンジンの煤を取ったり、トランス ミッション調整したりといった作業が加わる。 これに加えて戦闘後は主砲砲身を清掃したり空薬莢捨てたり機銃のメンテナンス したりしなきゃならん。 あと当然弾薬と燃料の補給。戦場だと手回しポンプで燃料入れなきゃならなかったり する。数百リットルをね・・・。 とても一人では出来ません。 アメリカのM1A2エイブラムスの場合、戦闘行動時は稼動状態にもって行くのに 一日当たり25マンアワー(1マンアワーとは人間一人が1時間働く事)は最低必要 と言われる。 つまり一人でやったら一日動かすのに丸一日整備しなきゃならんわけだ。 (288 796) ディーゼルの戦車はガソリンエンジン搭載のそれと比べて発火しにくいと言われますが、どの程度のものなんでしょうか? 軽油といえども、エンジン回して加熱されていたらすぐ火が付きそうなんですが…… 引火の話だと思いますが。 引火点はガソリンは-40℃、寒冷地でも火が付きますが、軽油は50℃以上、 あらかじめ加熱してやらないと発火しません。被弾時火災の危険性は全く違います。 (684 system ◆systemVXQ2) 火のついたマッチを落とした程度では燃えないが、榴弾の爆発や搭載した砲弾の誘爆の温度では着火する。 実際にT-34以降の戦車でも炎上した例は多いわけで。 (684 493) 一人乗り戦車って作れないんですか? 自動装填装置のない戦車は一人では「操縦しながら砲に弾を込める」ことができない からどうしても一人では無理。 もう引退してしまったがスウェーデンのStrv103という戦車は乗組員が 操縦手兼砲手+砲手兼指揮官+無線手兼補助操縦手 という構成になっていて、 その気になれば一人で操縦+砲撃が出来た。でもこれはまぁ例外。 実際一人乗りの戦車を作ることは不可能ではない。 だけど一人では基本的に前しか見えない(運転中に余所見は危険)ので、 横や後ろが見えない。となると、隊列が組めなくなるし死角が増えるので 不意打ちをくらいやすくなる。 あと、戦車の部品は重いので、一人では整備が出来ない。 戦車は飛行機のように毎回任務が終わったら基地に帰ってくるわけではないので、 どうしても乗組員が野外でメンテナンスしなければならず、一人乗りにすると それが不可能になる。 (283 65) 戦車砲を撃たれてた場合、回避する方法はありますか? 警戒装置と連動させて、例えばレーザーで測距された時に、それに反応して警報を鳴らし、 煙幕弾を発射すると同時にレーザーが来た方向を示す、さらにその方向に砲塔を自動的に回す仕掛けはあるようです。 ついでに、戦車の操縦手の視野は狭いので、可能な状況ならハッチを開け、座席を上げて 頭出して運転することもあります。 あちこちにレーザー感知器を貼り付けてます。攻撃ヘリとか装甲車とかも それなりに予算取れる国なら付けてます。レーザーは空気中では散乱するので、 直撃しなくても感知できるようです。 かなり予算取れる国なら、ミリ波レーダー探知機なんかも付いてます。 (690 system ◆systemVXQ2) 戦車を撃破するとき、ミサイルとAP弾を撃つ戦車砲を比べたらどちらがどのように優れているか教えてください KEミサイルは大型のため搭載数が限られます。また高価です。発射してから加速するまで距離が必要ですし、 弾道が安定しないと目標にロックできません。このためどうしても最低有効距離が生じ、それ未満では使えません。 逆に距離が離れても速度、精度が低下しにくいので遠距離目標には有効です。ただし誘導が必要な以上、 それに対する妨害が可能となります。 砲弾は逆であり、安価、小型のため多数搭載できます。ゼロ距離でも有効ですが、あまり離れると威力が落ちます。 一旦発射されると妨害はたいへん困難です(アクティブ防御でもAPFSDSに対する有効性は疑問~限局)。 (280 206) 史上初の戦車戦はいつ、どこで起こったのでしょう? 史上初の戦車戦は、1918年4月24日のヴィレル・ブレトニューの戦いであったといわれています。 1918年4月のドイツ軍のアミアン方面への侵攻に際して、ドイツ軍では 14両のA7Vを準備し、これを3つのグループに分けて投入しました。 このうちの第3グループの3両がカシィ方面に進出した際に 英軍のフランク・ミッチェル少尉の指揮するMkⅣ菱形戦車に迎撃され、1両が撃破されました。 しかし、その後進出した英軍のホイペット戦車は残りの2両のA7Vに逆襲されて 7両中4両が撃破されてしまいました。 ミッチェル少尉は更に別のドイツ軍戦車に襲い掛かりますが、迫撃砲弾で履帯を 破壊されて戦車を放棄します。 この後ミッチェル少尉は戦功十字勲章を授与されたとのことです。 (110 名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE) 1937.3.12.、Spain内戦のGuadalajaraの戦いで、黒焔師団のL3軽戦車と対峙した 政府軍第11師団のT26B、BT5によって、L3軽戦車11両が破壊されたのが嚆矢 ではないか、と思います。 (110 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 戦車のバースト射撃とはどいうものでしょう? 戦車でバースト射撃(点射)っていうのは、車長、もしくは部隊指揮官が指示した 目標を「撃ち方やめ!」って言われるまで撃ち続ける、という射撃行動のうち、 何発か撃っては弾着を確認し、照準を修正したりしてまた何発か撃っては… といった一連の行動の一ループだけをすること。 これを「点射」と呼ぶ。 富士総合火力演習で流される射撃時の隊内無線を聴いてると 「目標、*段山の中腹の敵戦車ー。弾種徹甲、撃ち方始めー! DOM! 命中ー、撃ち方止めッ!」 と言ってたりするが、これがその点射行動。 (264 281) 戦車とかの操縦をする人は何処で訓練してるんでしょうか? 実車の操縦訓練の時間が余り取れないのでシミュレーターで訓練している 米軍のFPSゲームはそれらを民間用にアレンジして外貨に換えようとしたもので 戦車用の物は日本の大型筐体ゲームにそっくりで操縦席や戦闘室を再現している 実弾を撃たずに済むので専ら習熟訓練に使われるようだ 勿論実車・実弾での訓練・演習もきちんとやっているけどシミュレーターは安上がりだし 室内でも出来るから重宝されている。 (261 三等自営業 ◆LiXVy0DO8s) 乗員一名の戦車ってありますか? 一人乗り戦車は、1925年、陸軍少佐のSir George Martel(後に陸軍中将)が 自分の家のガレージで、旧式のMaxwellの自動車用、後輪用車軸をフォード のトラック用など、種々の自動車部品を使って試作した、Morris-Martel Tankette が代表的です。 試作品は自動車メーカーのMorrisで4両製作され、1926年3月に完成しました。 うち、3両は一人乗りでしたが、操縦しつつ機関銃を扱うのは難しいとして、2名乗り に変更されました。 これが後のCarden-Loydに繋がる訳ですが、Carden-Loydも試作車(兵士の上半身 剥き出し)→Mk.I(それじゃ狙撃されるでしょ、と言うことで、乗員周りに小型防楯3枚と 軽機関銃を搭載してみた)→Mk.I改(装軌式だと速度が出ないので、左右に1輪ずつ 大径の空気タイヤ付車輪と後部に1輪の操舵輪を付けてみた)→Mk.II(ボギー式転輪 をMk.Iに付けてみた)→Mk.III(Mk.IIにMk.I改の走行装置を付けてみた)と発展し、やっと、 二人乗りの豆戦車に繋がっていきます。 他に、Crosleyが半装軌式のものを製作していました。 (148 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 戦車の主砲の死角はどうしてるの? 戦車の死角をカバーするのは歩兵の役目です (58 120) 戦車って自前で弾は何発くらい搭載しているのですか 砲弾が大きくなれば、携行量は少なくなる 車体が大きくスペースがあれば多くなる 時代にもよるが主砲弾が30~60くらい (58 123) 林源文氏の漫画に、戦車のサーマルジャケットは砲身のたるみを増すだけで意味が無い、と書いてありました。 無意味ならなんでつけたままなのでしょうか。 現代の戦車は、砲身の熱による歪みも補正して照準してるはず (60 256) 昔の戦車って戦車長用に簡素な照準器がついてるってことは、戦車長も砲塔回したり発射したりできるんですか? 基本的にできません(車長が照準手を兼ねる場合を除く) あくまでも非常用だったりします>間接照準器 (60 688) 砲塔回せる奴はあるけどね。 手動旋回だと、旋回ハンドルが重かったり、何十回も回さなきゃいけなかったりして、 いざって時には車長も砲手を手伝って旋回ハンドル回す訳ですわ。 それ用のハンドルが車長のシートにもついてる場合があります。 基本的には車長には指揮に専念して欲しいですね。 (60 697) 戦車が演習とかで汚れた場合 後で洗車とかってするんでしょうか もちろんきれいに洗車して車庫に収納します。 泥汚れが残っているとさびや故障の原因になりかねませんので。 (61 153) 戦車が撃った後の薬莢の行方は? 室内にゴロンっていうイメージなんだけど 最近の120mm砲弾は、(鍋のふた)のような、底部のみの薬莢だよ。 (62 476) 「90式」の場合は、自動装填装置が付いていて、 ベルトコンベヤーのような機構が、後ろから出てくるので、 抜く必要のある場合でも、少なくとも『ゴロン』と言うことは無い。 (62 477) 車種によっては、砲の尾栓の下あたりの位置に、排莢バスケットがあって、ここに受け止める。 また、装填手が受け止めて、砲塔側面にある排莢用ハッチから車外に捨てるというのもある。 {(62 479) 最新鋭の戦車は車内の砲弾が誘爆しても爆発が外に抜けるので乗員への被害は無いと聞きました。 どのような構造になっているのでしょうか? ブローオフ・パネルといって、砲塔バスル(砲弾を格納する場所)の 天井がわざと吹き飛びやすいように弱く作ってあります。 また、居住区との間にも当然装甲があり、砲弾を出すときだけ 小さい扉を開けます。 (62 社聖 ◆DASH/8Egy6) 砲弾の先は外に向いた状態で格納されているのでしょうか? 日本の「90式」と、フランスの「ルクレール」は、前方を向いています。 アメリカの「M1」と、ドイツの「レオパルト」は、後方を向いています。 (62 818) 戦車の「ダックイン」と「ハルダウン」はどう違うのでしょうか? どちらも、物陰に隠れて、車体は隠し、砲塔だけ露出させている感じで、違いが良く分かりませんでした。 ダックインではなく、正確にはダグイン(dug in)とは、穴をを掘って車体を隠すこと。 ハルダウンは稜線に限らず、相手から見てこちらの砲塔だけが見えるような位置取り。 地形の起伏でも良いし、茂みでも良いし、平地であれば溝を掘ってこれを利用することもある。 ダグインに近い感じになりますな。さらに砲塔まで見えないようにするとタレットダウン。 ペリスコープの頭だけ出して、周囲を観察するわけです。 (703 system ◆systemVXQ2*一部加筆) 戦車って、砲弾や燃料、潤滑油や冷却水以外にはどのようなものを積んでいるのでしょうか? ウ~~~ン・・・・ 簡易トイレは機銃の弾薬箱や砲弾の空薬莢が一般的です。 防弾ガラスは車内に交換用が多数あります。 戦闘糧食は戦車兵用が一日分だったかな? その他、飲料水(白線表示)に被服類なども・・・ バケツも積んでますね。もちろん工具類もで簡単な修理は 自分達で行います。生命に関わるからね。 大日本絵画でそのあたりの本が出ております。 (55 一等自営業 ◆JYO8gZHKO.) マズルブレーキって、反動をキャンセルする力も砲弾に与えれば射程や貫通力が上がるのではないでしょうか? マズルブレーキは、装薬のガス圧を利用して駐退機にかかる反動を弱める装置なので その力を砲弾にあたえることは出来ない。 砲弾を撃った場合、作用反作用の法則で力が戦車にかかるが ガスを車体側に向けることにより、前方に力をかけて反動をキャンセルする。 (56 180) ブレーキなしで砲身長の限界を考えたうえでオプションにブレーキをつけているといった感じですかね 確かにマズルブレーキはムダといえば無駄な長さですが、それなしだと 駐退機に大きな反動がかかり、それを支えるために砲の構造全体が大きく、 重くなります。特に重量、サイズの厳しい戦車砲でそれは無理。 で、マズルブレーキで逃げることで、少しでも大口径、高初速の弾を撃てるようにしましょう、ってことです。 (56 206) なぜ連装砲を積んだ戦車は作られなかったのでしょうか 多砲塔戦車の時代にすら連装は無かったみたいですが・・・ 車内のスペースが足りない。 連装にすると砲の数だけ装填手と射手が要る。 (56 581) 戦車とは違いますが、自走迫撃砲では連装が流行りつつあります。 面制圧のために一時にたくさんの弾量を撃ち出したいこと、 自動装填装置の発達で連装にしても人員が増えないこと、120mm迫撃砲程度だと、 連装にしてもスペースや重量が実用可能な範囲に収まることなどが理由です。 (56 584) オーストラリアで第二次大戦中に製造されたセンチネルIV戦車の一部に 25ポンド砲2門を連装で搭載したものがあります。 また、センチネルACI戦車にも、2ポンド砲を2門連装で搭載したものもあります。 (56 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 東側の「T」で始まる戦車をぼろくそにいうけど、メリットってないの? 湾岸戦争でT-72がワンサイドでボコられたからです。西側諸国が新たに 金だして購入するメリットは有りません。冶具や部品も有りませんし。(です から、韓国の行動は謎なのですが) 旧東側の兵器体系で整備している国は、それなりにメリットは有ります。 (57 295) 逃げながら砲塔だけ後ろ向けて打つことって可能ですか その場合命中率とかは落ちるんですか 逃げながら撃つことも可能ですが、移動しながら撃つと命中率は(現在の技術を 持ってしても)極端に落ちます 大戦からベトナムぐらいにかけての戦車は、撃つときには停止するのが基本でした (例外多数あり) (58 118) 落とし穴で戦車はやっつけられますか? やっつけた例は多数あります (51 748) 落とし穴はWW2~現代戦でも実際に使われた例のある戦術 ただし、実際に擬装した落とし穴に引っかかった戦車・装甲車はほぼ存在しない というか、少数例 多くは対戦車壕って言って、戦車の進行を阻害するために 戦車が越えられないようなくらいの幅の溝を掘るもので、「落とす事を目的にした罠」ではない ただ、戦闘中で回りが見えにくくなってる戦車が誤って壕に落っこちる事例は結構ある で、現在の戦車・装甲車は装軌・多装輪の溝を越える能力はかなり大きい 半端な幅の穴なんか楽々越えて通行してしまう なので、よほどの幅の落とし穴で掘らなきゃならないし それを擬装するのもまた大変な作業になる…ので、落とし穴を仕掛ける側の労力が 割に合わないし、設置してる暇は無いことが多い それよりも設置が簡単な対戦車障害を使ったほうが早く済むし効率がいいしね (創作スレ54 537) 戦車の説明で出てくる「ハンターキラー能力」ってなんですか? ハンターキラーとは索敵を行う者と攻撃を行う者が連携することを言う 戦車においては車長と砲手がそれぞれ索敵と攻撃を行う (俺初質スレ2048 891) 戦車や装甲車にNBC防護機能が備わったのっていつ頃ですか? 第二次大戦中既に、毒ガス戦を考慮してベンチレータにフィルター取り付け可能な戦車がある (俺初質スレ2048 979) 戦車の弾薬はどこに収めているのが普通なんでしょうか? ロシア系の戦車は砲塔の下。 (俺初質スレ2050 91) 西側で砲塔後部に置くのは即応弾だけで、殆どは車体に置いてると思う。 90式戦車の場合は砲塔後部の即応弾が8発(自動装填装置)、車体右舷前方に32発(人力で砲塔後部に移動) (俺初質スレ2050 94) 戦車のエンジンがガソリンエンジンからディーゼルエンジンに移行した時期って国によってマチマチですよね。 それぞれ移行時期と理由(逆に、ガソリンエンジンに拘り続けた理由も)を教えてください。 戦前からディーゼルエンジンを使っていた日・ソを除けばWW2の戦車はガソリンエンジン の車両が多かったわけですが、その理由として、 技術的に大出力ディーゼルエンジンが開発できなかった。 エンジンを航空機用エンジンなどから流用していた。 兵站の都合上燃料を統一する必要からガソリンエンジンを使用していた。 といったことが挙げられます。 ガソリンエンジンは航空機用などで実績があるため、信頼性などの理由などから 戦車に用いられてきたわけですが、ご存知の通り被弾時に気化した燃料が誘爆する ことや、点火系がない分部品点数が減らせる事・構造的に頑丈であることなどから ほぼディーゼルエンジンに切り替わりました。 移行時期ですが、 米国→1964年制式化のM48A3から(注:戦中にディーゼルエンジンのM4A2を製造している) 英国→1963年制式化のチーフテンから ソ連→1939年制式化のKV-1から 日本→1934年制式化の八九式戦車乙から 独→戦中には実用化できず。空白期間を置いて1964年制式化のレオパルド1から 米・英ともいわゆる戦後第二世代戦車でディーゼルエンジンに移行しています。 これは戦後第一世代戦車が戦中の重戦車の改良型といえる戦車で、新エンジン開発に 手が回らなかったためと思います。 日本戦車が早期にディーゼルに移行したのはガソリンの確保が航空機用で手一杯で 戦車まで燃料がまわらなかった為という情けない理由とか…。 (63 名無し軍曹) 日本→燃料費節約が第一の目的で、1935年より中戦車をディーゼル化。 フランス→1936年、試験的に採用(FCM36)。 ソ連→1938年、BT-7Mに採用。スペイン戦争、ノモンハン事変などの戦訓から、発火 しにくいディーゼルを採用。 イタリア→1939年、M11/39より採用。被弾、故障時の発火事故防止が目的。 英国→1940年、MatildaII、Valentine戦車で採用。以前の航空機エンジン転用が、航空機 生産のために足りなくなったので、ディーゼルを採用。 ドイツ→1944年、Mouseで採用。生産ラインの乱れを嫌ったため、最後までガソリンを使用。 米国→1938年のT5戦車以降併用。 但し主にガソリンエンジンを使用し、ディーゼルは比較的少ない。 (63 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 戦車の砲塔前面に布みたいのが被せてあるのって何か意味あるの? 実際に文献等で言及されている所を見ていないので予想でしかないが、 砲の可動部や隙間に砲弾の破片などのゴミが入らないようにしているのだと思う (俺初質スレ20501 399) 第二次世界大戦後の戦車から付けだしたようだね そして最近になるほど覆う範囲は小さくなっているようだ (俺初質スレ20501 406) 戦車の車長の視界確保は永遠の課題だと考えますが、強化防弾アクリルで半円形のキューポラを搭載すれば360°全てが視界可能ではないのでしょうか? アクリル部分の耐弾性がどうあがいても劣るんで、WW2のドイツ軍よろしく戦車長の戦死が相次ぐのがオチ 360°視野を確保したいなら素直にカメラを使うのが現代の嗜み (俺初質スレ30501 268) 戦車のフェンダーと泥除けってどこの部分のこと? キャタピラの上の部分 (俺初質スレ434 264) 戦車は、今でも自走での長距離移動はまず無理? まぁWW2当時の平均だと、20㎞ぐらい自走させると、おもにギア関係が、戦車の重量に耐えきれずに壊れるんだ 今の戦車は、条件にもよるが、60㎞ぐらい自走しても壊れないレベルにはなっているらしい (俺初質スレ436 465) ※スレの流れから、WW2時代の質問と思われるため「WW2当時」と修正 いや、今ならギリギリだけど100~200までならなんとかなる (俺初質スレ436 466)